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Leszno Cup 2021 フライト編 day5 フライト編まとめ
Team Maru-WGC
(2024/12/25 18:57:23)
Leszno Cup 2021 フライト編 day5 フライト編まとめ (2022/2/13 21:30:53)
9日間の競技日で成立3日、最終成績は24位、得点率76%でした。
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Leszno Cup 2021 フライト編 day5 フライト編まとめ (2022/2/13 21:30:53)
2021/08/21 day5
239kmレーシングタスク 西に行って、南東に行って、帰ってくるタスクです。
前線は北に残るものの、少し離れてくれて、24時間QNHも5hpa上昇して高気圧に覆われてきました。
15:00以降、雲が広がってしまう予報になっており、アーリースタート予定です。
離陸前12:00 の空 晴れて、積雲だが、まだしっかりしていない |
トップ1100m程度、13:10 にガグルとスタート。第一レグは悪くないフライトでした。
第一レグ後半から活性化しており、少し遅れてスタートしたほうが結果的には良かったです。第2レグ中盤で6分後のスタートの集団に追いつかれました。
第2レグ後半、レシュノのアビームを通過して東にいくと、ストリートは無くなり、ブルーにパフが点在するようになり、リフトの間隔が広がり、弱くなりました。トップが1100mと高くないので慎重に行動する必要があります。ガグルは左にオフトラックを選択、結果としてはこれは良くないルートでした。さらに第2旋回点の手前でガグルが二手に分かれ、私の選択したルートはリフトが良くなく、AGL300mまで下げる失敗になりました。
なんとかリカバリーできて、第2旋回点をターン。最後は2.4m/sの良いクライムを見つけられて、97km/hでフィニッシュ。22位、得点率
70%。トップのLukaszさんは117km/h
でしたので、スコアとしては芳しくありません(ショートタスクは一つの失敗が大きく響いて回復できないので、とにかく失敗しないようにする必要があります)。第2旋回点手前まで一緒に飛べていたCentka先生は7分早く102km/hでフィニッシュ、後ろから追いつかれたBogdanさんは第2旋回点手前で分かれて良いのをつかみ、107km/hでフィニッシュできているので、これらの方と同タイミングでフィニッシュしたかったところです。最悪(リスタート)は回避できたこと、低いところから良い上がりを見つけられたこと、ラストクライムはガグルの横で良い上がりを見つけられたこと、といくつか良いことはありました。
明日最終日です、予報はイマイチですが、もう一日練習できる可能性を信じて準備します。(気が早い人たちは明日はコンペはできないだろうと、すでに本日分解して帰途についています。組立をお手伝いいただいたBerndさんは本日分解して、帰宅されました。Berlinの近くなので、4時間ほどで到着するとのこと。)
2021/8/22
予報通り南西から別の前線が接近
サーマルトップ予報も上層雲に覆われることから厳しいものになっています
オーガナイザーはグリッドして12:00まで待機の指示を出しましたが、残念ながら予報通り寒冷前線の接近でキャンセルになりました。
オーガナイザーがグリッドを支持するも、すでに分解済みなのでトレーラーをグリッドする方 |
9日間の競技日で成立3日、最終成績は24位、得点率76%でした。
・Ventus 3M 分解方法
- トレーラー胴受けに乗せるために軸線をあわせるために機体を一人で動かすのは非常に重い(413kgあります)ため、かなり難しいので、トレーラーを動かして軸線をあわせた方が楽です。
- トレーラー胴受けに機体を乗せます。ラダーが動いて機軸がずれてしまうので気をつけながら乗せます
- ギアアップして、Flarmアンテナを外して(重要)、胴受けを一番下まで下げます。ウイングスタンドを入れます(両翼)。エアブレーキロック解除、フラップ0
- 水平安定板をはずします
- ウイングレットを外します。
- 外翼を外します(どちらからでも良い)
- 右翼から外します(かなり重い)
- 左翼を外します
周りの方に手伝って頂いて機体を分解(雨を危惧して急いで分解したので閉会式出れず)、アパートも撤収して機体返却の陸送に出発しました。返却も900kmの道のりになりますので、大会が早く終了したことから、最終日の夕方のうちに250kmほど
ポーランドとドイツの国境近くの高速道路サービスエリアのホテル(往路で目をつけていたホテル)
まで陸送することにしました。丁度出発する15:30ごろに寒冷前線が到着、雨が降り始めました。
途中グライダートレーラーとすれ違いました、コンテストナンバーから見るに、おそらくフランスで開催されていた世界選手権クラブクラスのポーランドチームの機体だったようです。
翌日は残り650kmを距離を陸送して機体を返却します。(返却日はシュンプヒルト社が休業日なので、シュンプヒルト社近所の滑空場に機体を返却予定です)
フライトのまとめ
- 落ち着いては飛べている、不用意に焦ったり、パニックになることは少なかった
- 上昇もガグルではついて行けている、確立されているリフトにエントリーして回る分には同じように上がれる。上昇はVentus3のほうがJS3より楽に同じように上がれていると思う。
- サーチが必要なサーマルではサーチの段階で差をつけられてしまう。センタリングをもっと早める必要がある。これは一人で飛んで、自分でリフトを探す練習をする必要がある(とくにセンターが分かりづらいリフトの場合)
- リスク分散のためガグルを見過ぎたか?リスク分散するレースが多かったので仕方が無いが。。最終日は積雲のしっかりしたコンディションになったため、アタックする人たちはレイトスタートをかけてアタックしていた
- 選択の必要な際は、決めることは出来ていたが、安易な決め方をしていた
- パイロットイベントマークスタート(start period)、スタート高度速度制限、フィニッシュリング高度制限などの最近の競技会プロシージャーを練習できなかった(競技会に要素として取り入れられてなかった)
目標に対しての結果
1.
判断ポイントを明確に、迷わず決める、とはいえ、決めた判断にとらわれすぎない、固執せずに判断を更新し続ける
→ 迷わず決める、は出来ていたが、根拠不確定なまま決めていたところがあった
「判断の更新」については更新するまで長い思考を必要とするシーンが少なかった(トップが低かったため)
2.
成功したら一度喜んで、その後は淡々と次へ(油断大敵)、判断をポジティブに保つ。失敗したときは切り替える
→ これも引きずるほど長いところがなかった(トップが低いので失敗したら終わり、だった)
3. 高いところを飛ぶ
→ できてない。
4. 悪条件時はリスクマネージ
→ リスクマネージは出来ていた。が判断基準をガグルに求めすぎていた。明るい空が見えいていて、Flarmにも写っていたのだから目視で見えなくても試す必要はあった
5.
コンディションが悪いときはとにかくフィニッシュ、諦めずにすべての方法を試す。今が良いからと安易に考えずギアチェンジ、とはいえギアを下げすぎないように
→ フィニッシュ2回、エンジン使用2回
6.
失敗したときは、深呼吸して、気持ちの切り替え。あわてず、あせらず、あきらめず。
→ 慌てるのは無かったと思う。コンピューターのメッセージ機能でリマインドさせた
7.
前の空を見て、マクレディーを切り替える、クルーズ速度160km/h以上をキープ
→ マクレディー切り替えは出来た、ただ、練習日のフライト、一人になってからのクルーズ速度は遅かった。高いマクレディーっをセットしてで飛ぶ
8. 強い条件でのクライムの探求、ハイスピードでのコース取り
→ 今回は無し
9. バグワイパーで翼をキレイに保つ
→ バグワイパーは使えていた。コンピューターのメッセージ機能で、タイミング毎に使うようにした
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