ホーム >> RSSセンター >> 空中衝突後の回復操作

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link Japan Virtual Soaring Club Japan Virtual Soaring Club (2024/12/24 14:08:32)

feed 空中衝突後の回復操作 (2022/2/27 23:42:12)

さて、残念ながらKGC 2022において衝突事故が何件か発生しており、この事態を事務局としては憂慮しております。

スカイスポーツでは当然の事ながらCondorにおいても安全なフライトを行うことは絶対条件として皆さんわきまえておられると思います。しかし、時としてぎりぎりのところを攻めていると不幸にも空中接触をしてしまうことがあります。以下、そうしたときの回復操作について記しますので、みなさんこの手順を頭に留め置いてください。ぶつけられたほうはとんだ災難ですが、高度損失はあるもののタスクの継続はできますので冷静に対処いただければと思います。また、ニアミスをしてしまったとき、衝突してしまったときは即Sorryのメッセージを入れましょう。その一言が大切です。上級者は危険フライトを見かけたときは危険回避しつつ注意をしてあげてください。初心者は自身の技量に合わせたフライトをよろしくお願いします。

それでは以下、解説を進めます。
Condorのタスク設定画面では以下のようにAllow mid-air collision recovery(空中衝突時に復活可能)をオンにすることができます。オンラインサーバのタスクではほとんどのものがこの設定になっていると思います。

このような設定になっていると、自分が斜面に激突したり、Vneを超過して空中分解した場合など自損事故の場合は回復できませんが、空中衝突してしまった場合にはQキーを押すことで奇跡の復活を行うことができます。ただ、少し手順があるので冷静に対処をしてください。

1.空中衝突して機体が破損したときは操縦装置の操作ができなくなると同時にExternal(外部)画面に移行します。

2.こうなった場合はまずF1キーを押してCockpit Viewに戻ります。

3.ここでQキーを押すと機体の破損が修復されて飛行状態に戻ります。

思わぬ方向からぶつけられたときは自分の機体がひらひらと落ちていくのを見て、これは幽体離脱かと思うのですが、その際には冷静にF1キー、Qキーを順番に押して奇跡の回復を起こしてください。斜面にへばりついて飛んでいるときには間に合わないかもしれませんが、サーマル旋回中であれば何とかなると思います。

なお、空中衝突しても機体が破損しないでそのまま飛行を続けることができることもあるので、あっと思ったときはSorryのメッセージを入れることを忘れないようにしましょう。衝突するとガシャーンという音が聞こえるので分かります。近くにいる機体にも聞こえています。このとき、ぶつけられたのに何の謝罪もないとF1、Qキーを押している間、パイロットはとても悲しくなることを覚えておいてください。

以前に雲底2,000m程の強力なサーマルがでているタスクに参加した際に、スタート近くで結構な数の機体のガグルの下の方で回っていたら、突然バーンという音とともに上空から片翼もげた機体がガグルの中心部分にひらひらと落ちてきたことがあります。これは正直肝を冷やしました。こんな事故で下を回っていた機体に次々と衝突してしまったら目も当てられません。

上級者は危険なフライトを見かけたらチャット等で注意してあげてください。Condorは実機と違って同乗フライトによるきちんとした教育フライトを受けることができないので、ややもすると安全に対する意識が低くなってしまうかもしれません。オンラインタスクにおいては上級者は初心者のフライトを暖かく見守りつつ、気になるところは助言をし、初心者はこうした上級者の助言をしっかりと聞いて上達していただければうれしく思います。これまで事故を起こしてしまった方も次回からは安全に配慮して他機警戒を十分にやっていただければ結構ですので決してサーバに入ることをためらう必要はありません。日本のCondorコミュニティの中で切磋琢磨し相互に助言しあうことで、さらにCondorの輪が広がっていくことを願っております。

Naoki


execution time : 0.006 sec