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2022.03.05 ロシアとウクライナの状況の日記
HoBBy 指向++ ブログ
(2024/12/30 19:39:13)
2022.03.05 ロシアとウクライナの状況の日記 (2022/3/5 6:31:36)
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2022.03.05 ロシアとウクライナの状況の日記 (2022/3/5 6:31:36)
とりあえず、今の状況を日記としてつけておきたい気持ちになったという、ただそれだけ。
... コロナの時もそうでしたが、、「生きているうちによもやこんなことが起きようとは、、」の第二段。
... マジ勘弁して、、
/(^o^)\
正直言って、、可能性は低いながら、、第三次世界大戦の可能性があると思っています、、これは 2014 のクリミアの時も思ったんですが〜(当時中国に出張中でしたが、マレーシア航空の民間機を撃ち落としたみたいな話もあり、マジに戦慄しました、、)
歴史的な背景とか(そもそもソ連はウクライナが発祥みたいな感じとか)、NATO というか民主主義?の勢力圏が徐々にロシアに近づいてきたことに対するプーチンの焦りだとか、、なんかいろいろ簡単には片付けられない?事情もあるようですが、まあ事情はすっ飛ばすとして、、
いや、、今起きている問題を解決するためには通常であれば本当は「事情」が大切なんでしょうけれど、そこをなんとかすれば「通常であれば」問題が解決するんでしょうけれど、、
もはやプーチンの言っていること(ソ連を再建したい?そのためにはどんな犠牲も厭わず何でもする??)は常軌を逸しているのでそこはすっとばすとして、、
とりあえず結論としては、まずこの最初の 1 周間で状況が目まぐるしく変わりました。。
そもそもロシアが「進行するぞ」という感じで国境に軍隊を集め始めていて、演習が終わったので退くと言っていて侵攻を始めたのが 2/24。
まあ、、クリミアの件があるので誰も信じてなかったようですし、アメリカの情報では逆に増援が始まっていたとのことですが。。
でもまあここまでは誰しもが(あんまりなさそうとは言え)想定の範囲内だったのかな、という感じ。
短期決戦でウクライナを降伏させ、NATO とかアメリカがああだこうだ内輪でもめているうちに有耶無耶にしたかったのではないか、、まあそんな感じでは、というのが大体の意見でしょうか、、クリミアの時もそうでしたし。
ちなみにこの時点でバイデンは戦争には介入しない -- 介入したら即第三次世界大戦なので言い分は当たり前ではありますが -- と言ったり、SWIFT 排除まではしない、みたいなことを発言。
... 当時も思ったのですが、、最初から手の内を全部見せるバカがあるか、と。内外でおそらくそうだと思っていても、「でももしかしてひょっとするとあるかもね、、?」と相手に思わせておく余地を残すのがケンカ交渉としては当たり前だと思うんですが、、子供の頃から一切ケンカしたことないとか、そういうやつですかね、、?日本の岸田さんもそうですが。安倍さんとか河野さんはさすがケンカなれしているというか?外交の強さ=ケンカの駆け引きの強さ、とでもいうか?
結果としてプーチンを「じゃあ遠慮なく」と踏み切らせ、あとになってから「やっぱ SWIFT 排除します」ということになったので、後出しですが結果としては、この点については手の内を見せすぎたのがプーチンに判断を「誤らせる」結果となったと思っています、、つまり、「やるかもしれないよ」という余地を残しておけばここまでならなかった可能性もあり、、ケンカの下手くそなやつが外交やるとヤベェかも、ケンカの相手にとっても不幸かもな、、と思いました、、
ただ、当初アメリカも 2 日でウクライナは陥落すると言っていたのがなんかグタグダで思ったほど進まず、、まずここが最初にプーチンの目論見が外れていたとのこと。
進軍も遅く、制空権取ったと言っている割にはあとからわかったことでは取れてなく(※1)、おそらくは「大群が進撃していると知ったらぜレンスキーはすぐ白旗上げるか、あるいはクーデターが起きる」というのがプーチンの勝算だった?というのが大方の見方でしょうかね、、
その後のぐだぐだを見ると、多分その一点に全ての勝算を賭けていたんでしょうか、、博打にも程があるぞ、、って思いますが、、
※1 統制もほとんどとれておらず、命中率もアメリカなら 80% を超える攻撃で、7%くらいだったとか?
実際、最初の一回はプーチン自らウクライナ軍にクーデターを起こせとか言ってましたし、まあそんな計画で上手く行くはずだと思っていたんですかね、、私はウクライナとロシアの歴史はあんまりよくわからないのですが、確かにゼレンスキーの支持率は当時は低かったらしいですしね。
が、、大博打で、しかも博打には負けてしまった、、というのが結果。。
まあでもそう簡単に落ちなければ「普通なら」一旦手を引けば良いものの、、これもまあおそらくプーチンとしては後に引けなくなった、、というのが大方の見方でしょうか。
つまり、退くのは自らの退陣に直結すると。ロシア内部での支持を失うので。
そうはいっても、プーチン個人はカネとか地位とか、或いは自分の命さえもそれほど執着しているようには見えませんが、、なんかこう、自分の志半ばに果てるのが途方もなくイヤだとか、そういう感じ?なような気もしてきました。利害を超越した、歪んだ執念・信念というか。。
↑
私の研究者としての姿勢もあんまり変わらんですが。
ただそうすると、、まあないだろうけれどもし、ウクライナが防御しきったら、それだけでプーチンが倒れるというか、当初思ったよりもロシア側がだいぶ窮地に立たされているな、、
と思った 2/28、、驚いて目玉が飛び出しそうになりましたが、ロシアの SWIFT 排除が決定、、銀行指定の限定的とのことですが、、まさかエネルギーをロシアに依存しているドイツが賛成するとは、、ついでに外貨準備も凍結されたとか。
しかし、、これはなんというか、、「交渉」のカードではなくて、「攻撃」のカードに等しい、、ロシアがやる前にチラつかせるから「交渉」のカードになるのであって、やっちまったあとに出すのはロシア側として交渉の余地がない。。
だから!ケンカの下手くそなやつは外交は引っ込んでろっつうの!!いきなりこんなカード出されたらロシア側が困るだろが!!「今更そんなこと言われても、、最初にやらねぇって言ったじゃないか、、」と、言いたくなる。(^_^;)
で、1 日ほどロシア沈黙。その前までは、プーチンの個人資産とか凍結することに何の意味もないとか意気揚々と言ってたのが、沈黙。この時点で「ああ、、よほど効いたんだな、、」と推測。まあ、、そりゃそうだろうけどね、、ルーブルは 30% ほど暴落したし、、どう考えてもこの後のシナリオとしてはハイパーインフレとデフォルトしかない。。しかもこの制裁には解除の条件もない。。プーチンとしては後にも引けないし、進むと更に制裁を受ける。その後案の定、プーチンが欧米がやかましいので各戦力の警戒レベルを上げる、と言い出しましたが、、まあロシア側としてはそのカードしか残ってないよね、、
それにしても、、金正恩がトランプと対談した時もそうでしたが、、割とロシアも素直に「何が効いていて、何が効いていないか」を話してくれるところはカワイイというか、、なんというか、、(^_^;)
手札がなくなったことを素直に教えてくれるところも、、
バカ正直なのはバイデンも岸田もそうだけど、セットで「脳ミソがバカなのか?」と思ってしまう、、(^_^;)
ちなみにぜレンスキーはその点は上手くやっていて、ウクライナにとって何が「一番の弱み」なのかは、少なくとも今のところ私からは見えない、、
その後一気にルーブルは落ちまくるのかと思ったんですが、1 週間位は粘っている模様。まあまだ SWIFT の排除は始まってないからかな?と思ったのですが、twitter の情報(なので怪しい)によると、最初は乱高下があって(今の状況)、その後一気に落ちるのがパターンだと。
あ、そう言えば政策金利を 9.5% から 20% に上げたっていうのがありましたが、これは効果があるのか?ないのか?素人であんまりよくわからず、、長期的には間違いなく「死」でしょうけれど。
株価については、モスクワ証券取引所は最初から閉めたまま、現時点で 1 週間。その間にロシア当局が買うから大丈夫だ!みたいな情報を発信していましたが、ロンドンではロシアの株価が 98% とか落ちた?とか言ってたのでまあ全然効果ないんでしょうね、、このままロシアの全企業は国有化するんじゃない?という話もネット上ではありましたが、、まあ確かにそうした方がマシかもね、、???
何にしても、もうこれは株価に関しては全てほぼゼロに等しくなった、という状況かなと思っています。紙幣より先にかみくずになったというか、、もし将来的にモスクワ証券取引所が開いたとしたって、またどうせすぐ閉じるんでしょ?という心理が働けば、売るしかない。買うバカはまずほとんど居ない。つまり、ここ 1 週間閉じていたことで逆にますます「信用」を失ったと、思われる。。
多分この時点でロシアとしては普通に考えると
経済制裁 > > ウクライナとの決着
で、もうウクライナとかかまってられない状況のはずなんですが、しかも攻めれば攻めるほどロシアは苦しくなる展開のはずなんですが(※2)、まあそれでもプーチンの執念で?侵攻を続行。もうこのあたりから、欧米は「プーチンは合理性を捨てている」「あいつは頭がおかしくなった」「行動を推測できない」と言ってますが、、マジに理解・推測不能。。どう落とし所をつけるつもりなんだか、、と、思うんですが、、まあおそらく落とし所なんてないというか、強いて言えば旧ソ連の領土を全部獲得するのがプーチンとしての最低限の妥協点だとでも言うのか、、
※2 唯一考えられるのが、ぜレンスキーに「ウクライナが全面的に悪かった」と言わせれば、欧米の制裁の理由がなくなるかも、と思ってるのかもしれませんが、、まあ、有りえんですが、、
まあでも、目的に反して中立だった国もウクライナに武器提供を始めるわ、NATO とか EU に加盟したいと言い出すわ、全体としてはだんだんとプーチンの思惑とは逆に向かってはいるのですが、、しかもウクライナの対ロシア感情だって悪くなるに決まってるし(大体、クリミアの件があったからウクライナは NATO に入りたがっているという話もあったし)、全体的にプーチンの「理想」とは逆方向に向かっている、、
とはいえ、普通に考えればそういう結果になるのは当たり前と私でもやる前にわかるんですが、、プーチンはまあなんかもうそういう「普通の考え方」ができない状況なんでしょうかね、やっぱり。あるいは何らかの事情で焦りすぎていて、ダメ元なのか。
で、核を撃つぞ、と言ってる割にはプーチンは撃ってこなくて(私は無人地帯に脅しで何発か撃ってくると思っていましたが、それもなく)そこはまだどういう理由かしらないけれど、その一線を超えるつもりは頭が狂ってるとしても今のところはない模様。。
ただ、たとえ仮に欧米の都市に撃っても欧米はロシアの都市に向けて報復の核ミサイルは撃ってこないと思っているでしょうし(民間への影響が小さい軍事基地には撃つでしょうが)、私もそこは断固そう思う ... だから、欧米の核は実際のところほとんど抑止力になっていない。
あ、、ちなみに核ミサイルをためらう理由は「民間人への攻撃は戦争法違反となる」その一点であるという理解。そんなもの律儀に守るのか?と言われたらそれまでであり、プーチンはそう思ってるでしょうけれど。
日本では教育上、「沢山の人が死ぬから核兵器はダメだ」と言われてますが、、本当はそういうことではない。ついでにいうと、アメリカは原爆で民間人を多数殺しているのに東京裁判では全く裁かれていない。そっちのほうが問題だと思うんですが、、まあ過ぎたことをどうこう言うつもりもないのですが。(しょせん、勝ったほうが正義ですし)
で、停戦協議を 2 回やって、次に 3 回目をやるそうですが、進展はなさそう。ロシアからウクライナへは「降伏」「武装解除」を迫っているとのことで、日本でいうと、GHQ がそうしたように 9 条を押し付けようとしているということですかね。ウクライナは特にこの 9 条が受け入れられないものと思われ(当然ですが、、)、平行線。
ちなみに停戦協議をやりたがっているのは明らかにロシア側であり、ウクライナ側は(どうせ平行線なのはわかっているので)渋々つきあっている、という感じ。
そもそもロシア側の有利な土地(ベラルーシ)でやると言っていたのをウクライナの要望に合わせて調整したり、
1 回目の協議の後でウクライナが今日は終わり、と言ってるのに対してロシアは「まだ続いている」と言ったり、
2 回目を言い出したのもロシアだし、2 回目は大きな合意はなかったものの少しウクライナに譲歩したし、
3 回目やるぞっていってるのもロシアだし、
プーチンは「今停戦しないともっとヒドイことになる」と強気の発言をしていますが、まあよほどプーチンの焦りが見えるな、、といったところ。早期に片付けたいんでしょうね、、雪解けすると路面もぬかるんでくるし。
首都キーフではベラルーシから進軍してくるロシア軍が 60km くらい大渋滞して 3 日ほど確認できる前進がないとアメリカが言ってますが、とはいえ南部の都市は落とされて、原発も押さえられたとのことでまあ確かにウクライナが勝つ見込みはほぼないかなと言ったところ?あとはゲリラ戦をどこまでやるかってところかと思いますが。。
ただその中で、原発に対して砲弾を打ち込んで火災を発生させたという話が有り、、本当にこいつら正真正銘のバカか??人類を滅亡させたいのか??という感じ、、幸い火災は大したことなかったようで、とりあえず今のところは大丈夫そうとのことですが、、
ただ、ロシアが管理していて大丈夫なのか?(なにか必要な物資が届かなかったりしないのか?)とか、それに加えてウクライナには他にも原発がいくつかあるらしいけど、同じようなことをするつもりなのか?とか、イロイロまだヤバイ。
仮に何か想定外のことが起きてメルトダウンした場合、当時の風向きだとクリミア〜ロシアあたりがヤバかったそうですが、本当に頭おかしい、、西ヨーロッパにでも飛び火しようものなら世界大戦の危機、、あまりにリスクが高すぎるし、ウクライナだけに被害がとどまったとしても、ウクライナに傀儡政権を立てようとする目論見とは 180 度違うとしか言えない、、侵攻してきて、原発を攻撃してメルトダウンさせた奴らに誰が従うのだ??ハイリスクにも程があるぞ、、(リターンがどれほどなのかは、わからない、、)
ちなみにこの前日、マクロン大統領が「最悪の事態を想定しないといけない」と言ってロシア国内のフランス人に避難勧告を出したとかで、フランスがこういうことをするというのは相当やばい兆候だという噂?もあり、あと原発攻撃の後欧米がやけに静かなのも逆に怖くある、、
実際はどうなのかわからないながら、あるいはそう演じているだけの可能性もあるながら、最近はプーチンは頭がいかれたのでは、という話がちらほら。
まあ行動が予測不能なのは戦術的にはある程度有利なのかもしれませんが、、しかし一方で「頭いかれてるし、約束は守らないし、もはや交渉は無駄」と思われているフシも有り、そういう意味ではかなりまずいと思われる、、
仮にウクライナを降伏させたところで、その後制裁をやめてもらうための交渉すらできないと思われる、、プーチンが何を条件に出そうとも、そもそも信用されないので。
プーチン暗殺説もちらほら出始めてますが、、ウクライナがどうなれ、まあ私も結局プーチンは暗殺されざるを得ないかな、、と思ってます。。でないとこの先 10 年も 20 年も世界はプーチンから核で恫喝され続けてしまう、、
あまりに毎日毎日状況が目まぐるしく、この先欧米が(嫌々、第三次世界大戦覚悟で)参戦する可能性もゼロではないと思っていますが、、どうなるかなあ、、??
在日ウクライナ大使館が寄付を求めていたので、心ばかり全財産の 10% ほど寄付させていただきましたが、、ウクライナの今後については今のところは悲観的かなあ、、一方でロシアの今後については「絶望的」「地獄」としか言えず、、やっぱり最初の一手が、博打としてヤバすぎたよなあ、、という感想。。
... コロナの時もそうでしたが、、「生きているうちによもやこんなことが起きようとは、、」の第二段。
... マジ勘弁して、、
/(^o^)\
正直言って、、可能性は低いながら、、第三次世界大戦の可能性があると思っています、、これは 2014 のクリミアの時も思ったんですが〜(当時中国に出張中でしたが、マレーシア航空の民間機を撃ち落としたみたいな話もあり、マジに戦慄しました、、)
歴史的な背景とか(そもそもソ連はウクライナが発祥みたいな感じとか)、NATO というか民主主義?の勢力圏が徐々にロシアに近づいてきたことに対するプーチンの焦りだとか、、なんかいろいろ簡単には片付けられない?事情もあるようですが、まあ事情はすっ飛ばすとして、、
いや、、今起きている問題を解決するためには通常であれば本当は「事情」が大切なんでしょうけれど、そこをなんとかすれば「通常であれば」問題が解決するんでしょうけれど、、
もはやプーチンの言っていること(ソ連を再建したい?そのためにはどんな犠牲も厭わず何でもする??)は常軌を逸しているのでそこはすっとばすとして、、
とりあえず結論としては、まずこの最初の 1 周間で状況が目まぐるしく変わりました。。
そもそもロシアが「進行するぞ」という感じで国境に軍隊を集め始めていて、演習が終わったので退くと言っていて侵攻を始めたのが 2/24。
まあ、、クリミアの件があるので誰も信じてなかったようですし、アメリカの情報では逆に増援が始まっていたとのことですが。。
でもまあここまでは誰しもが(あんまりなさそうとは言え)想定の範囲内だったのかな、という感じ。
短期決戦でウクライナを降伏させ、NATO とかアメリカがああだこうだ内輪でもめているうちに有耶無耶にしたかったのではないか、、まあそんな感じでは、というのが大体の意見でしょうか、、クリミアの時もそうでしたし。
ちなみにこの時点でバイデンは戦争には介入しない -- 介入したら即第三次世界大戦なので言い分は当たり前ではありますが -- と言ったり、SWIFT 排除まではしない、みたいなことを発言。
... 当時も思ったのですが、、最初から手の内を全部見せるバカがあるか、と。内外でおそらくそうだと思っていても、「でももしかしてひょっとするとあるかもね、、?」と相手に思わせておく余地を残すのがケンカ交渉としては当たり前だと思うんですが、、子供の頃から一切ケンカしたことないとか、そういうやつですかね、、?日本の岸田さんもそうですが。安倍さんとか河野さんはさすがケンカなれしているというか?外交の強さ=ケンカの駆け引きの強さ、とでもいうか?
結果としてプーチンを「じゃあ遠慮なく」と踏み切らせ、あとになってから「やっぱ SWIFT 排除します」ということになったので、後出しですが結果としては、この点については手の内を見せすぎたのがプーチンに判断を「誤らせる」結果となったと思っています、、つまり、「やるかもしれないよ」という余地を残しておけばここまでならなかった可能性もあり、、ケンカの下手くそなやつが外交やるとヤベェかも、ケンカの相手にとっても不幸かもな、、と思いました、、
ただ、当初アメリカも 2 日でウクライナは陥落すると言っていたのがなんかグタグダで思ったほど進まず、、まずここが最初にプーチンの目論見が外れていたとのこと。
進軍も遅く、制空権取ったと言っている割にはあとからわかったことでは取れてなく(※1)、おそらくは「大群が進撃していると知ったらぜレンスキーはすぐ白旗上げるか、あるいはクーデターが起きる」というのがプーチンの勝算だった?というのが大方の見方でしょうかね、、
その後のぐだぐだを見ると、多分その一点に全ての勝算を賭けていたんでしょうか、、博打にも程があるぞ、、って思いますが、、
※1 統制もほとんどとれておらず、命中率もアメリカなら 80% を超える攻撃で、7%くらいだったとか?
実際、最初の一回はプーチン自らウクライナ軍にクーデターを起こせとか言ってましたし、まあそんな計画で上手く行くはずだと思っていたんですかね、、私はウクライナとロシアの歴史はあんまりよくわからないのですが、確かにゼレンスキーの支持率は当時は低かったらしいですしね。
が、、大博打で、しかも博打には負けてしまった、、というのが結果。。
まあでもそう簡単に落ちなければ「普通なら」一旦手を引けば良いものの、、これもまあおそらくプーチンとしては後に引けなくなった、、というのが大方の見方でしょうか。
つまり、退くのは自らの退陣に直結すると。ロシア内部での支持を失うので。
そうはいっても、プーチン個人はカネとか地位とか、或いは自分の命さえもそれほど執着しているようには見えませんが、、なんかこう、自分の志半ばに果てるのが途方もなくイヤだとか、そういう感じ?なような気もしてきました。利害を超越した、歪んだ執念・信念というか。。
↑
私の研究者としての姿勢もあんまり変わらんですが。
ただそうすると、、まあないだろうけれどもし、ウクライナが防御しきったら、それだけでプーチンが倒れるというか、当初思ったよりもロシア側がだいぶ窮地に立たされているな、、
と思った 2/28、、驚いて目玉が飛び出しそうになりましたが、ロシアの SWIFT 排除が決定、、銀行指定の限定的とのことですが、、まさかエネルギーをロシアに依存しているドイツが賛成するとは、、ついでに外貨準備も凍結されたとか。
しかし、、これはなんというか、、「交渉」のカードではなくて、「攻撃」のカードに等しい、、ロシアがやる前にチラつかせるから「交渉」のカードになるのであって、やっちまったあとに出すのはロシア側として交渉の余地がない。。
だから!ケンカの下手くそなやつは外交は引っ込んでろっつうの!!いきなりこんなカード出されたらロシア側が困るだろが!!「今更そんなこと言われても、、最初にやらねぇって言ったじゃないか、、」と、言いたくなる。(^_^;)
で、1 日ほどロシア沈黙。その前までは、プーチンの個人資産とか凍結することに何の意味もないとか意気揚々と言ってたのが、沈黙。この時点で「ああ、、よほど効いたんだな、、」と推測。まあ、、そりゃそうだろうけどね、、ルーブルは 30% ほど暴落したし、、どう考えてもこの後のシナリオとしてはハイパーインフレとデフォルトしかない。。しかもこの制裁には解除の条件もない。。プーチンとしては後にも引けないし、進むと更に制裁を受ける。その後案の定、プーチンが欧米がやかましいので各戦力の警戒レベルを上げる、と言い出しましたが、、まあロシア側としてはそのカードしか残ってないよね、、
それにしても、、金正恩がトランプと対談した時もそうでしたが、、割とロシアも素直に「何が効いていて、何が効いていないか」を話してくれるところはカワイイというか、、なんというか、、(^_^;)
手札がなくなったことを素直に教えてくれるところも、、
バカ正直なのはバイデンも岸田もそうだけど、セットで「脳ミソがバカなのか?」と思ってしまう、、(^_^;)
ちなみにぜレンスキーはその点は上手くやっていて、ウクライナにとって何が「一番の弱み」なのかは、少なくとも今のところ私からは見えない、、
その後一気にルーブルは落ちまくるのかと思ったんですが、1 週間位は粘っている模様。まあまだ SWIFT の排除は始まってないからかな?と思ったのですが、twitter の情報(なので怪しい)によると、最初は乱高下があって(今の状況)、その後一気に落ちるのがパターンだと。
あ、そう言えば政策金利を 9.5% から 20% に上げたっていうのがありましたが、これは効果があるのか?ないのか?素人であんまりよくわからず、、長期的には間違いなく「死」でしょうけれど。
株価については、モスクワ証券取引所は最初から閉めたまま、現時点で 1 週間。その間にロシア当局が買うから大丈夫だ!みたいな情報を発信していましたが、ロンドンではロシアの株価が 98% とか落ちた?とか言ってたのでまあ全然効果ないんでしょうね、、このままロシアの全企業は国有化するんじゃない?という話もネット上ではありましたが、、まあ確かにそうした方がマシかもね、、???
何にしても、もうこれは株価に関しては全てほぼゼロに等しくなった、という状況かなと思っています。紙幣より先にかみくずになったというか、、もし将来的にモスクワ証券取引所が開いたとしたって、またどうせすぐ閉じるんでしょ?という心理が働けば、売るしかない。買うバカはまずほとんど居ない。つまり、ここ 1 週間閉じていたことで逆にますます「信用」を失ったと、思われる。。
多分この時点でロシアとしては普通に考えると
経済制裁 > > ウクライナとの決着
で、もうウクライナとかかまってられない状況のはずなんですが、しかも攻めれば攻めるほどロシアは苦しくなる展開のはずなんですが(※2)、まあそれでもプーチンの執念で?侵攻を続行。もうこのあたりから、欧米は「プーチンは合理性を捨てている」「あいつは頭がおかしくなった」「行動を推測できない」と言ってますが、、マジに理解・推測不能。。どう落とし所をつけるつもりなんだか、、と、思うんですが、、まあおそらく落とし所なんてないというか、強いて言えば旧ソ連の領土を全部獲得するのがプーチンとしての最低限の妥協点だとでも言うのか、、
※2 唯一考えられるのが、ぜレンスキーに「ウクライナが全面的に悪かった」と言わせれば、欧米の制裁の理由がなくなるかも、と思ってるのかもしれませんが、、まあ、有りえんですが、、
まあでも、目的に反して中立だった国もウクライナに武器提供を始めるわ、NATO とか EU に加盟したいと言い出すわ、全体としてはだんだんとプーチンの思惑とは逆に向かってはいるのですが、、しかもウクライナの対ロシア感情だって悪くなるに決まってるし(大体、クリミアの件があったからウクライナは NATO に入りたがっているという話もあったし)、全体的にプーチンの「理想」とは逆方向に向かっている、、
とはいえ、普通に考えればそういう結果になるのは当たり前と私でもやる前にわかるんですが、、プーチンはまあなんかもうそういう「普通の考え方」ができない状況なんでしょうかね、やっぱり。あるいは何らかの事情で焦りすぎていて、ダメ元なのか。
で、核を撃つぞ、と言ってる割にはプーチンは撃ってこなくて(私は無人地帯に脅しで何発か撃ってくると思っていましたが、それもなく)そこはまだどういう理由かしらないけれど、その一線を超えるつもりは頭が狂ってるとしても今のところはない模様。。
ただ、たとえ仮に欧米の都市に撃っても欧米はロシアの都市に向けて報復の核ミサイルは撃ってこないと思っているでしょうし(民間への影響が小さい軍事基地には撃つでしょうが)、私もそこは断固そう思う ... だから、欧米の核は実際のところほとんど抑止力になっていない。
あ、、ちなみに核ミサイルをためらう理由は「民間人への攻撃は戦争法違反となる」その一点であるという理解。そんなもの律儀に守るのか?と言われたらそれまでであり、プーチンはそう思ってるでしょうけれど。
日本では教育上、「沢山の人が死ぬから核兵器はダメだ」と言われてますが、、本当はそういうことではない。ついでにいうと、アメリカは原爆で民間人を多数殺しているのに東京裁判では全く裁かれていない。そっちのほうが問題だと思うんですが、、まあ過ぎたことをどうこう言うつもりもないのですが。(しょせん、勝ったほうが正義ですし)
で、停戦協議を 2 回やって、次に 3 回目をやるそうですが、進展はなさそう。ロシアからウクライナへは「降伏」「武装解除」を迫っているとのことで、日本でいうと、GHQ がそうしたように 9 条を押し付けようとしているということですかね。ウクライナは特にこの 9 条が受け入れられないものと思われ(当然ですが、、)、平行線。
ちなみに停戦協議をやりたがっているのは明らかにロシア側であり、ウクライナ側は(どうせ平行線なのはわかっているので)渋々つきあっている、という感じ。
そもそもロシア側の有利な土地(ベラルーシ)でやると言っていたのをウクライナの要望に合わせて調整したり、
1 回目の協議の後でウクライナが今日は終わり、と言ってるのに対してロシアは「まだ続いている」と言ったり、
2 回目を言い出したのもロシアだし、2 回目は大きな合意はなかったものの少しウクライナに譲歩したし、
3 回目やるぞっていってるのもロシアだし、
プーチンは「今停戦しないともっとヒドイことになる」と強気の発言をしていますが、まあよほどプーチンの焦りが見えるな、、といったところ。早期に片付けたいんでしょうね、、雪解けすると路面もぬかるんでくるし。
首都キーフではベラルーシから進軍してくるロシア軍が 60km くらい大渋滞して 3 日ほど確認できる前進がないとアメリカが言ってますが、とはいえ南部の都市は落とされて、原発も押さえられたとのことでまあ確かにウクライナが勝つ見込みはほぼないかなと言ったところ?あとはゲリラ戦をどこまでやるかってところかと思いますが。。
ただその中で、原発に対して砲弾を打ち込んで火災を発生させたという話が有り、、本当にこいつら正真正銘のバカか??人類を滅亡させたいのか??という感じ、、幸い火災は大したことなかったようで、とりあえず今のところは大丈夫そうとのことですが、、
ただ、ロシアが管理していて大丈夫なのか?(なにか必要な物資が届かなかったりしないのか?)とか、それに加えてウクライナには他にも原発がいくつかあるらしいけど、同じようなことをするつもりなのか?とか、イロイロまだヤバイ。
仮に何か想定外のことが起きてメルトダウンした場合、当時の風向きだとクリミア〜ロシアあたりがヤバかったそうですが、本当に頭おかしい、、西ヨーロッパにでも飛び火しようものなら世界大戦の危機、、あまりにリスクが高すぎるし、ウクライナだけに被害がとどまったとしても、ウクライナに傀儡政権を立てようとする目論見とは 180 度違うとしか言えない、、侵攻してきて、原発を攻撃してメルトダウンさせた奴らに誰が従うのだ??ハイリスクにも程があるぞ、、(リターンがどれほどなのかは、わからない、、)
ちなみにこの前日、マクロン大統領が「最悪の事態を想定しないといけない」と言ってロシア国内のフランス人に避難勧告を出したとかで、フランスがこういうことをするというのは相当やばい兆候だという噂?もあり、あと原発攻撃の後欧米がやけに静かなのも逆に怖くある、、
実際はどうなのかわからないながら、あるいはそう演じているだけの可能性もあるながら、最近はプーチンは頭がいかれたのでは、という話がちらほら。
まあ行動が予測不能なのは戦術的にはある程度有利なのかもしれませんが、、しかし一方で「頭いかれてるし、約束は守らないし、もはや交渉は無駄」と思われているフシも有り、そういう意味ではかなりまずいと思われる、、
仮にウクライナを降伏させたところで、その後制裁をやめてもらうための交渉すらできないと思われる、、プーチンが何を条件に出そうとも、そもそも信用されないので。
プーチン暗殺説もちらほら出始めてますが、、ウクライナがどうなれ、まあ私も結局プーチンは暗殺されざるを得ないかな、、と思ってます。。でないとこの先 10 年も 20 年も世界はプーチンから核で恫喝され続けてしまう、、
あまりに毎日毎日状況が目まぐるしく、この先欧米が(嫌々、第三次世界大戦覚悟で)参戦する可能性もゼロではないと思っていますが、、どうなるかなあ、、??
在日ウクライナ大使館が寄付を求めていたので、心ばかり全財産の 10% ほど寄付させていただきましたが、、ウクライナの今後については今のところは悲観的かなあ、、一方でロシアの今後については「絶望的」「地獄」としか言えず、、やっぱり最初の一手が、博打としてヤバすぎたよなあ、、という感想。。
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