RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
ハンググライダーリジッド日本選手権 (2022/4/21 20:31:31)
先日、茨城県の足尾エリアにて、ハンググライダーリジット機の日本選手権が開催されました。
ハンググライダーというと、一般的には…。
こんなのですが、実は、ハンググライダーにも種類があって、リジッド、言い換えれば「固定翼」と言われている部門が
あります。
その固定翼の代表的なものがこんな感じ…。
普通のハンググライダーは、アルミパイプで主な構造を作っていますが、リジッド、つまり、固定翼機は、アルミパイプ
はほとんど使用されておらず、主に「カーボン」でその骨組みが構成されています。
その構造も、飛行機と同じで、動翼といわれる「舵」により、その飛行が制御されます。
上の写真にある、白い箇所を動かすことにより、方向を変えたりするわけですね!
性能も、一般的なハンググライダーよりも優れているため、一機250万以上!という値段の割には、愛好者が多くいま
す。
このリジッド機も、厳密にいうと、さらにクラスが分かれ…。
上の写真のものは、純粋に人間の脚力だけで、テイクオフとランディングができる「クラスⅤ」というものですが、他に
もテイクオフだけ脚力でできるものの、着陸は無理!という下の写真のようなものもあります。
先日行われた日本選手権は、この中のクラスⅤ、人の脚力だけで離着陸ができるクラスなんです。
このクラスⅤ、現在はドイツのA.I.Rというメーカーのものだけになってしまいました。
以前は何社か作っていたのですが…。
このA.I.Rの社長「フェリックス ルエール」が、いわゆる「天才」だったため、このメーカーのものが秀でてしまったん
ですね!
従いまして、今回の日本選手権も、このA.I.Rの機体一色になってしまいました。
大会は4日間開かれ、すべての日で競技を行うことができました。
今回の優勝は、古坂氏。
もう、30年以上ハンググライダーで飛んでいます。
このハンググライダーリジッド機の日本選手権は毎年行われており、世界選手権も、2年ごとに開催されています。
しかし、ここ近年はコロナ騒ぎでこの世界選手権も中止となっています。
でも…。
世界選手権の方も、次回は開催されることを祈ります。