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feed <飛丸日記 3月26,27日> 「お袋安寧計画」 その2 (2022/5/25 23:19:44)
220327B-F000-ラナシカ 島田

4月20日で84歳、実家で一人暮らしをしているお袋。
叔父や叔母、親戚が近くにいるものの、今回の様に頼ってばかりはいられない。
私自身、今回は「取る物も取り敢えず」帰省したが、そうそうできるものではない。
さて、どうしたものか。

人であれば必ず二人いる両親のケア問題。
夫婦であれば、4人である。
気付いてみると、今や私にはお袋しかない。
「遺産は要らない、だけど、両親の面倒は任せた」と言ってドバイに旅立った私。
気ままな次男坊である。
あれから10数年、兄貴が亡くなり、親父が亡くなり、
家業を継ぎ、そしてお袋と二人になった。
現実世界程、想像を超えたドラマはない。

さて、どうしたものか。
考える事はない。結論は明らか。お袋に全力投球である。

目標は何か。自分は何がしたいのか。
ふと気づく、ブルネイ駐在から思い立って追及してきたこと。
「幸せ追及学」 「人は、いや自分はどうしたら幸せになれるのだろうか」
宗教の本、心理学の本、能神経学の本等、いろいろ勉強してきた。
そうか、簡単な話だ。それをお袋に適用すればいいのである。
人は幸せをどんな時に感じられるのか。
「生活の基盤」が確保され、将来への「安心」があり、「繋がり」があり、
更に、「開放」「達成」「創造」と5つの要因がある。
人生におけるその時々で、それぞれの重要度が変わる。

先ず 将来が見える事。そこまでの「安心」が見渡せること。
ん、将来って、何時までだ?
私は「人生108歳計画」、これは医療の進歩も考えてのこと。
今の科学はそこまで来ていない。
よし、お袋の場合は 「人生100歳計画」かな。
そこまでの絵を考える。

「生活の基盤」、これは実家だけでなく、老人ホームも考える。
まだまだ長い17年、これから様々なステージがある。
老いは否めない、身体の具合により自ずと変わらざるを得ないだろう。
病院との関わり具合、距離感も変わって来る。
それも踏まえながら、その時々で、何が良いかを考える。

場所は、近所であること。
近くでないと、親戚や友人の訪問が容易に出来ない。
「繋がり」を保てない。
長年住んでいる実家に帰りたい、と言う時もあるだろう。
目安は タクシーでも実家と行き来できる距離かな。
どんなに立派な施設でも、離れた場所では行き来が出来ない。

老人施設について、いろいろと学ぶ。
そして実際に5つ訪問した。

金、土、日、三日間の緊急対応を終え、帰路に着く。
コロナ禍の中、入院中のお袋には会えない。
帰りの新幹線の中で、お袋宛に手紙を書く。
「お袋安寧計画」 本格始動である。

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