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夏至近くの南風強い一日と言えばやることは1つ
falsadaフライトブログ
(2024/11/1 21:06:26)
夏至近くの南風強い一日と言えばやることは1つ (2022/6/30 23:32:40)
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夏至近くの南風強い一日と言えばやることは1つ (2022/6/30 23:32:40)
おはこんばんにちは。40期のとーますです。
6/21の夏至を過ぎて梅雨も開けましたが、いかがお過ごしでしょうか。
熱中症に気をつけて水分塩分補給にラーメンなど食べてください。
冗談は上に置いといて、先週の月曜から自分はずっとソワソワしてました。というのも週末の天気予報が朝から夕方まで南西風一定で強めとなっていたからです。
板敷でリッジの取れる条件
朝から晩までリッジを取り続けられる可能性
4年前の夏の日にした、記録に残らない8時間フライトへのリベンジチャンスが来たわけです。
金曜日、出発の遅い学生カーに乗らず、代表取締役の物置の片付けついでに先に晴飛に送ってもらい、あれこれ準備を行って布団に横たわること22時。
(急ぎで荷造りしたので、タオルとパンツとキャメルバックを忘れる始末)
緊張なのか深い眠りにつけず、学生が来るたびに頭が起き、山おろしを頼んだGUCCIの方が先に寝て3時就寝。5時には目が覚め荷物をまとめて機体を積んで、朝の弱めの予報に悩みながら双眼鏡でTOを覗くとなんだかいけそうな吹き流し。GUCCIを起こして出発!6時半に上に到着するとやはり浮いていられそうな雰囲気、先客はなし。急いで機体を組んでハーネスを作っているとTBさんが登場した。
お先にテイクオフに上がり、波のある風を受けながら出やすいタイミングを選びばっちりのテイクオフ。 https://youtu.be/Ypumxy6QIpM
7時23分飛行開始
順調にふわふわと尾根線上でリフトに乗っていると、少し風がガチャついてきた。風車も西でガンガン回っているので、TO東側の尾根に行くとほぼ前に進まない偏流を取りながらずっと高度が上がっていった。もしやウェーブか?と800mくらいまで上がったところで、TBさんも離陸。そのまま高度は上がり続け、ウェーブの確信を持って南へ足を伸ばし晴飛を覗きに行ったりしていると、手元のバリオは1400を越え上限高度を気にしてスマホのGPSアルチを見れば1580!やばい!!!!!!!
初っ端で記録が闇に消える!と大慌てで引き込んで加波山へ向かった。オーパを超えたくらいでやっとリフトから抜けて一安心。
いや、まだ9時にもなってないのになんだこれ?天国か?
1000mあたりをフラフラしているとテイクオフにも人が増えてきて、風向きも少し変化してリフトの調子も落ちてきた。ここから昼すぎまでが、ソアリング的には一番苦しかったと思う。
空に2機もいるのにみんな飛んでこない中、ひたすら稜線あたりのサーマルに構って高度落とさないように耐えていると、AKMNさんが出てきて板敷の大人もチョロチョロ出てきた。人がいると情報が増えて良い。
なんだか左とられを気にしにながら、人と回しつつ避けて一人で耐えつつ、冒険しないで省エネでキープを続けた。
12時超えてやっと5時間、意外と体力・精神力はまだまだ残っており、自分も成長したもんだと思ったりあくびが出たり。
14時越えればアーベントとかリッジとか安定するだろうと願って耐えているとNMRNとGEMNも出てきて変活のお供が増えた。ありがたい。
14時半、7時間経過。思ったよりもぬるま湯コンディションにならない…リフトはあるし浮いていられるけど手放しでいいわけでもなく、10時間までの残り時間がチラつくようになってきた。
8時間経過。全員で吾国山側の稜線でリッジ耐久にシフトしていた。時間の流れが遅い…時折入るMTKさんやANTNさんからの無線で元気を貰いつつ耐えに耐えていた。左取られが辛い。右のアップライトにしがみつくだけでコントロールを取ったりしながら、みんなと周回し続けていた。いつ気づいたか忘れたけど、ハーネスのスライダーが一番上でロックしていて、ピッチロープを伸ばしても頭が下がらない。飛んでる最中にスライダーを動かそうと手で押すも無駄、猿乗りしてみるもテンションかかりすぎて動かず。体起きすぎてて足出さなくてもアップライト持ってコントールできるレベル。辛い。
みんなには蚊みたいに見られてた。
17:23、そうして10時間がついに経過した。大記録越えである。しかしここで降りたら100%TBさんに負けるのは見えていた。とりあえず18時までは行くか…
高度が落ちてきてしまい一人板敷の前に垂れて出てくると、まだ飛んでない機体が何機かあった。リッジを取ってるとDNERが4本目のフライトに出てきた。学生より本数飛んでるのすごいな。いや、降りずに飛んでたらいいのに?とか思いながら、粘る。
GPSロガーとしてのスマホを見ると飛行時間がバグっていた。
まじ?10時間超えると記録取れないの?また記録にならないのか?
とか内心はズタボロだった。早く降りて何か食べたいな…
18時、吾国山側の人たちから降りる気配がない。TBさんより40分少し早く出たことを考えて、11時間行けば日没時刻的に確実に勝てることを分かっていたので、あと少し耐えることにした。
1分経過、2分経過、5分経過、10分経過…11時間目前で高度がTOレベルを下回った。あと少し…
なんとか山肌を浮かし、あと1分、LDへ
最小沈下速度でアプローチラインまで行き、一周もせずに場周でばっちりのLDを決めた。
いいテイクオフに始まり、いいランディングで締める。ハングの一番大事なことができてよかった。
ログを心配しつつ、やり切った気持ちになっているとみんなが出迎えてくれた。(日没限界まで飛んでないからまだ足りないだろというご意見もあると思いますが)
livetrackを走らせてた普段使いのスマホをハーネスから出すと、まだ電池が残ってるではないか。
歓喜・安堵・疲労
アームスリーブを外して3分間で六箇所くらいブヨに噛まれたりもしたが、とても良い日だった。
次は日の出から登ってウィダーをアップライトにつけるなりして飛ぼうと思う。
みんなも良き変活ライフを
それでは
6/21の夏至を過ぎて梅雨も開けましたが、いかがお過ごしでしょうか。
熱中症に気をつけて水分塩分補給にラーメンなど食べてください。
冗談は上に置いといて、先週の月曜から自分はずっとソワソワしてました。というのも週末の天気予報が朝から夕方まで南西風一定で強めとなっていたからです。
板敷でリッジの取れる条件
朝から晩までリッジを取り続けられる可能性
4年前の夏の日にした、記録に残らない8時間フライトへのリベンジチャンスが来たわけです。
金曜日、出発の遅い学生カーに乗らず、代表取締役の物置の片付けついでに先に晴飛に送ってもらい、あれこれ準備を行って布団に横たわること22時。
(急ぎで荷造りしたので、タオルとパンツとキャメルバックを忘れる始末)
緊張なのか深い眠りにつけず、学生が来るたびに頭が起き、山おろしを頼んだGUCCIの方が先に寝て3時就寝。5時には目が覚め荷物をまとめて機体を積んで、朝の弱めの予報に悩みながら双眼鏡でTOを覗くとなんだかいけそうな吹き流し。GUCCIを起こして出発!6時半に上に到着するとやはり浮いていられそうな雰囲気、先客はなし。急いで機体を組んでハーネスを作っているとTBさんが登場した。
お先にテイクオフに上がり、波のある風を受けながら出やすいタイミングを選びばっちりのテイクオフ。 https://youtu.be/Ypumxy6QIpM
7時23分飛行開始
順調にふわふわと尾根線上でリフトに乗っていると、少し風がガチャついてきた。風車も西でガンガン回っているので、TO東側の尾根に行くとほぼ前に進まない偏流を取りながらずっと高度が上がっていった。もしやウェーブか?と800mくらいまで上がったところで、TBさんも離陸。そのまま高度は上がり続け、ウェーブの確信を持って南へ足を伸ばし晴飛を覗きに行ったりしていると、手元のバリオは1400を越え上限高度を気にしてスマホのGPSアルチを見れば1580!やばい!!!!!!!
初っ端で記録が闇に消える!と大慌てで引き込んで加波山へ向かった。オーパを超えたくらいでやっとリフトから抜けて一安心。
いや、まだ9時にもなってないのになんだこれ?天国か?
1000mあたりをフラフラしているとテイクオフにも人が増えてきて、風向きも少し変化してリフトの調子も落ちてきた。ここから昼すぎまでが、ソアリング的には一番苦しかったと思う。
空に2機もいるのにみんな飛んでこない中、ひたすら稜線あたりのサーマルに構って高度落とさないように耐えていると、AKMNさんが出てきて板敷の大人もチョロチョロ出てきた。人がいると情報が増えて良い。
なんだか左とられを気にしにながら、人と回しつつ避けて一人で耐えつつ、冒険しないで省エネでキープを続けた。
12時超えてやっと5時間、意外と体力・精神力はまだまだ残っており、自分も成長したもんだと思ったりあくびが出たり。
14時越えればアーベントとかリッジとか安定するだろうと願って耐えているとNMRNとGEMNも出てきて変活のお供が増えた。ありがたい。
14時半、7時間経過。思ったよりもぬるま湯コンディションにならない…リフトはあるし浮いていられるけど手放しでいいわけでもなく、10時間までの残り時間がチラつくようになってきた。
8時間経過。全員で吾国山側の稜線でリッジ耐久にシフトしていた。時間の流れが遅い…時折入るMTKさんやANTNさんからの無線で元気を貰いつつ耐えに耐えていた。左取られが辛い。右のアップライトにしがみつくだけでコントロールを取ったりしながら、みんなと周回し続けていた。いつ気づいたか忘れたけど、ハーネスのスライダーが一番上でロックしていて、ピッチロープを伸ばしても頭が下がらない。飛んでる最中にスライダーを動かそうと手で押すも無駄、猿乗りしてみるもテンションかかりすぎて動かず。体起きすぎてて足出さなくてもアップライト持ってコントールできるレベル。辛い。
みんなには蚊みたいに見られてた。
17:23、そうして10時間がついに経過した。大記録越えである。しかしここで降りたら100%TBさんに負けるのは見えていた。とりあえず18時までは行くか…
高度が落ちてきてしまい一人板敷の前に垂れて出てくると、まだ飛んでない機体が何機かあった。リッジを取ってるとDNERが4本目のフライトに出てきた。学生より本数飛んでるのすごいな。いや、降りずに飛んでたらいいのに?とか思いながら、粘る。
GPSロガーとしてのスマホを見ると飛行時間がバグっていた。
まじ?10時間超えると記録取れないの?また記録にならないのか?
とか内心はズタボロだった。早く降りて何か食べたいな…
18時、吾国山側の人たちから降りる気配がない。TBさんより40分少し早く出たことを考えて、11時間行けば日没時刻的に確実に勝てることを分かっていたので、あと少し耐えることにした。
1分経過、2分経過、5分経過、10分経過…11時間目前で高度がTOレベルを下回った。あと少し…
なんとか山肌を浮かし、あと1分、LDへ
最小沈下速度でアプローチラインまで行き、一周もせずに場周でばっちりのLDを決めた。
いいテイクオフに始まり、いいランディングで締める。ハングの一番大事なことができてよかった。
ログを心配しつつ、やり切った気持ちになっているとみんなが出迎えてくれた。(日没限界まで飛んでないからまだ足りないだろというご意見もあると思いますが)
livetrackを走らせてた普段使いのスマホをハーネスから出すと、まだ電池が残ってるではないか。
歓喜・安堵・疲労
アームスリーブを外して3分間で六箇所くらいブヨに噛まれたりもしたが、とても良い日だった。
次は日の出から登ってウィダーをアップライトにつけるなりして飛ぼうと思う。
みんなも良き変活ライフを
それでは
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