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37thグライダー世界選手権大会(Hungary) Day11-13 (2022/8/21 19:34:53)
Aug.3(Wed)Competition Day11 Task9
Task:Polygon with 4 points 551.7km
本日も快晴です。そして今日もロングタスクが出ました。
昨日の距離と比べると短く感じますが、充分長い距離です。ゴルフでいうとPar5に臨む気持ちです。
今日も昨日と同じ積雲コンディションになる予報なのですが、午後は東の方がスプレッドアウト(積雲潰れて横に広がる状況)になり、上昇気流が弱くなる予報があります。そのため、昨日と同じく早めにスタートして早めに帰ってくる戦略で行きたい、と考えておりました。
本日の出発前、2013年のチーム発足時からやってみたかった企画「教えてMARUさん」の撮影を実施。
グライダーをここで初めて見たYoshieさん(高見クルーの奥様)がインタビュアーになり、グライダー内部についてあれこれ質問。その様子をビデオに収めました。グライダーを知らない方必見です。
「教えてMARUさん」グライダーコックピット編 その1
https://www.youtube.com/watch?v=i3seM3HNiv8
気温は30度越え。日陰の下は涼しいため翼の影の下に入り、暑さを凌ぎつつ発航を待ちます。
後半の高見クルーは大学航空部同期。50代のパイロットとクルー、暑さに負けずに頑張ってます。
11:15曳航開始。MARUも飛び立っていきました。
今日も500キロ越えの長旅です。
本日も順調に旋回点をクリア。
集団から後れることなく、無事551.7kmを飛びゴールしました!
★本日の結果★
Daily 19位
Total 31位
<パイロットコメント>
本日も積雲好条件予報でした。ただ、午後は雲量が増えてオーバーキャストになり、コンディションが低下する予報が一部ありました。
コンディションの割には短めの550kmタスクでしたが、オーバーキャストに備えてスタートは早めにスタートすることにしていました。
スタート前は少し迷いがあり、ガグルを追いかけて迷走してしまいましたが、気持ちを入れ直して集中して再上昇、ガグルの上に上がり、スタート準備が整ったところでイベントマークを押してスタート準備が整ったところで、ガグルにあわせて良いスタートが出来ました。
スタート後の1stサーマル、3rdサーマルは苦手の早い時間帯の上がりづらいサーマルで少し遅れましたが、その後はキャッチアップできました。3分後スタートで後ろから追い上げてきたベルギーチームに追いつかれた後は引っ張ってもらえて、2分前スタートの一つ前のガグルに追いつくことが出来、その後はそのガグルとフィニッシュ出来ました。
チームキャプテンも一緒に夕飯を囲みました |
彩り鮮やか。もちろん美味! |
大好きなハンガリーワイン |
Aug.4(Thu)Competition Day12 Task10
Task:Polygon with 6 points 656.2km
本日も快晴。3日連続のロングタスクとなりました。
一昨日よりは短く、昨日よりは長い距離です。以前なら「え、そんなに長いの?」と驚くような距離ですが、「今日も長いね」ぐらいの反応に。だんだんクルーの距離感覚もおかしくなってます。
航空安全のお守り |
11:15曳航開始
地上気温もぐんぐんあがり、日射がジリジリと痛く感じます。いってらっしゃい!
地上は無線でスタート前に情報を送り、スタートしてからは無線の届く距離では応援メッセージを発信。
オンライントラッキングを観ながら、応援していました。
同じく、日本にいるチームメンバーもオンライントラッキングを観て応援しておりました。
<オンライントラッキングでの観戦方法>
https://maru-wgc.blogspot.com/2022/07/2022wgc.html
15:30頃、チームキャビンを出て外を眺めると飛行場周りは雲がもくもくです。
コース上もこんな感じなのかな?と思いながら再度オンライン観戦。
この時は高度2000m前後でフライトしていましたので、どんな結果になるのか楽しみにしていました。
★本日の結果★
Daily 25位
Total 32位
<パイロットコメント>
本日も離陸時点はブルーで、離陸時点ではコンディションがそこまで良くなかったのですが、地上からの無線サポートでガグルの位置をサポートしていただき、うまくスタート前によいガグルにジョインすることができ、スタートラインで待機して、何機かスタートしたのを見届けたタイミングでチェコチームに続いてスタート、良いスタートをすることが出来ました。
経路では最初は30秒後にスタートしたベルギーチームに引っ張ってもらい、クライムで遅れた後は40秒後スタートのポーランドチームに引っ張ってもらいました。
終盤は7分後スタートのフランスに追いつかれたので、現在総合1位のクリストフ選手を追いかけてみました。午後の遅い時間の上がりやすいサーマルでしたので、クライムではついて行けましたが、グライドはとても追いつけません。他のフランスチームの機体とは同じパスで飛べているのですが、チャンピオン候補は別格のグライドです。。。わかったことはチャンピオン候補クラス(総合10位以内くらい)とはやはりグライドもクライムもついて行けません。総合15位以下の選手ですとクライム、グライドもなんとかついて行けるようです。
大会最後のフライトです |
発航開始を待つ曳航機たち |
AXを狙うカメラマンたち |
なんと。。20機以上のガグルです! |
がんばって上げなおし、前に出ました |
第4旋回点クリアしました。あと少し! |
<パイロットコメント>