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北関東の小さな旅 3日目 (2022/10/1 20:45:27)
群馬県、甘楽の道の駅で目覚めた朝…。
本日は、ここから山道を通って秩父に入り、以前から行きたかった、あるところを目指します。
甘楽町から、敢えて山道を選択し、狭く曲がりくねった道路を進んでいきます。
ここは初めて通る道ですが、こんな秘境、関東にあったんですね!
スゴイ山が続きます。
国道299号線を走っていて、驚いたものを発見!
波跡の化石の上に、恐竜の足跡の化石が残ったものです。
小学生のころ、百科事典でこれを知り、いつかは実際に見てみたいと思っていました!
もちろん、もう何十年も前のことなので、場所までは細かくは覚えていなかったのですが…。
こんなところで、偶然、子供のころから、見たいと思っていたものを見つけるなんて…。
いい大人が、結構興奮して写真を撮ってしまいました。
こんな出来事があるから、旅って楽しいです!
更に細く曲がりくねった道を進むと…。
埼玉県内に、こんなスゴイ山が存在していたんですね!
凄く険しい山です。
この山、どうやら石灰岩のようです。
長年の雨水による浸食で、こんな形になったんでしょうね。
水墨画の題材としてよく取り上げられる、中国の桂林も、同じようにして出来た景色だったと思います。
今度は、東側、街の方に進んでいきます。
武甲山です。
雲のないきれいな姿は初めて見ました。
ここから、小一時間、下道を走って着いたのは…。
吉見百穴です。
以前より興味を持っていたのですが、一度も来たことがありませんでした!
思っていたよりも、都会にあったんですね。
周りは街です。
この吉見百穴は、弥生時代の後期に、墓穴として掘られたらしいです。
弥生時代、まだ鉄の精錬技術がなかった時代と思いますが、どんな道具を使って、この穴を固い岩に掘ったのでしょう
か?
ここから、ビューンとワープ!
これ以上は都会には進みたくなかったので、真北に向かいます。
向かったのは日光…。
途中、曼殊沙華が満開を迎えていました。
きれいだったので、写真をパチリ!
日光を少しだけ通り過ぎ、今市市についたとき、うれしい出来事が…。
蒸気機関車C11型の、走行する姿を見ることが出来ました!
これは凄いです!
汽笛を鳴らして走り始めるその姿を見たときは、思わず鳥肌が立ってしまいました!
私は、汽車はそれほど興味を持っていないのですが、蒸気機関車は別です!
皆さんは、蒸気機関車というと「アンティーク的なイメージ」を持たれると思いますが…。
実は、蒸気機関車って、深いところまで突っ込んでそのメカニズムを見ると、驚嘆するような完成度の高さを持っている
んです!
これ、更に詳しい方に話を聞いてみると、蒸気機関車の蒸気発生部(煙突のすぐ後ろにある、オバQみたいなでっぱり)
なんかは、現在では作る技術が失われてしまった、高度な鋳造技術が使われているそうです。
つまり、現在の技術では、一から蒸気機関車を作ることは出来ないんですね!
蒸気機関車が盛んに作られていた時代は、太平洋戦争の時代と重なります。
この時代、飛行機のエンジンを作る時も、高度な鋳造技術が使われていました。
鋳造技術が最高を極めた時代だったんです。
今ではもちろん作れない…。
だからこそ、残っている蒸気機関車は、大切に保存する必要があると思います。
蒸気機関車に感動した後は、今夜の宿へ…。
今夜は、道の駅「湧水の里しおや」です。
平日なんですが、結構な車中泊の方がいらっしゃいました。