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SUP'AIR DELIGHT4!つづき
グランボレパラグライダースクール
(2024/12/25 18:57:51)
SUP'AIR DELIGHT4!つづき (2022/10/19 19:43:33)
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SUP'AIR DELIGHT4!つづき (2022/10/19 19:43:33)
さあ、デライト4についての続きです。@グランボレハーネス研究科所属主任ハーネス研究員?である私としては、深く、細かくマニアックな視点でお届けします。
上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。ちょっとわかりづらいですが、デライト4はサイドパネルが分割設計になっています。そのパネルごとにコンプレッションが調節できるようになっています。つまりフィッティングをより細かく調節できるようになりました。これが体重移動の効果を含めコントロール特性の向上に一役買うかどうかはフライトしてみないとわかりませんが非常に興味を持つところです。それから写真を見て比較してもらえるとわかりますが、メインのウェビングベルト。デライト3はどうしてこのような縫い方をするのか気になっていたのですが、デライト4からバータッグで縫われるようになりましたね。だからメインベルトの強度もあがっているのかな!
さあ、ここは新世代のハーネスを思わせる改良点ですよ。上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。デライト4はポッドのテンションを調整するメインのベルトが誤った場所を通過しないような工夫がされています。これはポッドハーネスを乗った人は一度は経験する?ポッドのベルトに間違って足を通すというエラーを回避しやすい嬉しい工夫です!ときどきいますよね。変な姿勢で飛んでくるポッドハーネス。大抵はこれですね。これはおそらく製造側がユーザーの声を反映させて改良したのではないでしょうか。
さらにポッドのテンションと角度を調節するポッドハーネスの重要調節ポイントですが、写真のように上下いずれのベルトも手の届くところで細かく調節できるように改良されていました。このベルトを細かく調節することでポッドのテンションを調整します。テンションだけでなく正しいポッドの角度もここで調整します。これはポッドハーネスを一度でも調節した人はわかると思うのですが、もっとも決まらないのがこのポッドのテンションのセッティングなんですよね。乗っては降りてベルトを緩めて、詰めて、また乗って。これを繰り返す必要がありました。デライト3もそれは同様で、一度ハーネスから降りて上下のベルトの長さを調整して、またシミュレーターに座る必要がありました。デライト4はシミュレーターに乗ったままポッドの上下のベルト調節2箇所に手が届くのでそのまま完結できます。事実、古賀さんはシミュレーターで1人でセッティングしていました。これはとても良い進化です!
上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。古賀さん曰く最大の改善点!みんなに嬉しい改良点です。デライト3には安心感のある、スープエアオリジナルのバンプクッションが搭載されていました。しかしながら十分な衝撃吸収性能があるためにどうしても嵩張ってしまいます。(下の写真です)そこでデライト4は全くあたらしい設計のバンプクッション?(二つ折りにして使われている)衝撃吸収素材が使われています。普段は二つ折りにして使われています。パラグライダーザックに収納する時などはファスナーを開けることで折り畳まれているクッションが伸展して薄くなります。これによってハーネス全体の嵩高も薄くなります。格段に収納しやすくなります。この改良点の恩恵は大きいでしょう。ポッドハーネスはとかくその収納性が問題ですから。
写真左がデライト4であきらかに右のデライト3より薄い!!
上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。レスキューパラシュートのパネルはよりシンプルにすっきりとした構造になりました。最近のENの傾向を反映してレスキューパラシュートグリップはパラシュートのラインに引っかかりにくく、素材的に変形しやすくなっています。つまりグリップとしては薄く掴みにくく、変形して力が逃げるので引き出しの練習が絶対に必要です。開口部もデライト3の方が大きく開き、グリップも大きいのでパラシュートの出しやすさはデライト3の方が出しやすく感じました。デライト4のコンテナ・パネル・ピンの組み合わせを観察して、何度も収納して引き出しをしてみると「このパネルをこうして欲しい!その方が引き出ししやすいのに!!」そんな考えも芽生えます。このあたりはパラシュートに対する製造元とメンテナンスに対するリガーの考え方の違いもあるのかもしれません。
再設計されたデライト4専用のインナーコンテナ。グリップがラインと干渉しないように柔らかく変形しやすい素材に変更されています。
昨年スープエアー社からアラートが出たブライダルコードのバータッグ。もちろん今回の製品もきちんと縫製されていますよ!
最終作業はパラシュートをしっかりパッキングして収納。そして引き出しのテストを繰り返します。
さあ、これで使用準備が整いました。
早ければ、明日の五竜の日帰りツアーで実機をもった古賀さんがフライトします。
是非感想を聞いてみましょう!古賀さんのインプレレポートは後日また!
上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。ちょっとわかりづらいですが、デライト4はサイドパネルが分割設計になっています。そのパネルごとにコンプレッションが調節できるようになっています。つまりフィッティングをより細かく調節できるようになりました。これが体重移動の効果を含めコントロール特性の向上に一役買うかどうかはフライトしてみないとわかりませんが非常に興味を持つところです。それから写真を見て比較してもらえるとわかりますが、メインのウェビングベルト。デライト3はどうしてこのような縫い方をするのか気になっていたのですが、デライト4からバータッグで縫われるようになりましたね。だからメインベルトの強度もあがっているのかな!
さあ、ここは新世代のハーネスを思わせる改良点ですよ。上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。デライト4はポッドのテンションを調整するメインのベルトが誤った場所を通過しないような工夫がされています。これはポッドハーネスを乗った人は一度は経験する?ポッドのベルトに間違って足を通すというエラーを回避しやすい嬉しい工夫です!ときどきいますよね。変な姿勢で飛んでくるポッドハーネス。大抵はこれですね。これはおそらく製造側がユーザーの声を反映させて改良したのではないでしょうか。
さらにポッドのテンションと角度を調節するポッドハーネスの重要調節ポイントですが、写真のように上下いずれのベルトも手の届くところで細かく調節できるように改良されていました。このベルトを細かく調節することでポッドのテンションを調整します。テンションだけでなく正しいポッドの角度もここで調整します。これはポッドハーネスを一度でも調節した人はわかると思うのですが、もっとも決まらないのがこのポッドのテンションのセッティングなんですよね。乗っては降りてベルトを緩めて、詰めて、また乗って。これを繰り返す必要がありました。デライト3もそれは同様で、一度ハーネスから降りて上下のベルトの長さを調整して、またシミュレーターに座る必要がありました。デライト4はシミュレーターに乗ったままポッドの上下のベルト調節2箇所に手が届くのでそのまま完結できます。事実、古賀さんはシミュレーターで1人でセッティングしていました。これはとても良い進化です!
上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。古賀さん曰く最大の改善点!みんなに嬉しい改良点です。デライト3には安心感のある、スープエアオリジナルのバンプクッションが搭載されていました。しかしながら十分な衝撃吸収性能があるためにどうしても嵩張ってしまいます。(下の写真です)そこでデライト4は全くあたらしい設計のバンプクッション?(二つ折りにして使われている)衝撃吸収素材が使われています。普段は二つ折りにして使われています。パラグライダーザックに収納する時などはファスナーを開けることで折り畳まれているクッションが伸展して薄くなります。これによってハーネス全体の嵩高も薄くなります。格段に収納しやすくなります。この改良点の恩恵は大きいでしょう。ポッドハーネスはとかくその収納性が問題ですから。
写真左がデライト4であきらかに右のデライト3より薄い!!
上の写真がデライト4で下の写真がデライト3。レスキューパラシュートのパネルはよりシンプルにすっきりとした構造になりました。最近のENの傾向を反映してレスキューパラシュートグリップはパラシュートのラインに引っかかりにくく、素材的に変形しやすくなっています。つまりグリップとしては薄く掴みにくく、変形して力が逃げるので引き出しの練習が絶対に必要です。開口部もデライト3の方が大きく開き、グリップも大きいのでパラシュートの出しやすさはデライト3の方が出しやすく感じました。デライト4のコンテナ・パネル・ピンの組み合わせを観察して、何度も収納して引き出しをしてみると「このパネルをこうして欲しい!その方が引き出ししやすいのに!!」そんな考えも芽生えます。このあたりはパラシュートに対する製造元とメンテナンスに対するリガーの考え方の違いもあるのかもしれません。
再設計されたデライト4専用のインナーコンテナ。グリップがラインと干渉しないように柔らかく変形しやすい素材に変更されています。
昨年スープエアー社からアラートが出たブライダルコードのバータッグ。もちろん今回の製品もきちんと縫製されていますよ!
最終作業はパラシュートをしっかりパッキングして収納。そして引き出しのテストを繰り返します。
さあ、これで使用準備が整いました。
早ければ、明日の五竜の日帰りツアーで実機をもった古賀さんがフライトします。
是非感想を聞いてみましょう!古賀さんのインプレレポートは後日また!
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