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<飛丸日記 8月1日> 「創立60周年記念」
飛丸日記
(2024/10/31 8:42:30)
<飛丸日記 8月1日> 「創立60周年記念」 (2022/12/5 21:52:07)
5年前、一時帰国の際、親父から無造作に渡されたボールペン3本。
そこに書かれていたのは「創立55周年記念」の文字。
無愛想に受け取る息子。
今ならあの時の親父の気持ちがわかる気がする。
あれから5年。紆余曲折がありながらも、会社はなんとか存続している。
「そうだ、創立60周年記念をやろう。」
コロナ禍の中、パーティは出来ない。
いやそもそも、感謝すべきはパーティに来ることが出来る方々ではない。
今まで会社を支えてくれた現役を退いた方々である。
そんな思いから、記念品を配る事にした。
「南海トラフ大地震」が懸念される静岡の地。
社員さんからアイデアを募集し、幾つかの防災グッズから選んでもらう事にした。
150の贈答品を用意し、10月に配布が終了する。
過去の社員名簿を整理し、手紙を出し、返事を集計し、贈答品を発送する。
予想通りの大仕事だった。
以下、過去お世話になった方々へ配布した手紙。
ー-----------------------
2022年8月1日
お世話になった皆様へ
株式会社 トミハラ
代表取締役・会長・CEO
冨原 淳
創立60周年のご挨拶
一部の方には突然の手紙となる方がいらっしゃいますが、ご容赦下さい。
昭和36年(1961年)に静岡県菊川町吉沢の地で、有限会社冨原製作所として創業して以来、今年で満60年を迎えることが出来ました。この間、会社は株式会社トミハラと名を改め、富田の地にも工場を稼働させております。創業者である父の冨原邦夫から、長男の冨原敏、兄の急逝により父が復帰、その後母の冨原初枝とタスキを引き継ぎ、現在は次男である私、冨原淳が会社経営の舵取りをしています。また昨年11月には最古参の社員である鈴木孝弘氏が社長に就任し、次世代への継承に向けた準備をしながら、約20名の社員が会社の運営をしています。
会社の寿命には、様々な見方があるようですが、一説には創業後30年生き残る会社は10%に満たないと言われています。60年であれば単純計算で1%となります。ここまで会社を存続して来られたのも、この間に勤務して頂いた方々、仕入先、販売先その他関係者、多くの皆様のご支援のお陰です。ここに改めて御礼申し上げます。
この機会に、感謝の気持ちを込めまして、贈答品をご用意させて頂きました。贈答品は同封のはがきを出して頂くことにより受け取ることができます。自然災害の頻度が増す昨今、防災用品が役に立つのではと考えました。以下4点より選んで頂き同封のはがきに記入し保護シールを貼って業者に送付して下さい。8月末までに業者に届いたはがきの方々に対し、ご希望の品物を業者より手配させて頂きます。発送は10月頃になる予定です。また9月以降に到着したハガキについてはご対応出来ませんのでご了承下さい。また、希望された品物が品切れとなった場合には、代替品を発送させて頂きます。予めご容赦下さい。
暑さ厳しき折り、くれぐれも自愛下さい。
以 上
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<飛丸日記 8月1日> 「創立60周年記念」 (2022/12/5 21:52:07)
5年前、一時帰国の際、親父から無造作に渡されたボールペン3本。
そこに書かれていたのは「創立55周年記念」の文字。
無愛想に受け取る息子。
今ならあの時の親父の気持ちがわかる気がする。
あれから5年。紆余曲折がありながらも、会社はなんとか存続している。
「そうだ、創立60周年記念をやろう。」
コロナ禍の中、パーティは出来ない。
いやそもそも、感謝すべきはパーティに来ることが出来る方々ではない。
今まで会社を支えてくれた現役を退いた方々である。
そんな思いから、記念品を配る事にした。
「南海トラフ大地震」が懸念される静岡の地。
社員さんからアイデアを募集し、幾つかの防災グッズから選んでもらう事にした。
150の贈答品を用意し、10月に配布が終了する。
過去の社員名簿を整理し、手紙を出し、返事を集計し、贈答品を発送する。
予想通りの大仕事だった。
以下、過去お世話になった方々へ配布した手紙。
ー-----------------------
2022年8月1日
お世話になった皆様へ
株式会社 トミハラ
代表取締役・会長・CEO
冨原 淳
創立60周年のご挨拶
一部の方には突然の手紙となる方がいらっしゃいますが、ご容赦下さい。
昭和36年(1961年)に静岡県菊川町吉沢の地で、有限会社冨原製作所として創業して以来、今年で満60年を迎えることが出来ました。この間、会社は株式会社トミハラと名を改め、富田の地にも工場を稼働させております。創業者である父の冨原邦夫から、長男の冨原敏、兄の急逝により父が復帰、その後母の冨原初枝とタスキを引き継ぎ、現在は次男である私、冨原淳が会社経営の舵取りをしています。また昨年11月には最古参の社員である鈴木孝弘氏が社長に就任し、次世代への継承に向けた準備をしながら、約20名の社員が会社の運営をしています。
会社の寿命には、様々な見方があるようですが、一説には創業後30年生き残る会社は10%に満たないと言われています。60年であれば単純計算で1%となります。ここまで会社を存続して来られたのも、この間に勤務して頂いた方々、仕入先、販売先その他関係者、多くの皆様のご支援のお陰です。ここに改めて御礼申し上げます。
この機会に、感謝の気持ちを込めまして、贈答品をご用意させて頂きました。贈答品は同封のはがきを出して頂くことにより受け取ることができます。自然災害の頻度が増す昨今、防災用品が役に立つのではと考えました。以下4点より選んで頂き同封のはがきに記入し保護シールを貼って業者に送付して下さい。8月末までに業者に届いたはがきの方々に対し、ご希望の品物を業者より手配させて頂きます。発送は10月頃になる予定です。また9月以降に到着したハガキについてはご対応出来ませんのでご了承下さい。また、希望された品物が品切れとなった場合には、代替品を発送させて頂きます。予めご容赦下さい。
暑さ厳しき折り、くれぐれも自愛下さい。
以 上
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