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山並みのリッジリフトを理解してグライドすると、少し遠く感じるサーマルポイントにたどり着ける時もある。
takashiの独り言
(2024/12/30 19:38:44)
山並みのリッジリフトを理解してグライドすると、少し遠く感じるサーマルポイントにたどり着ける時もある。 (2019/8/25 0:46:14)
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山並みのリッジリフトを理解してグライドすると、少し遠く感じるサーマルポイントにたどり着ける時もある。 (2019/8/25 0:46:14)
2019年8月18日、池田山カップ最終日この日は事前に予想された、気象条件よりもコンディションが渋く、特に平野を渡って東の低い山並みにたどり着いた後はサバイバルタスクになってしまいました。
私は、サーマルや他パイロットとの巡り合わせが良く、クリスチャンに数分遅れの2位でゴール。このフライトでうまくいったポイントをシェアしておきたいと思います。
結論から言うと、山並みのリッジリフト帯を理解してグライドすると、多少遠く感じるサーマルポイントへの移動が、思っているよりも少ない高度ロスで可能になる場合がある、ということです。
1つ目のポイントはT01(小島山)1kmの帰りの谷渡りでズブって高度ロスした後の展開でした。
牧場付近の上に付けたものの、そのまま南西方向に尾根沿いを進むには厳しい高度になってしまっていました。普段の自分なら、池田山に向かう途中の荒れた上がらないサーマルで回して高度ロス&時間ロスするところでしたが、この日は直ぐ横に鈴木博司さんがいたので、着いて行ってみることに。VGを引いたまま、全然回す素振りなく、どんどん南に進みます。確かにこの日は西風の成分はほとんどなかったので、山沿いは弱い上昇帯でグライド効率としては、まあまあでした。それでも高い池田山の尾根は東から回り込んでテイクオフの前を、ちょうどテイクオフの高度で通過。そのままいつもの展望台の上でスムーズにサーマルヒット。なんと効率的な!
2つ目のポイントは平地を東に渡って権現山で上げて南のT39を取ってT36(セメント)に向かう頃。そう先頭集団が続々と降りてしまった時です。もともと権現山を離れた高度が900mないくらいだったので、大ピンチなのは全員が理解していました。私は集団の中では、やや高かったのですが、セメント付近は前日、低くして降りているので印象が悪いうえ、先にセメント東の尾根に入った機体はズブって高度ロスしているように見えました。とはいえ上がっている権現山に向かうには厳しい高度。ひとまず先にセメントを取って近くにいたクリスチャンの様子をうかがうと、周りを見渡して即座に権現山へ向かう決断をしたように見えました。私と名草もクリスチャンを追いかける形で権現山に向かいます。そもそも権現山までたどり着けるのか?上がらなかったらサブランにも届かなくならないか?と考えたところで仕方ないので、高度200m程の低い山並みのリッジを取りながら、向かいます。権現山の北東側の小さなボールで2周だけ回して数メートルゲインしただけで、そのまま、ギリギリ権現山山頂のリフト帯に入っていけました。この場面の判断は、流石クリスチャン!と思わせるものでした。
こういう話は、今回が初めてではなく、以前もこのブログで紹介していました。大門さんの名言。
https://takashi427.exblog.jp/19885696/
主に鳥取霊石山のリッジソアリングについて昔書いた記事
https://takashi427.exblog.jp/19715469/
リッジソアリングというと、切り立った地形が続いている場所に程よい強さの風が吹いている場合に、高度を上げたり、キープしたりするテクニック。という理解の人が多いと思いますが、サーマルソアリングと同様にリッジソアリングも奥が深く、競技の世界でも、リッジを如何に上手く利用するか?というのは勝負の分かれ目になることもありますよ。
私は、サーマルや他パイロットとの巡り合わせが良く、クリスチャンに数分遅れの2位でゴール。このフライトでうまくいったポイントをシェアしておきたいと思います。
結論から言うと、山並みのリッジリフト帯を理解してグライドすると、多少遠く感じるサーマルポイントへの移動が、思っているよりも少ない高度ロスで可能になる場合がある、ということです。
1つ目のポイントはT01(小島山)1kmの帰りの谷渡りでズブって高度ロスした後の展開でした。
牧場付近の上に付けたものの、そのまま南西方向に尾根沿いを進むには厳しい高度になってしまっていました。普段の自分なら、池田山に向かう途中の荒れた上がらないサーマルで回して高度ロス&時間ロスするところでしたが、この日は直ぐ横に鈴木博司さんがいたので、着いて行ってみることに。VGを引いたまま、全然回す素振りなく、どんどん南に進みます。確かにこの日は西風の成分はほとんどなかったので、山沿いは弱い上昇帯でグライド効率としては、まあまあでした。それでも高い池田山の尾根は東から回り込んでテイクオフの前を、ちょうどテイクオフの高度で通過。そのままいつもの展望台の上でスムーズにサーマルヒット。なんと効率的な!
2つ目のポイントは平地を東に渡って権現山で上げて南のT39を取ってT36(セメント)に向かう頃。そう先頭集団が続々と降りてしまった時です。もともと権現山を離れた高度が900mないくらいだったので、大ピンチなのは全員が理解していました。私は集団の中では、やや高かったのですが、セメント付近は前日、低くして降りているので印象が悪いうえ、先にセメント東の尾根に入った機体はズブって高度ロスしているように見えました。とはいえ上がっている権現山に向かうには厳しい高度。ひとまず先にセメントを取って近くにいたクリスチャンの様子をうかがうと、周りを見渡して即座に権現山へ向かう決断をしたように見えました。私と名草もクリスチャンを追いかける形で権現山に向かいます。そもそも権現山までたどり着けるのか?上がらなかったらサブランにも届かなくならないか?と考えたところで仕方ないので、高度200m程の低い山並みのリッジを取りながら、向かいます。権現山の北東側の小さなボールで2周だけ回して数メートルゲインしただけで、そのまま、ギリギリ権現山山頂のリフト帯に入っていけました。この場面の判断は、流石クリスチャン!と思わせるものでした。
こういう話は、今回が初めてではなく、以前もこのブログで紹介していました。大門さんの名言。
https://takashi427.exblog.jp/19885696/
主に鳥取霊石山のリッジソアリングについて昔書いた記事
https://takashi427.exblog.jp/19715469/
リッジソアリングというと、切り立った地形が続いている場所に程よい強さの風が吹いている場合に、高度を上げたり、キープしたりするテクニック。という理解の人が多いと思いますが、サーマルソアリングと同様にリッジソアリングも奥が深く、競技の世界でも、リッジを如何に上手く利用するか?というのは勝負の分かれ目になることもありますよ。
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