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津波の予測はすぐに出来る! (2023/3/6 10:53:08)
南海トラフ巨大地震…。
いつ起こってもおかしくない、警戒しなければいけない地震です。
特に、津波が心配…。
でも、皆さんは、地震が起こった時点にて、直ぐに津波発生が予測できる方法があることをご存じでしょうか?
今夜はそれをお話しします。
この津波を予測する方法、実はとても簡単なんです!
その方法は…。
地震には、二種類の揺れがあります。
その二種類の揺れとは、初期微動と言われるP波と、本震のS波。
初期微動のP波は、本震のS波よりも伝わる速度が速いのです。
この二つの振れは、震源地が遠いほど、その時間差も大きくなります。
つまり…。
P波が伝わってきてから、本震のS波が来るまでの時間差をカウントすれば、震源地までの距離が分かるんです!
具体的には、P波を感じた時点で、本震のS波 が来るまでの秒数を数えます。
その秒数に「8」を掛ければ、だいたいですが、震源地までの距離が分かるんです!
ちょっと慣れないと、この時間差はカウントしにくいのですが…。
大切なのは、自分のいる場所の揺れが大きいほど、そして、初期微動のP波の時間が長いほど、大津波となる可能性
が高いんです!
これを覚えておいてください!
より正確に、津波を予測したいときは…。
上の方法で、まずは自分いる場所から震源地までの距離は分かりますよね!
で…。
コレ、だいたいなんですが、震源地に80キロ近づくごとに、その震度は1大きくなると覚えておいてください。
例えば、P波とS波の時間差が10秒だったとします。
そして、自分がいる場所の揺れが、震度5だったとします。
この場合、先に説明した「8」を掛ける方法を使えば、震源地までの距離は80キロで、更に、その震源地での揺
れは、1大きくなり震度6になるということです。
ここからさらに、その地震のエネルギーの強さまで予測できます!
その方法は…。
震源地での揺れの大きさの数字が、だいたいですが、地震のエネルギーを示す「マグニチュード」と同じになりま
す。
(念のためですが、地震の揺れを表す震度と、地震のエネルギーを示すマグニチュードは、全く違うものですが、
たまたまですが、震源地では、その両方の数字が、だいたい同じになるということです。)
これを使うと、上で紹介した地震のマグニチュードは「6」ということになりますよね!
…。
で…。
このマグニチュードが6を超えるあたりから、そろそろ津波発生を警戒した方が良いのです。
コレ、2011年に起こった東日本大震災に当てはめてみると…。
まず、私は茨城県石岡市にて、この地震に遭遇しました。
この時、私はP波とS波の伝わりの時間差をカウントしていましたが、その差は20秒でした。
つまり、石岡市から震源地までの距離は160キロということですね!
更に、私がこの時いた場所での震度は、6強でした。
80キロ震源地に近づくたびに、震度は1大きくなるんですから、160キロ先の震源地は震度8強ということです
ね!
そして、この地震のマグニチュードは、8後半ということが分かるんです。(実際にはマグニチュード9ほど)
もう、この辺で、大変な地震が起こったことが、直ぐにわかるということです。
だいたいですが合っていますよね!
ちょっとややこしいですが、津波の発生は、ニュースなどを見なくても、その場ですぐに予測可能なんです。
そのためにも、下のことだけは覚えておいてください。
地震の揺れが大きいほど、そして、P波とS波の時間差が大きいほど、大津波になります。
そんな時は…。
とにかく高い場所に逃げてください!