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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/17 17:33:27)

feed 津波の予測はすぐに出来る! (2023/3/6 10:53:08)

南海トラフ巨大地震…。

いつ起こってもおかしくない、警戒しなければいけない地震です。

特に、津波が心配…。

でも、皆さんは、地震が起こった時点にて、直ぐに津波発生が予測できる方法があることをご存じでしょうか?

今夜はそれをお話しします。

 

この津波を予測する方法、実はとても簡単なんです!

その方法は…。

地震には、二種類の揺れがあります。

その二種類の揺れとは、初期微動と言われるP波と、本震のS波。

初期微動のP波は、本震のS波よりも伝わる速度が速いのです。

この二つの振れは、震源地が遠いほど、その時間差も大きくなります。

つまり…。

P波が伝わってきてから、本震のS波が来るまでの時間差をカウントすれば、震源地までの距離が分かるんです!

具体的には、P波を感じた時点で、本震のS波 が来るまでの秒数を数えます。

その秒数に「8」を掛ければ、だいたいですが、震源地までの距離が分かるんです!

ちょっと慣れないと、この時間差はカウントしにくいのですが…。

大切なのは、自分のいる場所の揺れが大きいほど、そして、初期微動のP波の時間が長いほど、大津波となる可能性

が高いんです!

これを覚えておいてください!

 

より正確に、津波を予測したいときは…。

上の方法で、まずは自分いる場所から震源地までの距離は分かりますよね!

で…。

コレ、だいたいなんですが、震源地に80キロ近づくごとに、その震度は1大きくなると覚えておいてください。

例えば、P波とS波の時間差が10秒だったとします。

そして、自分がいる場所の揺れが、震度5だったとします。

この場合、先に説明した「8」を掛ける方法を使えば、震源地までの距離は80キロで、更に、その震源地での揺

れは、1大きくなり震度6になるということです。

 

ここからさらに、その地震のエネルギーの強さまで予測できます!

その方法は…。

震源地での揺れの大きさの数字が、だいたいですが、地震のエネルギーを示す「マグニチュード」と同じになりま

す。

(念のためですが、地震の揺れを表す震度と、地震のエネルギーを示すマグニチュードは、全く違うものですが、

たまたまですが、震源地では、その両方の数字が、だいたい同じになるということです。)

これを使うと、上で紹介した地震のマグニチュードは「6」ということになりますよね!

…。

で…。

このマグニチュードが6を超えるあたりから、そろそろ津波発生を警戒した方が良いのです。

 

コレ、2011年に起こった東日本大震災に当てはめてみると…。

まず、私は茨城県石岡市にて、この地震に遭遇しました。

この時、私はP波とS波の伝わりの時間差をカウントしていましたが、その差は20秒でした。

つまり、石岡市から震源地までの距離は160キロということですね!

更に、私がこの時いた場所での震度は、6強でした。

80キロ震源地に近づくたびに、震度は1大きくなるんですから、160キロ先の震源地は震度8強ということです

ね!

そして、この地震のマグニチュードは、8後半ということが分かるんです。(実際にはマグニチュード9ほど)

もう、この辺で、大変な地震が起こったことが、直ぐにわかるということです。

だいたいですが合っていますよね!

 

ちょっとややこしいですが、津波の発生は、ニュースなどを見なくても、その場ですぐに予測可能なんです。

そのためにも、下のことだけは覚えておいてください。

 

地震の揺れが大きいほど、そして、P波とS波の時間差が大きいほど、大津波になります。

そんな時は…。

とにかく高い場所に逃げてください!

 


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