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2023年ハンググライダー日本選手権 (2023/3/23 9:16:02)
去る3月17日から23日にかけて、私の住む茨城県石岡市にて、ハンググライダーの日本選手権が開催されました。
その模様を今回はお伝えします!
ハンググライダーの競技は何を競うのか?
ハンググライダーの競技は、決められた飛行コースを、どれだけ早く飛びゴールへと到着できるかを競います。
飛行コースは「タスク」と一般的には呼ばれており、その日の気象条件で、出来るだけサーマル(上昇気流)が多
く発生しそうな場所を選んで決められています。
距離は、短いもので40キロくらいから、長いと100キロを超える場合もあります。
ゴールへとたどり着けなかった場合は、主に飛んだ飛行距離で得点が与えられます。
選手の飛行は、どうやって管理されているか?
現在は、ライブトラックというアプリを使って、選手の飛行を管理、監視しています。
これは、GPSの機能を使い、携帯電話の通信網を利用して行われています。
従って、一般のインターネットで視聴は可能です。
大会本部では、インターネットを使って、各選手の動きを見ています。
このライブトラックには、専用のライブトラッカーという機器が使われており、飛行前に選手に渡されます。
3月17日、18日は悪天のため大会休止。
3月19日
気象情報より、かなり複雑な風が予想されていたため、最もサーマルが期待できる北エリアを主に使って、タスク
が組まれました。
石岡市のほぼ北端の、板敷山よりスタート。
上記の74キロのコースで益子町のゴールへと向かうタスクが組まれ、牟田園選手が2時間21分のタイムで一位とな
りました。
参加選手43名中、ゴール者は15名。
3月20日
この大会中最高のコンディションとなったこの日、組まれたタスクは、板敷山をスタート。
約100キロ北に飛んで行った後、リターンして白河ゴール。
116キロの距離を飛ぶことになります。
この日の一位は、3時間03分のタイムで田中選手。
参加選手38名中、ゴール者は7名でした。
3月23日最終日
悪天のため休止が予想されていましたが、何とか競技が出来るかも…。と、44キロのタスクが組まれました。
結局22名もの選手がゴール出来、一位は50分のタイムで名草選手でした。
これにて2023年ハンググライダー選手権の優勝者は、20日にトップを獲った田中選手となりました。
現在、ハンググライダーの競技は、関係者だけでこじんまりと行われています。
しかし、上にご紹介したように、インターネットを使えば、だれでも競技の様子を覗くことが出来ます。
現在のこのシステムを上手く使えば、世間一般の方々にも、ハンググライダー競技の面白さを知っていただける可
能性もあるように思えます。
街のお祭りなどと絡めて、ハンググライダーの競技を行えば、とても面白いイベントを企画できるのでは?
そんなことも、私は考えています。