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<飛丸日記 4月24日> 「超えられない存在」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 4月24日> 「超えられない存在」 (2023/5/23 20:41:56)
高校2年、倫理社会の授業でのひとこま。
「教科書に「人格者」とあるが、これはどういう人のことを言うのか?」
先生の問い掛けに、テニス部の友人が手を挙げる。
「はい。冨原先輩のような人です。」
他のテニス部の友人たちが、皆、異口同音に賛同する。
驚いた、でも流石、自慢の兄貴である。
2023年4月24日、会社の送別会で、同僚から質問を受けた。
「全社集会のマネジメント・メッセージで、冨原さんには5つの夢があると仰ってました。
空を飛ぶこと等など。最後に、秘密にされた五つ目の夢を教えて下さい」
I want to ① Fly ② Have Family ③ Study Physics④ Represent Japan ⑤ --- Secret ---
恥ずかしくて今まで人に話をしたことがない、この五つ目の夢。
ドバイで中近東会社の社長になった時にも、プレゼンをして明かさなかった。
「酔った勢い」とは恐ろしいものだ。これを初めて人様に披露した。
空も飛べたし、日本代表にもなった。物理学も学んだし、家庭も持った。
それぞれこれからも深めたいが、今や最大の目標は5つ目の夢を叶える事です。
高二の時のエピソードの話をする。
「実は5つ目は兄貴を超える事、人格者になることです。」
「もっとも遠い存在」と罵倒されそうだが、まあ、何を目標とするかは個人の勝手である。
2012年、「静岡の我が社」の社長だったが、経営難から亡くなった。
もうこの世にはいない、「超えられない存在」である。
いや、そもそも、この5つ目の夢は、永遠に達成できないのは明らかだ。
2022年2月、伊藤忠の社内報で、人生設計を揺るがす衝撃の記事を目にする。
7代前、戸崎元社長の言葉、「人格者は経営者になれない。」
成る程、時に何かを冷徹に断行しなければならない経営者は、
人格者を気取ってはいられない。
伊藤忠商事なる会社は、社員は皆、経営者を目指す事を求められる。
かつて1000以上の子会社を持ち、おおわらわだった。
またそこに何の違和感も無く、邁進してきた私。
上手くやれた、もしくは、やれているかは別にして、今までに
4つの会社のトップを務め、No2 も二度経験している。
これからもそれを求めて行こうと思っていたのだが、
実は、目指すものと大きな食い違いがあるのかと考えさせられた。
人生の「大旋回」が必要なのだろうか。
いや、それでは 異色の経営者を目指せば良いのではないか。
それは、どんなスタイルなのだろうか。
いや、そもそも、人格者って何だろう。
考察は続く。
世の中、不思議なものである。
呑み会の二日後、4月26日、伊藤忠の社内報で、また衝撃的な記事が出る。
二代目伊藤忠兵衛の言葉「人格者は、おおむね保守的な考えをするもの。」
「今日のように進歩の早い世界では、保守は一刻も許されない。前進あるのみである。」
「えつ!そういう話なの!!!」、あまりにも曲解した、私の早とちりだった。
明後日、4月28日は、最後の全社員集会。
(草案)「この道は、私の夢とは相容れませんでした。申し訳ありません。さようなら。」
さてここで、もう一度「大旋回」すべきなのだろうか。
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<飛丸日記 4月24日> 「超えられない存在」 (2023/5/23 20:41:56)
高校2年、倫理社会の授業でのひとこま。
「教科書に「人格者」とあるが、これはどういう人のことを言うのか?」
先生の問い掛けに、テニス部の友人が手を挙げる。
「はい。冨原先輩のような人です。」
他のテニス部の友人たちが、皆、異口同音に賛同する。
驚いた、でも流石、自慢の兄貴である。
2023年4月24日、会社の送別会で、同僚から質問を受けた。
「全社集会のマネジメント・メッセージで、冨原さんには5つの夢があると仰ってました。
空を飛ぶこと等など。最後に、秘密にされた五つ目の夢を教えて下さい」
I want to ① Fly ② Have Family ③ Study Physics④ Represent Japan ⑤ --- Secret ---
恥ずかしくて今まで人に話をしたことがない、この五つ目の夢。
ドバイで中近東会社の社長になった時にも、プレゼンをして明かさなかった。
「酔った勢い」とは恐ろしいものだ。これを初めて人様に披露した。
空も飛べたし、日本代表にもなった。物理学も学んだし、家庭も持った。
それぞれこれからも深めたいが、今や最大の目標は5つ目の夢を叶える事です。
高二の時のエピソードの話をする。
「実は5つ目は兄貴を超える事、人格者になることです。」
「もっとも遠い存在」と罵倒されそうだが、まあ、何を目標とするかは個人の勝手である。
2012年、「静岡の我が社」の社長だったが、経営難から亡くなった。
もうこの世にはいない、「超えられない存在」である。
いや、そもそも、この5つ目の夢は、永遠に達成できないのは明らかだ。
2022年2月、伊藤忠の社内報で、人生設計を揺るがす衝撃の記事を目にする。
7代前、戸崎元社長の言葉、「人格者は経営者になれない。」
成る程、時に何かを冷徹に断行しなければならない経営者は、
人格者を気取ってはいられない。
伊藤忠商事なる会社は、社員は皆、経営者を目指す事を求められる。
かつて1000以上の子会社を持ち、おおわらわだった。
またそこに何の違和感も無く、邁進してきた私。
上手くやれた、もしくは、やれているかは別にして、今までに
4つの会社のトップを務め、No2 も二度経験している。
これからもそれを求めて行こうと思っていたのだが、
実は、目指すものと大きな食い違いがあるのかと考えさせられた。
人生の「大旋回」が必要なのだろうか。
いや、それでは 異色の経営者を目指せば良いのではないか。
それは、どんなスタイルなのだろうか。
いや、そもそも、人格者って何だろう。
考察は続く。
世の中、不思議なものである。
呑み会の二日後、4月26日、伊藤忠の社内報で、また衝撃的な記事が出る。
二代目伊藤忠兵衛の言葉「人格者は、おおむね保守的な考えをするもの。」
「今日のように進歩の早い世界では、保守は一刻も許されない。前進あるのみである。」
「えつ!そういう話なの!!!」、あまりにも曲解した、私の早とちりだった。
明後日、4月28日は、最後の全社員集会。
(草案)「この道は、私の夢とは相容れませんでした。申し訳ありません。さようなら。」
さてここで、もう一度「大旋回」すべきなのだろうか。
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