ホーム >> RSSセンター >> <飛丸日記 10月20日> 「最近考えている事」(文殊のPPT)

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/12/25 18:57:24)

feed <飛丸日記 10月20日> 「最近考えている事」(文殊のPPT) (2023/5/25 18:56:31)
230528B-03AT-文殊のPPT f飛丸日記1
230528B-03AT-文殊のPPT f飛丸日記2
230528B-03AT-文殊のPPT f飛丸日記3

またもや全社員集会。
もはや、人前で話をする練習、と思えば何のことはないのだが、
この機会に何かを伝えようと考えると、ついついくどくなる。

加えて全社員集会の話では 掲載できる写真がない。
イベントの時の写真がない。
実は今回の一連のブログ、大分前に書き終わっていたのだが、
写真がなくて掲載できなかった。
今回は苦肉の策、パワポを作って掲載する。

以下、題して「最近、考えている事」

ー---

今回は前回の話の続きをさせて頂きます。前回のPPTのタイトルは、「最近、思う事」ですが、今回は安直に「最近、考えている事」というタイトルにしました。前回お話した事は、結局は「よく考えて物事を進めましょう。」という事に尽きるのですが、ではどうやって考えて行くのか。そこがポイントです。
 
その一つの方法として私が最近考えたのが、これまた安直なネーミングですが「文殊のPPT」というものです。
 
考えた事は、先ず「意思決定の見える化」をする。どういった情報を元にどう考え、どう判断をしたのか。
思うに判断というのは、本当にエイヤで決めなければいけない事は2割位、後の8割は判断に必要な情報をきちんと整理し、筋道立てて考えれば、同じ結論が導かれると思っています。常々その練習を行っていく。それをキチンと「見える化」する。先ずは書き出して行く。それにより建設的に振り返る事も出来ます。過去をきちんと反省しなければ進歩はない。そしてその手法、やり方をレベルアップしていく。人は進歩を感じる事で幸せを感じられます。であれば進歩が感じられる仕組みを作れば、より幸せになれます。
 
次にマネジメント・メッセージで何度か言っていますが、当たり前の話「アイデアは大事である」という事。ではどうやったら良いアイデアが生まれるのか。これが課題です。アイデアを生む一つの方法は多様性だと思います。様々な経験や学びを通して自身の多様性を高める。次にメンバー構成の多様性を高め、皆で語り合う。アイデアを出し合い、議論する事だと思います。
 
その時には、目的、課題を明確にし、可能な限り情報を共有し同じ情報レベルの中できちんと整理しながら議論を前に進める事。これは仕事だけではありません。プライベートでも同じです。頭の中で一人悩んでいても、ぐるぐる回りで結論は出ません。なんとなく時間切れで否応なしに進んでしまう事がなんと多い事か。考えを書き出し、いろいろな人と語り合い、整理していくのが良いのではと思います。
 
こうした中で私が考えたのが「文殊のPPT」です。考え方の道筋、テンプレートを作る。またやり方も見直し、進化させて行く。①「目的、目標、課題設定をする。」②「達成、解決までのアプロ―チを考える。」③「判断に必要な情報を考える。」そして「情報収集の方法を考える。」④「選択枝を列挙する。」「選択枝を絞り込む。」⑤「具体的な実行計画、何時までに、誰が、何をするのか、工程を明確にする。」これを「PCT(工程管理表)」と私は呼んでいます。ここまで出来たら、後は「走りながら考え、学び、修正を繰り返して行く。」ことだと思います。
 
実際には、全てが同時並行です。「目的、目標、課題設定」は、初志貫徹には拘りません。走っている内に、より良いと思われる目的や目標また課題の本質が見えてくることがよくあります。やってみるとこの適切な「目的、目標、課題設定」が、一番難しい作業であると感じています。

選択枝は最低5つ考えています。「提案書では選択肢を3つ出し最後に自分の選びたい選択肢を持ってこい」等とその道の本にはよく書いてあります。また「リスク対応の為に3つシナリオを考えろ」とも言われます。投資案件を担当していた時にはそうしていましたが、後で振り返ってみると、3つ挙げていても実際には、一つも当たった試しがありません。だから5つ考える。そしてそれぞれに対策を打つ。それでも当たりませんが、当たらなくとも近いシナリオが増え、その対策が効いてくる。失敗経験から学んだ手法です。
 
只、これはあくまで私のやり方であって、皆さんに強いるものではありません。皆さんがそれぞれ独自のやり方で「よりよく考える方法」を開発し、良い方法が見つかれば教えて下さい。私としては、この「文殊のPPT」、いやそれに拘らず、「より良く考える方法」をどんどん進化させていきたいと思っています。

execution time : 0.005 sec