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遂にこの日を迎える。
「八丁堀の我が社」の皆さんへ、全社員集会でのお別れのご挨拶

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 5月1日付で伊藤忠商事へ異動となります。ゴールデンウィーク明けの一週間で引継ぎを行い、5月12日をIRL最終出社日とする予定です。2020年5月1日の赴任でしたので在任期間は丁度3年になります。先ずは皆さんに、この３年間一緒に働いて頂いた事に感謝を申し上げたく思います。ありがとうございました。このご縁をこれからも大切にしたく思います。宜しくお願いします。
 
ここでお話ししようか躊躇しておりましたが、今後あまりお話しする機会がないのでこの場を借りて申し上げます。
伊藤忠では一旦リーテイル資材部付となりますが、「転職支援休暇制度」を利用して8月から半年間の休暇を頂き、来年1月末に伊藤忠商事を退職致します。ブルネイでの5年間を除き伊藤忠では最長３年間で異動を繰り返してきました。現在58歳ですが、今回異動の話があった時に伊藤忠でのビジネスマン人生はIRLで最後にしようと思い退職を決意致しました。その後については、転職でなく起業を目指して、何かやってみようと思っております。
 
さて、私事はこの位にして、経営の立場として皆さんに伝えたい事ですが、今までマネジメント・メッセージとして、
合計13回発信をさせて頂いております。こんな会社でありたいと考えた事を、いろいろと記載してきました。
「持続発展可能な仕組みの構築」
「最適化社会創出への貢献」
「関わりたいと思える会社を目指す。」
 
今年の「新年のご挨拶」では、その時点で離任はまだ確定していませんでしたが、皆さんへ離任する時にはお伝えしたいと思った事を記載しております。前回の出向先ブルネイ・メタノール・カンパニーを離任する際に全社員集会でお話しした内容です。「つながり」を大事にして、みんなで考え、「創造」し、何かを「達成」する喜びを分かち合う。この「つながり」「達成」「創造」が、働いていく中で、個々人が幸せを感じられる要素を織り成していく。
 
その後、ブルネイから帰国してIRLで働き、伊藤忠のマネジメント・メッセージを聞く機会が増えました。「かけふ」、「稼ぐ」「削る」「防ぐ」というのもその一つです。営利企業のあるべき姿としては全く同意しますが、思うに、それは会社としての方法論であって目的ではありません。私が思う会社の目的は「つなぐ」事です。先輩方々のやってきたものを、次世代へとより良い形でつないで行く。微力ながら、私なりにこのＩＲＬを、より良い形にする為に尽力してきました。例えば「職場環境の改善」を管理本部の皆さんと取り組んできましたが、その成果の一つであるこの新設された8Ｆで、最後の全社員集会の場を持てた事には感慨深いものがあります。
 
この場で皆さんにお願いしたい事は、このバトンを更により良いものとして次へと繋いで頂きたく思います。
宜しくお願いします。