ホーム >> RSSセンター >> 2023年グライダーヨーロッパ選手権大会(Leszno) Day13−閉会式

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link Team Maru-WGC Team Maru-WGC (2024/12/25 18:57:23)

feed 2023年グライダーヨーロッパ選手権大会(Leszno) Day13−閉会式 (2023/8/15 1:44:19)
Aug.11 Fri / Competition Day 13  Task 8 Racing task 501.4km

最終日。昨日に続いて500kmのタスクです。

上空にwaveっぽい雲。エマグラムを見る限りではあまり風が強くなっている感じは無し

ナミビアで友達になったスロバキアのLubikさん、わざわざ話をしに来てくださいました


日陰で離陸待ち。

奥に離陸中止したEB29R。フィールドが雨上がりでソフトなため、 この後もパワーを入れると前のめりになり、上手く加速出来ずにセルフランチでの離陸を中止して曳航での離陸に変更した機体が2機ありました。

今日来た曳航機。Aerospool社のLSA の DYNAMIC の新しいバージョンで、850kgまで曳航できます。朝ブリーフィングで紹介ありました。曳航を見ましたが、上昇率はかなり良かったです。 小さいけれど力持ちです。
日本でもこう言った機体が使えれば良いですね。

シュメラックは2機で派手に帰っていきました。

競技機がいなくなった飛行場ではスリングスビーT.21を飛ばしていました。自動車曳航です。
索はダイニーマのような物だと思いました。

言えば乗せてくれましたがお迎えがあるので。




スタートして第一レグフライト中、もどってきてしまいました。アウトランディング扱いです。残念。


Task8 Result   Daily 37位相当 120.43 km/h   Total 31位相当
★Maruコメント
8月11日最終日です。
本日は500キロタスクでしたが最初の100キロでアウトランディング扱いと言う結果になりました。原因は3日前からセッティングを変えてフライトの調子が非常に良くなっていて、クライムでついて行ける状況が続いていたため、高度を下げてもガグルと上昇できるだろうと言う見込みのもとにガグルについていってしまい、自分でのリスクマネジメントができなかったことです。競技前半の、機体のセッティングが合わなくて、自分の調子が上がっていなかった時は、リスクマネージメントができていたのに、調子が上がったことでリスクマネジメントができていなかったことが直接的な原因と思います。

本大会は昨年のハンガリーでの世界選手権と異なり、不安定な気象条件の日が多かったため、リスクマネジメントのプライオリティがとても高くなった日が多い大会でした。ですので、リスクテイクする、ソロで飛行するタイプのパイロットは全体的にうまくいってなかったように見えます。どんなコンディションでも対応できるパイロットは、今回のような難しいコンディションでも確実に結果を出してきます。
今年度のトレーニングはこれで終わりになりますが、来年度に向けて今回の振り返りを行い、来年度のプランニングを行いたいと思います。

フィニッシュできなかったことは残念でしたが、機体のセッティングが良かった事と、ブローのあるサーマルでの上がり方のポイント(ブローの中でピッチアップして、フラップを使って引っ張り上げる)を掴んだようで無線で楽しそうでした。  

本日は最終日。撤収作業に入ります。

機体を分解する時はテールにピンを挿して、メインギアのギアアップの際にテールギアが引き込まないようにします。

水平尾翼プローブの接続部


削り出しのキャップ

外翼の取り外し。

レバーを上げれば桁に挿さるピンが抜けます。

エアブレーキ、フラッペロンの連結部胴体側。 ファンネルに調整機構は無いようです。

エアブレーキ、フラッペロンの連結部主翼側

主桁

主翼内に残った水の水抜き

操縦桿は削り出し。

広い背中

主翼後縁側ピン受け。

小窓レール取り付けネジが少し緩んでいましたので締め直し。

アンテナの分解

日没後も飛んでました。
最終日はブリーフィングテントでご飯。 下で焼いている肉とソーセージは美味しかったです。

量が少なかったので帰りにラーメン。

レシュノの街が今日はとても賑わっていました。
(グライダー関係者ではなく)

Aug.12 Sat/ 閉会式
閉会式が行われました。
各クラスの表彰とダンスエキシビションが行われました。
18mクラスの表彰式 優勝はポーランドのŁukasz Wójcik選手
OPENクラス 優勝はドイツのMarkus Frank選手

20mクラス 優勝はフィンランドKettunen & Sorri選手
国別対抗 優勝はオランダ


先生にご挨拶。先生の目から見ても後半調子が上がったのが分かったそうです。「Ventusのほうが良いでしょ!」と


パイロットとクルーはここでお別れ。
パイロットはグライダーと共にオーストリアへグライダーを返却に、クルーはワルシャワから日本へ向かいます。
牽引確認!
トレーラー内部も確認!

ここでお別れ



これにてグライダーヨーロッパ選手権終了です。応援ありがとうございました!