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link Team Maru-WGC Team Maru-WGC (2024/12/25 18:57:23)

feed 2023年グライダーヨーロッパ選手権大会(Leszno) Day11−Day12 (2023/8/27 18:11:35)

  Aug.9 Wed / Competition Day11  Task6 Racing task 251.8km

出発前。いい日差しです。

朝は寒く雨がザーザー降っていました。今日もダメかなぁと思いながら水を積み機体をグリッドしました。 

傘を差しながらテールバラストを入れてます。
テールバラストはセッティングを変えましたが良かったみたいです。


タスクはA,B,C…Dまで出ました。待ち、待ち、待ちです。 動画は こちら
タスクDで決定(Task C がオーバータスク、フィニッシュ方向と着陸方向があっていなかったので、コントロールポイントを設定したが、鋭角で危ないと指摘された)

やっと日差しも出てきて14:35離陸となりました。

出発!

Task6 Result   Daily 23位相当 109.48km/h /  Total 22位相当
★Maruコメント
今日からようやくウェザーも回復してフライトが再開できました。飛べない期間中に前半のフライトの振り返りをして、後半の対策の1つとして設定を間違えて減らしていたテールバラストを1リットル増やすことにしました。これが効果絶大でクライムが劇的に回復し他の機体と遜色なく飛べるようになりました。(4月にハンガリーで飛んだときと同じ設定に戻しました。4月のハンガリーの時よりも全然よく飛べていて、何が違ったのかがイマイチ分かっていません。。)

それまでの雨の影響で、スタートエリアの雲底が低く、スタートラインの西側のエリアが雲底が高かったので、WOと西側で待機しました。皆さんがスタートラインに移動するタイミングで一緒にラインへ移動、WO先生とスタートしようとしてスタートラインで待機しましたが、レイトスタートをかけるような待機状態が続くように見えたので、ハンガリー、オランダが出たのを見た後に、フランスチームとスタートしました。(先生は2週間の後半はまくれると判断する日はレイトスタートでまくることが多い。乗り遅れると一人になるので、なるべくレイトスタートはしたくないため)

第1レグはあまり強くなくて、追いかけていたフランスチームは水を抜いていたので少し水を抜いて飛ぶことにしました。 第1レグの後半でZielona Gora の森のエリアに入ってから強くなりました。後からスタートしたイタリアチーム、イギリスチームに追いつかれましたが、いい感じで一緒に飛ぶことができました。

第2レグはサンダーストームの前面のスコールラインのリフトをうまく利用して飛ぶことができました。

第3レグはクラウドストリートを使ってうまく使うことができました。ストリートをドルフィンしながら30度オフトラック、レグが川をクロスするレグになっていたので、どこでレグに戻るのかを観察していましたが、20kmはなれたところで、雲底まであげきってからブルーをグライド。5分後スタートのWOに追いつかれたので、ブルーのグライドを参考にしましたが、ちょっとしたドルフィンの違いで36km のグライドで70mほど差をつけられます(Task1 でも静音大気中のグライドで差をつけられましたが同じ感じでした)。ただ、多くのグライダーが周りにいたので、同じ高度の機体を参考にしながら、LD=42から ファイナルグライドを スタートして、 低いところからいい感じでフィニッシュに入れることができました。


結果、得点率は80% 23位相当でした。
明日もこの感じで行きたいと思います。

着陸



撤収時、トウバーがまた壊れました。昨年溶接したところがまた溶接が割れました。構造的に無理があるところなので、買い換えた方が良さそうです。幸運だったのは、牽引時に壊れたので機体には支障がありませんでした。(バックしているときにトーバーが壊れたら、ラダーを壊していたと思います。。)

トーバーの修理の相談でオーガナイザーのところへ。WhatsAppを見てすぐにアレンジしてくれていて、翌朝修理してもらえることに。
とりあえず動かすためにリング付きロープを借りれないか相談に。
すぐに持ってきてくれました。

ハンガリーチームはトウバーを貸そうかと声をかけてくれたり、溶接できるよと声をかけてくれたり、皆さん親切です。とりあえず滑走路からトレーラーへは無事に牽引出来ました。 明日は早出して直しに行きたいと思います。

滑走路のそばには羊もいます。

滑走路の柵の向こうはすぐ公道です。



夜の振り返り。左手(西側)にシャワーエリア、第2レグはこのシャワーラインと平行になったのでガストフロントを探してシャワーに接近、数機が到着してすでにトライしていたところで最も良いクライムをしていた21のところに入れました。


  Aug.10 Thu / Competition Day12  Task7 Racing task 502km

やっとロングタスクが出ました!


今日は天気もよし。レース日和です。

パラグライダーがウィンチ曳航で上がっていた。

上空の様子です。(撮影:Takeshi Maruyama)


Task7 Result
  Daily 24位相当 120.43 km/h   Total 24位相当
★Maruコメント
天気はさらに良くなり、本日は500kmのタスクでした。本日はスタート時にパイロットイベントマーカーが利用されましたが、スタートタイミングをうまく図ることができて、良いタイミングでWO先生の後でスタートすることができました。

第1レグ第2レグとも先生と一緒に飛ぶことができ、昨日改善されたクライムの効果を感じます。
第2レグ後半で少し遅れましたが、大きく遅れることなくフィニッシュできて本日は85%の得点率でした。24位です。

明日は最終日です。最終日は結果が崩れることが多いので、安全第一で確実にフィニッシュしたいと思います。

降りるにはもったいない。

トウバーは飛行場の方に直してもらいました。


無事に着陸後の牽引は出来ました。
無事駐機場へ
ラダーペダルは平行ではなくハの字に傾いていてペダルを踏むと足裏が滑ります。 滑り止めテープを貼ると足が滑らず具合がいいです。(JSのFaceook Groupで見かけました)
左側がすり減ってしまったので再度貼り付けました。(短期間でこんなに減ってしまうとは思わなかった)

フライト後格納庫前にスリングスビーのT.21が組み立てられていました。初めて本物を見ました。
その後飛んでいたそうです。



(文・写真 市岡)
 

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