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秋の南東北の旅 2日目 (2023/11/4 19:02:07)
道の駅ゆのたにで、二日目の朝を迎えます。
ちょっと町の中で、あまり居心地はよくありませんが…。
向かい側にスーパーがあり、深夜の音の対策をすれば、それなりに便利な場所です。
今日は、ここから寺泊まで、旨い魚を食べに行きます!
早速つきました寺泊!
ここで、旨そうな海産物を物色します!
そして、名物の「浜焼き」を購入。
夕飯用に一本残す予定でしたが、あまりに美味かったため、全部食べてしまいました…。
本当は、ここ寺泊で一泊するつもりでしたが…。
ある事情が出来て、ここから更に進むことにします。
そのため、ノンアル飲料で我慢…。
その、ある事情とは…。
この本、子供のころに夢中になって読んだ本です。
これには、山形県南陽市にて、ちょうど今頃に起こる「雪迎え」という現象について、解説されています。
著者の錦三郎氏は、高校で古典を教える先生でしたが、南陽市に赴任して、この雪迎えの現象を目撃します。
そこから、錦氏は、この雪迎え現象を不思議に思い、その原因を調べていく過程を本にしたのです…。
この雪迎えとは、とても細い糸が無数に現れ、辺り一面が糸に反射する光に包まれるという、神秘的な現象です。
結果的には、雪迎え現象は、無数のクモがだす糸によるものだということを、錦氏は突き止め…。
更に、そのクモの種類や、飛び立つ時期、雪迎えが発生する場所など…。
大変細かく調査していきます。
私はこの本を読んで、大変その雪迎え現象に興味を持ち、実際に何度も、この南陽市に行くようになりました。
幸い…。
この南陽市は、私の仕事でもあるハンググライダーでも有名な街。
30年ほど前に、女子の世界選手権がこの地で開かれましたが、この時、私もこの大会のお手伝いをし…。
この時、南陽市の教育委員会の方たちとお知り合いになれたんです。
更に…。
私がこの雪迎え現象に興味を持っていることを話してみたら…。
その教育委員会のお一人が、実は、この本の著者、錦三郎氏と親交があった方だったんです。
このことは、とても幸運なことでした。
私はこの方から、更に雪迎え現象について教えてもらいます。
それからは、私の雪迎え現象への興味に拍車がかかり…。
ついには、15年ほど前に、地元の方でも滅多に見ることが出来ない、この雪迎え現象に遭遇したのです!
その時、夢中でその様子をカメラに収め、実はこのブログにも掲載したのですが…。
あまりに昔の記事のため、現在その写真は消滅してしまいました…。
更に、データーとしても消えてしまい、現在、その貴重な写真を見ることが出来ません…。
大変残念なのですが…。
しかし、消えたものはリベンジすれば良いだけです!
…。
と、いうわけで、そのリベンジの時を待っていたのですが…。
天気図をチェックしてみると、まさに明日が、この雪迎え現象が起こる条件に合致していたのです!
これは、ゆっくり寺泊で酒を飲んでいる時ではありません!
私は急いで、新潟県寺泊から、山形県南陽市へと移動します。
まだ時間があるので、夕方までには現地に着くでしょう。
そして、その日の夕方に、米沢市の小野川温泉に到着します。
ここは南陽市ではなく、南陽市の南20キロほどの小野川温泉というところですが…。
この場所が、私が雪迎えを目撃した場所なんです。
南陽市で起こる雪迎えは、午前中から午後に起こることが多いそうです。
しかし、この小野川温泉で私が雪迎えを目撃したのは、夕方でした。
そこで、とりあえずここに来てみたのです。
少しだけ、クモが糸を出して飛んではいましたが…。
まだまだ雪迎えというレベルではありません。
明日に期待しましょう!
…。と、いうことで、ここ小野川温泉で、お風呂に入ることにします。
その前に…。
かつて、「寸志」にて入れたお風呂に、ちょっと寄ってみましたが…。
今は足湯に変わっていましたね!
でも、湯舟が十分に深くて広く…。
ここ、普通に温泉として入れるのでは?
さて、本命の温泉に来ました!
公衆浴場 滝の湯です!
たった250円で入ることが出来ますが…。
とにかくここ、泉質が抜群によいのです!
豊かな温泉の香りがして、湯の花もたくさん舞っています!
だたし、ここに入るには、ちょっと気を付けたいことが…。
完全セルフの銭湯で、入り口の自動販売機で券を買い…。
そのまま入り口をガラガラっと開け…。
脱衣場で、衣類棚のちいさなケースに、その券を入れてお風呂に入ります。
そして、風呂から出たところで、その券を、横にあるポストに入れるのです。
これ、無人でもズルをしないように、地元の方が考えたシステムなのだそうです。
町の人みんなで、ズルを監視しているのですね。
私も教えてもらって分かりました!
入ってみたい方は、ちょっと注意ですね!