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<飛丸日記 10月24日> 「晴翔雨読」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 10月24日> 「晴翔雨読」 (2024/1/2 21:46:01)
向こう10日位の天気予報を確認する。
一番良さそうな日を、ハンググライダーで飛ぶ日と決める。
その前後に、パラグライダーの練習に良さそうな日を1,2日決める。
更に Project FRUITES-LINEの打合せ等の予定を1,2日入れる。
筑波山近郊に滞在中は、早朝に起きて(株)トミハラの仕事、また温泉読書。
天気が悪い時は、埼玉の自宅で業務を行う。夕方には軽い運動。
大学時代に送っていた「晴翔雨読」の生活を37年掛けて取り戻した。
大学4年の時、物理の理論系研究室だった私は、基本的には個人での研究だった。
指導してくれる先輩方々、そして論文を一緒に書く、今や嫁さんのスケジュールのみを考慮。
研究室の先輩には「晴翔雨読」の生活と言われていた。
晴れた日には飛びに行き、雨の日には、研究室に現れる。
今では1人で飛ぶ事は危険であり許されないが、当時はお構いなし。
当時よく飛びに行っていたのは和歌山県の龍門山である。
理由は一つ、大好きなクロスカントリー、長距離飛行が自己完結で出来る。
クラブ車で和歌山に行く。
線路に沿って飛び、降りてから電車で帰ってくる。
その後歩いて山に登り自動車を回収する。
次にグライダーを回収に行く。大作業だが、一人で完結出来る。
時に線路がない地帯へと踏み込んでいく。
奈良県吉野地方である。目指すは三重県。
回収の不安がありながらも、抑えきれぬ気持ち、いや躊躇なく更に東を目指す。
夜遅くヒッチハイク等で何とか鉄道のあるところまで辿り着く。
そこから電車で戻り山に登り・・・。
今にして思うととんでもないことをしていたものだ。
いや昔からとんでもないことをしていた。
このめんどくさいことを厭わずやっている私。
やっていなかったら、きっと人生の彩は全然違っていただろう。
そう言えば、回収に行くと、降りた河原が無くなっていた事もあった。
ダムの放水による増水だ。
偶然ちょっと高くなった所に置いていたグライダー。濡れながら回収した事もあった。
10月 3日 高崎近郊まで105km
10月24日 高崎を超え、富岡製紙工場の上を飛び、115km
筑波山で飛び始めて36年、西方向への自己最長フライトである。
飛ぶ頻度が増え、5年にわたるブルネイ駐在のブランクをやっと取り戻してきた。
更にはパラグライダーで得た技術、感覚。
ハンググライダーを初めて40年、今が一番、上昇気流を掴む技術がうまい気がする。
いやそもそも、条件が良い日を選んで飛べば、沢山飛べるのは当然だ。
今までは天気が良い日が週末に当たるのを祈る日々。
これからは天気が良い日を選んで飛べる。
この生活がしたかった !!
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<飛丸日記 10月24日> 「晴翔雨読」 (2024/1/2 21:46:01)
向こう10日位の天気予報を確認する。
一番良さそうな日を、ハンググライダーで飛ぶ日と決める。
その前後に、パラグライダーの練習に良さそうな日を1,2日決める。
更に Project FRUITES-LINEの打合せ等の予定を1,2日入れる。
筑波山近郊に滞在中は、早朝に起きて(株)トミハラの仕事、また温泉読書。
天気が悪い時は、埼玉の自宅で業務を行う。夕方には軽い運動。
大学時代に送っていた「晴翔雨読」の生活を37年掛けて取り戻した。
大学4年の時、物理の理論系研究室だった私は、基本的には個人での研究だった。
指導してくれる先輩方々、そして論文を一緒に書く、今や嫁さんのスケジュールのみを考慮。
研究室の先輩には「晴翔雨読」の生活と言われていた。
晴れた日には飛びに行き、雨の日には、研究室に現れる。
今では1人で飛ぶ事は危険であり許されないが、当時はお構いなし。
当時よく飛びに行っていたのは和歌山県の龍門山である。
理由は一つ、大好きなクロスカントリー、長距離飛行が自己完結で出来る。
クラブ車で和歌山に行く。
線路に沿って飛び、降りてから電車で帰ってくる。
その後歩いて山に登り自動車を回収する。
次にグライダーを回収に行く。大作業だが、一人で完結出来る。
時に線路がない地帯へと踏み込んでいく。
奈良県吉野地方である。目指すは三重県。
回収の不安がありながらも、抑えきれぬ気持ち、いや躊躇なく更に東を目指す。
夜遅くヒッチハイク等で何とか鉄道のあるところまで辿り着く。
そこから電車で戻り山に登り・・・。
今にして思うととんでもないことをしていたものだ。
いや昔からとんでもないことをしていた。
このめんどくさいことを厭わずやっている私。
やっていなかったら、きっと人生の彩は全然違っていただろう。
そう言えば、回収に行くと、降りた河原が無くなっていた事もあった。
ダムの放水による増水だ。
偶然ちょっと高くなった所に置いていたグライダー。濡れながら回収した事もあった。
10月 3日 高崎近郊まで105km
10月24日 高崎を超え、富岡製紙工場の上を飛び、115km
筑波山で飛び始めて36年、西方向への自己最長フライトである。
飛ぶ頻度が増え、5年にわたるブルネイ駐在のブランクをやっと取り戻してきた。
更にはパラグライダーで得た技術、感覚。
ハンググライダーを初めて40年、今が一番、上昇気流を掴む技術がうまい気がする。
いやそもそも、条件が良い日を選んで飛べば、沢山飛べるのは当然だ。
今までは天気が良い日が週末に当たるのを祈る日々。
これからは天気が良い日を選んで飛べる。
この生活がしたかった !!
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