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Condorのハンディキャップ (2024/1/5 8:25:49)
Condor Forumで常連のKOEさんからCondorのハンディキャップについて興味深い説明があったのでご紹介します。
https://www.condorsoaring.com/forums/viewtopic.php?f=32&t=21751#p184089
・Condorで採用しているDAeCインデックスは欧州の気候において一日かけてXCフライトをする際のもので、競技会で最もサーマルが強い時間帯だけを使ったフライトのものではない。
・そのためDiana2とJS3が同じハンデとなっているが、弱い条件で遅いXCスピードのフライトにおいては、実際Dianaのほうが良い上がりをするのでトータルのグライドとしては同じくらいになる。
・DAeCはそういう風に作られたものだが、一般的にCondorで使われるような強い条件で早いXCスピードのレースにおいてはJS3が圧倒的なアドバンテージを持っている。
・しかし残念ながらSG38からEB29RまでCondorにある全ての機体にハンデが設定されているハンデシステムとしてDAeCが使われているのである。
これはCondor内で設定された機体ごとのハンデに加えて気象条件の善し悪しを加味してFree
Flightでのタスク結果を判定して得点化できないかという議論の中で出てきた説明なのですが、タスクの攻め方には他にもリッジの効果的な使い方や地形的な障害物の回避の仕方など色々な要素があるのでなかなか普遍的なスコアリングは難しいのだろうなと思います。
他方Paul_UKさんからは18mクラスで翼面荷重に制限を付けると機体間の差は小さくなるよという指摘がありました。これは私も思ったのですが、JS3はバラスト搭載量が大きく最大翼面荷重が他の機体よりも結構大きいのでポーラーカーブが右側に寄っていることから気象条件が良い時はどうしてもJS3が優位になるのですね。
JVSCではさらに参加者が増えてきたらもう少し気象条件の悪いタスクを作ったり、翼面荷重制限をつけるタスクを加えていきたいと思っています。いずれも旋回を丁寧にして少しでも上がりを良くすることが必要になりますので、気象条件の良いタスクでも手を抜かずに皆さん旋回をしっかりと丁寧に回ることを心がけておいて下さい。
なお、Condor
Clubではタスク集計の際、デフォルトでIGCインデックスが使われているのでフライト後に同サイトにFlight
Trackをアップロードした際にCondor内で見たスコアとは異なる結果が出ていることがあります。
JVSCではCondor
Clubでタスク設定する際にClub ClassやAll
Classの時には「DAeCインデックスを使用する」というフラグを立てるようにしているのですが、時々チェックを忘れてしまうことがあり結果が異なり順位が微妙に前後してしまうことがあります。その際にはどうかご容赦いただきたくお願いします。
Naoki_NT3