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最初の写真は、MAZDAのロゴが入った４０年前に乗っていたハンググライダー
会社に行かなくなり、家の片づけを進める中で発掘された。

伊藤忠を辞める事になり、「今だから言えるシリーズそのXX」
1988年、日本記録を樹立した後、いろいろな事あった。
伊藤忠では社長賞を授与される事になり取材を受け、日程も決まっていた。
残念ながら、土壇場で流れた。
「危険なスポーツで社員には推奨できないから。」
んんん、ぐうの音も出ない。
褒賞はされた。社員食堂では、飛びに行った時の映像が流れる。
毎日、恥ずかしい限り。
芸能人とお会いする機会や、サインを求められもした。
なんとハングのＣＤ付写真集を出したいという出版社が現れ、撮影旅行もした。
マイナー・スポーツでも、何かの一番になるとはこういう事か。
「一番じゃなきゃダメなんですか？」　これは、なってみないとわからない。
とは言え、それを追求するかどうかは、まあ考え方次第。
いや、人生のステージ次第、かな。

そんな中、ＭＡＺＤＡがハングに協賛するという。
愛好家だけが集い、人知れず山で飛んでいる者達。一体なんの宣伝になるのやら。
MAZDAのロゴが入り、恐らく、当時世界最高の性能を誇るグライダーを貸与され、
大会に出れば１回１０万円のサポート代が出た。
北海道までグライダーを送り、土日に一泊二日で飛びに行って１０万円。
また近場の神奈川県丹沢山系で飛んでも１０万円。ありがたい限りである。

「目指せ福岡！」二日目、今日は福山から東広島まで68km。
途中、尾道観光をする。
90年代後半、日本選手権が広島で開かれた際、天気が悪い時に友達と観光した。
ハンググライダーをやっていて良かった事の一つ、
当時は各地で大会があり、日本全国を旅する機会があった。
そう言えば、全国47都道府県、まだ行っていない県として、最後に宮崎県が残り、
家族４人で鹿児島に降り立ち、宮崎経由で福岡を目指した事がある。
それ以来の「目指せ福岡！」だなぁ。

またしでかした。
私はなんでこうも同じ失敗を何度も繰り替えすのだろうか。
リスクをギリギリまで取ってしまう。
昔「薄暮飛行はするな！」と怒られた事を思い出す。
京都の舞鶴エリア、天橋立の上を飛べるエリアがあった。
山に当たって出来る上昇風で、何時までも飛んでいられる。
日没になっても問題なし。
その時の事を思い出す。
夕暮れ時の自転車走行は危ない。
何千回目かの反省をしながら、必死に自転車を漕ぐ。