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link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/12/25 18:57:24)

feed <飛丸日記 2月3日> 「第二回卒業旅行」 大凶の先に (2024/2/16 7:19:37)
240205 ポンペイ パルキルパス
240205 ポンペイ パルキルパス2
240207 ポンペイ マンタロード
240207 ポンペイ マントパス最終ダイブ後ー
240207 ポンペイ マントパス最終ダイブ後2ー
240203 ポンペイ マントパスにて水没-
240204 ポンぺイ タワークパス

んんん、世の中、こんな事があっていいものだろうか。
一難去ってまた一難。悪いことは重なる。いや、最初のは単に序章に過ぎなかった。
ダイコン(ダイビング中に付ける防水仕様のコンピューター)が水没した。
ありえん!ダイビングをやっている方には容易に理解して頂ける事だが、
初日のダイビング3本目で、あり得ないことが起きた。
いや、あってはならない事が起きた。
水中に後どれだけいられるか、いや血液中に溶けた酸素が急浮上して気泡化しないように
浮上速度を指示してくれる、その大事な計器が海中で水没し、使えなくなった。
一緒に潜ったバディーの方と動きを合わせ、事なきを得る。
その夜、ネットで調べると、価格は「財布落とし事件」の約3倍の損失額。
購入したショップに確認すると、2年保証で、買ったのは2年数か月前。
わずかの差で保証は使えないとの事。
おまけにオーバーホールに出したばかりの装備、BCDも、使えなかった。
ボタン操作が出来ず、止む無く非常用の管を使い、浮力のコントロールをする。
なんなんだ、この状況は!
帰国後に、厄払いに行く必要があるのかなあ。

伊藤忠時代の話はいい加減いいのだが、またまた昔話を思い出す。
人生で一番辛かった時の思い出。
2006年11月、当時伊藤忠最大の不正会計の第一発見者となる。
エタノール事件、20数年で蓄積された隠れ損失は、その額約40億円。
営業課長として解明に当たるがあまりに巧妙な手口で実態が掴めない。
毎晩のようにタクシー帰り、わずかな睡眠時間。
一緒に調査した管理部隊は、部門経理、全社経理、そして編成された特別チームと
二週間おきに入れ替わりフレッシュな部隊が投入される。
こちらはそれを6週間続けてやった。年末年始は元旦一日だけの休み。
調査は3か月半に及んだ。不遜な言い回しだが、「この私が」、死を意識した。

そんな中、年始に厄払いに行かされた。ふらふらの中、強引に連れ出された。
当時の部門長と部長の三人で川崎大師に行き、神主さんによるお祓いを受けた。
部門長はその後副社長になり今や上場企業の社長、部長は現在の伊藤忠の社長。
今思うと、サラリーマンとして面白い経験だが、当時は貴重な時間、迷惑な話である。
自慢話。10年以上見つけられなかった不正処理を見つけた事より、こちらを自慢したい。
その後、部長代行としてエタノール・ビジネスを担当、1年余りで3.6億円稼いだ。
三菱商事、三井物産、業界の二大巨頭を相手に儲ける仕組みを作り上げた。
ある時の部課長会議でのひと幕。「来月は4千万、利益が出ます。」
部長、つまりは今の社長曰く、「お前またやってないだろうなあ。」 酷いお言葉。
厄払いツアーの時の会話等、こうした時の記憶は、何故か覚えているものだ。
離任後、仕組みは受け継がれず、ビジネスは大幅縮小した。
仕組みを作ると共に、それを次世代へと引き継げるものにしなければならない。
またやってしまった。何度目かの失敗である。
 
昨年9月、名古屋の熱田神宮に行った時のおみくじ。大吉だった。
他の記載内容も含め、あまりにも良かったので、ブログにも載せた。
「励めば、さらに幸運多し。」 その通り! 精進精進!
家に保管し、それ以来おみくじはもう引かない事にしたのだが、
世の中はそんなに甘くないようだ。

最近テレビで聞いたお話。
「おみくじ」というのはその時の状態であって、将来を占うものではないと言う。
であれば今は最下点、大凶なのか。これからは上がるのみ。

いやいや、処世術 そのXX 「こけたら3倍返し」
未来の自分はきっとこの大凶状態を3倍返しにしてくれるだろう。
楽しみである。

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