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feed FreeJoy:自作コントローラー作成用ソフトウェア(その2) (2024/3/17 22:29:14)

 先だってArduinoを使った自作コントローラーについて紹介したのですが、今回はArduinoではなくもっと安いボードを使って自作コントローラーを作成することができることが分かったので紹介します。まだコントローラーには仕上げていませんが、ボード自身はCondorに認識されたので今回は使えるようです。

 今回使ったボードはSTM32F103C8T6(通称Blue Pill)というもので、ST-Link V2というFirmware書き込み用アタッチメントと合わせてAliExpressで送料込みで700円くらい。ST-Linkは最初にボードにFirmwareをアップロードする時にしか使わないので、二個目以降はSTM32F103C8T6ボードだけ購入すれば良くて価格は2百円/個+送料というびっくりするお値段。少々お値段高目のAmazonでも買えることは買えるけど結局中国からの発送になって少し時間かかるんじゃないかな。

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  https://github.com/FreeJoy-Team/FreeJoy
 公式ページはこちら。

  https://github.com/FreeJoy-Team/FreeJoyWiki
 使い方についてはこちらをご覧ください。


 残念ながら英文/露文/中文しかなくて日本語で解説したサイトは見つかりませんでした。電子工作しようという方なら英語でも大体のところは分かるんじゃないかなと思いますが、よく判らないという方はコメント下さい。使いたい方がおられれば日本語解説作ります。


 さて、ここで必要になるファイルは3つ。
1.ST-Link用ユーティリティ/ドライバ(STM32 ST-LINK Utility)
    https://www.st.com/en/development-tools/stsw-link004.html
(ST社のサイト。ソフトのダウンロードはメールアドレスを入力するとリンクを送ってくれます。)

2.FreeJoy Firmware file
    https://github.com/FreeJoy-Team/FreeJoy/releases
(最新のzipファイルをダウンロードして任意の場所に解凍しておいて下さい。)

3.FreeJoy configulator
    https://github.com/FreeJoy-Team/FreeJoyConfiguratorQt
(Windows用はPortableタイプとインストールタイプの二種類あるのでお好みでどうぞ。)

 先のWikiを見ながら①ST-LINK経由でFirmware書き込み、②ST-LINKを外して今度はMicroUSBにケーブル差し込んでPC接続、③FreeJoy configurator を立ち上げて各種設定、④最後にボードに設定内容を書き込みという手順で作成します。
 Configuratorの最初の画面はこんな感じにボードのPINの配置を見ながら設定を進めていくのでとても分かりやすいと思います。

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(出典:https://github.com/FreeJoy-Team/FreeJoyConfiguratorQt/blob/master/src/Images/main.png)

 ここで各PINに何をどのように接続するか設定したら、次にボタンや軸の設定タブを開いて順番に設定していきます。最初にST-LINKでFreeJoyのFirmwareを書き込んでおれば、今後FreeJoyのFirmwareのアップデートがでてきたら今度はConfiguratorから直接Firmwareのアップデートができるようになっています。

 このConfiguratorを使うと、ボタンについては直接接続もマトリクスの設定も可能、ボタンの種類も色々あるしロータリーエンコーダも設定できます。Hat Switchはもちろん、アナログ軸の設定など基本的なジョイスティックの設定は全て可能、アナログ軸においては解像度の選択が出来たり出力カーブも選べたりします。

 まぁ何といってもお値段が安いのが魅力かなと思います。Arduino Pro Microはまとめ買いでも1,000円/個以上になりますし、PIN数の多いLeonardoだと2,000円/個近くなります。他のUSBジョイスティック作成専用ボードだと3,000円以上になるので1個2〜300円というのは驚異的な安さだと今更ながらに感じます。最初からこっち使っとけば良かったぁと思う今日この頃です。皆さんの選択肢の一つにもどうぞ。

 

 Naoki_NT3


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