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link Team Maru-WGC Team Maru-WGC (2024/12/24 14:08:12)

feed 2024/3/16 ブルーウエーブで猪苗代湖まで (2024/3/24 13:01:00)
猪苗代湖 右端は磐梯山と猪苗代スキー場 奥は朝日岳連邦(山形県と新潟県の県境)

2024/3/16 ブルーウエーブで猪苗代湖まで往復しました。

WeGlide

OLC

ブルーの予測でしたので、当日朝にOudie2 をパソコンにUSBケーブルで接続して、   Naviter Updater  で最新のSkySightの WeatherレイヤーをOudie2 にダウンロードします。今時USBでローカルダウンロード?と思いますが、この手間がこの日のフライトの決め手になりました。



前日の谷が通過して弱い冬型

700hpa 320度 60kt 予報通りちょっと北より

板倉のすぐ西に南北のコンバージェンス予報

上層風が北寄りなので、いつもよりwaveが東西に傾いている。
板倉近辺は良いwaveは発生しない予報なので、
コンバージェンスで日光まで行ってから、waveに入れたらラッキー、くらいのフライトプラン


離陸前のアメダス。桐生、熊谷は北西、館林、佐野は北東。
館林市街地の奥か、足利の山沿いへの曳航をプラン

先に離陸した40DGが城沼の北でコンバージェンスに入れたレポートがあり、館林方向への曳航をプランしたが、佐野市街地が良かったので佐野に戻って離脱。SkySightの予報通りでした。

予報の少し東側でコンバージェンスでクライム。
完全なブルーで、上がった後のルートプランが決められず、
とりあえず北と西を試してみる

地表風の境目がコンバージェンスの境目



wave予測では全く強くなかった赤城の第3波で何故か17,000ftまでwave。
視程の境目を探して最初に上がった佐野のコンバージェンスから西に5kmくらいでたところで強いプラス、8,000ftくらいからスムーズになってwaveイン。

完全にブルー ここまでブルーなwaveは初めて。
Area-H よりもずいぶん南で上がってしまったので、東京コントロール124.1にコンタクト。とりあえず50 mile北上の意思を伝えたところ、Area-Hのことを言われて、自衛隊からクリアランスを得ていることを伝えたところ、スタンバイしたので、自衛隊に確認してくれていたみたい。

12:30 頃は SeeYou Navigator の weather layer も表示されていた。
これはwaveではなく、コンバージェンスの予報。
(この後、電波が圏外になると、weather layer が表示されなくなる。オフライン表示に対応していないたため)


13:00 17,000ftまで1-1.3m/sくらいのゆっくりしたwaveで上がって、上がらなくなったので前に出る。上昇対から少し北上して沈下をずらして移動してみた

13:30 第2波に13,000ftで到着、4,000ft失高。第2波は沈下は少ないのだけどあまり上がるところが無い。
ブルーで目印も無いので左右180度を試してみて、500ftだけあげて第1波へ移動


第1波到着 13,500ftから10,000ftで3,500ft失高。waveが強くない分、沈下も強くないので、wave間を渡れる。ここで40DGは良いのをつかんで19,000ftへ。私は良いのがつかめなくて、12,500ftでwaveラインをたどる

赤城の第1波での上昇中。Oudie2 にダウンロードしたSkySightの予報は表示されているが、SeeYou Navigator は風向風速の矢羽根は見えるが、waveレイヤーが表示されなくなった。
以降はOudie2をメインに、Oudie2 を信じて飛ぶことに。
沼田の谷から穂高山、奥は尾瀬 猫耳の山が燧ヶ岳(ひうちがたけ)




14:00 先行した40DGがSkyLines.aero のトラッキングにも表示されなくなった。赤城で14,500ftしか取れず、Oudie2のwave表示を信じて飛ぶ。赤城~皇海山~日光白根山のラインで中禅寺湖の西縁へ。
見直してみると、Oudie2では真っ赤(強い上昇帯)で表示されているけど、そこまで強いwaveとは予報されていないぞ。。
日光白根山のラインで上昇中。中禅寺湖と男体山


40DGは20,000ft弱とれているので、中禅寺湖からいつものルートで高原山~那須のwaveラインへ。10,000ft失高で那須に到着
私は赤城で高度が取れてないので、SkySightを信じてwaveラインをトレース、12,000ftで日光白根山に届いてゆっくり上昇開始。ここも良いところで1.6m/sくらいで、平均すると1.1m/sくらい?Oudie2の表示ほど強くないことが分かったので、上がれるところで上がらなくなるまで上がる戦略に変更。
このあたりから40DGも東京コントロールに移ってきたので、東京コントロールに意思確認されたときは「40DGと同じ高度、ルート」と回答
裏男体山飛行中 奥が尾瀬ヶ原、尾瀬沼と燧ヶ岳、手前が丸沼と菅沼

裏高原山 スキー場はハンターマウンテンとエーデルワイス


14:30 19,500 ft で裏男体~裏高原をすすむ。日光白根山から北に続く山脈から発生していると思われる弱いwaveラインのなかを丁寧に進む。途中ちょっとでも気を抜くとTrkが流されるので、Trk < 30以下をキープしてヘディングを調整。
上昇帯の最後まで北上し、20km風下のwave上昇帯への移動を慎重に検討。那須にいる40DGがトラッキングで見えた。テールウインド100km/hなので、間の沈下も飛び抜けられるだろうと判断して、那須のwaveへダウンウインドダッシュ。
1,000ft失高で17,000ftで茶臼岳waveへ


15:00 もう少し時間が許すところまで北上することに。 2019年の蔵王往復 で最後板倉に届かず鬼怒川滑空場に降りたことの反省から、帰投時間を計算、安達太良山までは続いているからいけるなー、と思いながら、150kmの帰り道なので、15:15にはターンすることに。
那須を過ぎると猪苗代湖が見えてくる。あいかわらずのブルーコンディション
Oudie2 と SkySightを信じてwaveラインを飛ぶ
ここでターン



15:30 ターン後の帰り道。帰り道は那須のwaveも弱くなっていました。ローターのような目印が無いので、気を抜くと風下に流されます、Trk < 210 をキープ。流されたら元のルートに戻しました。高原山まではwaveラインをなるべくつないで落とさないように慎重に帰りました。

黒磯のアウトランディング場


16:30 無事ランディング

振り返り
  • waveを渡り歩けたのは久しぶりで面白かった。リフトも弱い分、沈下も弱かったため。
  • ブルーウエーブは初めて、こんなに弱いwaveでの渡り歩きも初めて。SkySight + Oudie2 のおかげです。はやくSeeYou Navigator もオフラインモードに対応してほしい
  • ちょっとでも気が緩むとTrkが流される。



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