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人力飛行機「ストーク」見学! (2024/4/6 8:22:54)
ヒロサワシティー…。
茨城県筑西市にあるこの施設。
この施設の中の「ユメノバ」というところで、
いろいろな乗り物などを展示したテーマパークがあるのですが、
その施設の中の航空航空博物館には…。
伝説の人力飛行機「ストーク」が展示されています!
この人力飛行機。
今から約45年前に、日本大学理工学部の学生によって…。
飛距離の世界記録を作るために作られた機体です。
そして、その目的は、見事に成し遂げられました。
私も、実物を見るのは初めて!
…。というよりも、まさかこの伝説の人力飛行機が保存されていたなんて、つい最近まで知りませんでした!
ネットでいろいろと調べていた際に、偶然その存在を知ったのです。
このストーク、じっくりと見させていただきましたが…。
とにかく、予想以上に完成度が高く、驚いてしまいました!
毎年、琵琶湖で多くの人力飛行機を見ている私ですが、現在の人力飛行機よりも、むしろ、構造的には完成度が高い
です!
まだ、カーボンなどの複合材がなかった時代…。
バルサ材や、ヒノキ、和紙などの天然素材だけを使って、この人力飛行機は作らたのですが…。
とにかく、細部にわたって妥協を一切せず、大変な手間をかけて作られたことが分かります。
写真は、その構造を分かりやすくするために作られたものですが…。
約、10㎝間隔で配されたリブ(翼の断面系を維持するための小骨)は、すべてバルサ材で出来ており、一つの重さ
はなんと6グラム!
トラス構造による、大変手間のかかったものです。
ちなみに、現在の人力飛行機では、これはスタイロホームをニクロム線で切り取ったものが主流になっています。
手間のかけ方が段違いなんですね!
また、翼の主桁はヒノキとバルサ材によって作られていますが、内部にはトラス材が持ち入れられています。
大変な手間のかけようです。
この部材は、現在はカーボンパイプを使っていますね!
この人力飛行機の説明をするために、写真の模型を作ってくださったことには感謝です!
とても分かりやすいです。
そんな、軽くするための妥協しない努力の結果、このストークの重量は約35キログラム!
天然素材を使った機体で考えると、驚異的な軽さです。
今、人力飛行機を作られている方、並びに、これから人力飛行機を作ろうと考えている方は…。
一度、ここ「ユメノバ」に来て、このストークを見ることを、是非お薦めいたします。
また、この「ユメノバ」は、他にも、貴重な飛行機や、グライダー、バイクにクラシックカー、それに汽車なども展
示されており、とても楽しい空間になっています。
ご興味のある方は、一日かけてみることをお薦め致します!