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link 飛行中年 飛行中年 (2024/12/25 18:57:24)

feed 私のブログ注目記事三選!その2 (2024/6/7 19:42:25)

私のブログ注目記事三選!

前回は、第三位「首長竜の首はなぜ長い?」と、第二位「伊能忠敬の日本地図が正確すぎる理由」。

この二つについてご紹介させていただきました。

そして…。

今回は、いよいよ私のブログ注目記事、第一位のご紹介です!

 

…。して、私のブログ注目記事の第一位なのですが…。

サンテグジュペリの死の真相 」なんです!

これ、有名ブロガーの方がリンクを張っていただいたために、異常なほどにアクセスが多くなりました!

 

サンテグジュペリとは、童話「星の王子さま」の作者です。

彼は、小説家として名を馳せていましたが、飛行機にも大変な興味を持ち、自ら数多くの冒険飛行にも挑戦していま

す。

そんなサンテグジュペリが書いた「星の王子さま」は、彼の遺作となってしまいました。

フランス人であるサンテグジュペリは、第二次大戦のさなか、ナチスがフランスに進行してくると、アメリカに亡

命…。

そこで、自ら志願してアメリカ陸軍に入隊しています。

そこで、サンテグジュペリに与えられた任務は、偵察機のパイロットでした。

 

彼は、それまで数々の飛行機を操縦した経験を生かして、F-5Bという偵察機を操縦することになりますが…。

地中海、コルシカ島の近くにてドイツ機に撃墜され、その最後を遂げたことになっています。

しかし…。

このサンテグジュペリの最後については、以前より「自殺説」も存在していました。

サンテグジュペリのその時の心情、彼の生い立ち、軍での扱われ方などを考えると、自殺も十分考えられたからで

す。

 

この、ドイツ機に撃墜されたとも、自殺したとも、どちらとも考えられる、モヤモヤとしたサンテグジュペリの死の

真相について…。

私がこのブログの中で、ちょっと他のサンテグジュペリの研究家の方たちとは違い、「飛行機オタク」の目で、彼

の死の真相について、意見を述べさせてもらったのです!

 

この、他の研究家の方と違う、飛行機オタクの目からの意見が、結構皆さんの注目を集めてしまったようですね!

 

…。で、その「飛行機オタクの目からの意見」なのですが…。

私は、サンテグジュペリが最後を遂げたときに搭乗していた飛行機、F-5Bの性能に注目したのです!

サンテグジュペリを撃墜した飛行機は、ドイツの戦闘機「Bf-109」と言われています。

このことなんですが…。

飛行機オタクの私の意見として、ドイツ機Bf-109で、サンテグジュペリが搭乗していたF-5Bを撃墜すること

は、ちょっと不可能としか思えない!というものなのです。

 

なぜ、Bf-109でF-5Bを撃墜することは出来ないのか…。

それを、もっとも分かりやすく説明するのが、下の図なんです!

これは、サンテグジュペリが最後に搭乗していた偵察機「F-5B」のベースとなった、戦闘機P-38の内部を説明した

図です。

偵察機F-5Bは、戦闘機P-38を偵察機とするために、機銃を下ろしてカメラなどを積んだ改造機なので、基本的には

同じ飛行機です。

 

この飛行機の二基載せられたV型12気筒エンジンの後ろに注目していただきたいのです!

何やらゴチャゴチャとした機器類が、結構後ろまで詰め込まれていますよね!

コレ、何かといいますと…。

空気の薄い高高度を飛ぶことを可能にした、スーパーチャージャー、ターボチャージャー、インタークーラー…。

そんな機器なのです!

F-5Bは、このような高高度を飛ぶために特化した飛行機だったのです。

そのためこの飛行機は、10000メートル以上の高高度においても、楽々と飛行することが可能でした。

 

対する、サンテグジュペリの飛行機を撃墜したとされる、Bf109なのですが…。

エンジンのすぐ後ろがコクピットになっていますよね!

この構造では、高高度を飛ぶために必要なターボチャージャーを積むことが非常に難しかったんです!

実際Bf-109は、大戦末期まで、数々の改良を施されながらも、高高度性能不足に泣かされてしまっています。

 

…。

つまり、何が言いたいかというと…。

サンテグジュペリの任務は、敵地の偵察です。

そのため、ドイツ機が飛ぶことが出来ない高高度を飛ぶことが出来るF-5Bを使って、敵地偵察をすることが、彼の

「任務」だったはずです。

それなのに…。

高高度性能が悪いBf-109に撃墜されること自体がおかしいのではないか?

敢えてサンテグジュペリは、撃墜される低高度を、このF-5Bで飛んでいたことになるのです。

これはちょっとおかしいのではないか…。

飛行機オタクの私としては、そんな疑問を持たざるを得なかったのです!

 

この、飛行機オタクとしての意見が、結構皆さんにとっては興味を惹かれ、私のブログのアクセスが多くなったよう

ですね!

 

しかしコレ…。

結果的に合点のいく、つじつまの合った結末を迎えることになるんです!

 

サンテグジュペリの搭乗機F-5Bは、その後発見されて、彼の親族の財産管理のため、海から引き上げられて調

査されることになりますが…。

このとき、酸素マスクを見つけることが出来なかったようです!

 

酸素マスクがなかった…。

コレ、単純にサンテグジュペリが忘れてしまった!!としか考えられないんです…。

 

酸素マスクがなければ、いくら高高度性能の良いF-5Bでも、パイロットが息切れになってしまうため、飛べるのはせ

いぜい5000メートルの高度まで…。

この高度であれば、確かにドイツ機Bf-109 に撃墜されても不思議ではありません!

 

…。

そういうことで…。

サンテグジュペリの死の真相については、やはり、ドイツ機に撃墜された可能性が一番高いのではないかと、

私も思うようになりました…。

 


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