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流石に焦りがある。
人生108年、72歳までは飛ぶつもりでいる私だが、それでも後13年しかない。
スケールが大きく、気象条件が良い海外でもっと飛びたい。
Project 10その3　FAC　「Flight Aid Company」　「空飛ぶ関連のビジネスをする。」
ベルギー製超軽量グライダー「Swift」の代理店となったが、それだけでいいのか。
もっと展開を拡げたい。
スカイスポーツの本場、欧州に行き、視野を広げるべきではないか。
そもそもSwift社（Aereana社）がどんな会社かわからない。
現場第一主義、先ずは訪問して相手と直接話しをせねば。
そんな想いから、59歳になるこの2024年夏は、欧州ツアーを組むことにした。

JALのマイレージによるフランクフルト往復。
ハイシーズンを避け、行ける時期を調べると7月9日出発10月1日帰国となった。
合計85日間、VISA無しでの行ける欧州渡航可能期間は90日間だと言う。
もはや単なる旅行ではない、短期駐在と言えるレベルだ。
これぞ、人生の第三ステージにいる者の成せる技。
名付けて「欧州駐在旅行」の始まりである。

「どんだけお金があるねん」、友達からの批判が相次ぐ。
確かに我ながら、とんでもない計画である。
「お金を貯めて、毎年少しづつやりたい事をやって行く。」
それはサラリーマン、人生の第二ステージにいる方の考え方。
子供は巣立ち、会社は退職した。普通に考えれば、人生で今が一番お金がある。
確かに取り合えずお金はある。退職金。
新しく銀行口座を開設し、全てドル預金にした。為替相場対策も完了。定期で金利も高い。
やるなら今だ！

思えば飛行機に乗るのは、2020年４月、ブルネイ駐在からの帰国、
コロナ下でのジャンボ貸し切りフライト以来だ。
荷物はとんでもない量となる。許容量をきちんと調べる。
２３ｋｇを２バック、手荷物は１０ｋｇまで、更にディバックもＯＫ。
直前で㈱トミハラで大問題発生、取り止めも頭をよぎったが、そこは今まで通りの遠隔経営、
日本にいる事が最善とは思えない。大事なのは解決に向けたアイデアである。

とは言え、時間が取られ、ホテルは殆ど予約が出来ていない。
相変わらずの混乱の中、ツアーが始まる。
後は、「なんとかなる」ではなく、「なんとかする」