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<飛丸日記 7月15日> ベルギー「SWIFT社」訪問
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 7月15日> ベルギー「SWIFT社」訪問 (2024/8/19 15:57:45)
先ずは ベルギーのSwift社を目指す。
フランクフルトからボン、ケルン、デュッセルドルフ、アントワープと宿泊、観光を重ね、
面談の日に合わせてベルギーの首都、ブラッセルに辿り着く。
途中、整備万全の筈のレンタカーが、鍵の電池が無くなり、動かなくなる。ありえない!
毎日のホテル探しにも大往生。
いや何よりも、ケルン大聖堂の直登157mの階段には参った。
旅行中に用意したプレゼンをSwift社に実施。
実はありあわせのものを ChatGPTで英訳した。世の中、便利になったものだ。
Q&A、工場見学、今後の計画等、6時間の打合せを行う。
Swift社のメインビジネスは、医療関連だった。
ずっと話をしてきた同い歳の方は、直前に株式を売却して経営から退く事に合意したという。
素晴らしい。
娘息子が就職し、会社を継がない事が表面的にも明確になった今、
冨原家は現在の金属加工業から外れる事を社員さんに宣言している。
自分の目が黒いうちに、事業継承するか、最悪廃業せねばならない。
親父お袋兄貴私と正に家族全員で対応してきた事業ではあるが
「次世代に負の遺産は残さない。」、人生の第一義務だ。
主な話し相手は、事業継承する若手二人となった。
先ずは現地訪問、直接会って話し合い、工場等現場を見る。
当たり前のことだが、「青山の我が社」で学んだビジネスの基本である。
交渉としてはポイントは二つ。
一つはExclusive条項を外す事。
類似品を扱ってはならない。総代理店契約ではよくある条項だ。
久しぶりに、商社マンの交渉テクニックを使う。
面談での交渉に有効な戦術。
・自分の主張が120%正しいと信じる。
(自分の主張に自信がないと、表情に出てしまう。)
・相手から提案があった時、初めて聞いた話しとして、心から驚く。
・相手は自分の提案が間違っているのでは、と疑念を抱き、たじろぐ。
・そこを一気に攻める!
「何を言っているの!拡大するマーケットなら兎も角、縮小する航空スポーツ業界。
互いに足を引っ張り合ってどうするの。情熱を持ったやりたい奴がやれば良い。
そうれなければ生き残れない。
私は機会があれば、他製品も取り扱いたい。
特性に合わせて、客先分けもするから問題ないだろう。
この条項は外してくれ。」
説得成功、快諾を得る。
もう一つの課題。ディーラー価格は二機目から。一機目は正価での販売。
「日本からわざわざベルギーまで来て、一緒にビジネスをやろうという者に対して
これは失礼だろう。」
これはちょっと我ながら無茶苦茶な主張だったが、なんとこれが通ってしまった。
正直なところ、想いもよらなかった。
かなりの部分の旅費が浮いた。
来て良かった。
やっぱり会って話しをすべきである。
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<飛丸日記 7月15日> ベルギー「SWIFT社」訪問 (2024/8/19 15:57:45)
先ずは ベルギーのSwift社を目指す。
フランクフルトからボン、ケルン、デュッセルドルフ、アントワープと宿泊、観光を重ね、
面談の日に合わせてベルギーの首都、ブラッセルに辿り着く。
途中、整備万全の筈のレンタカーが、鍵の電池が無くなり、動かなくなる。ありえない!
毎日のホテル探しにも大往生。
いや何よりも、ケルン大聖堂の直登157mの階段には参った。
旅行中に用意したプレゼンをSwift社に実施。
実はありあわせのものを ChatGPTで英訳した。世の中、便利になったものだ。
Q&A、工場見学、今後の計画等、6時間の打合せを行う。
Swift社のメインビジネスは、医療関連だった。
ずっと話をしてきた同い歳の方は、直前に株式を売却して経営から退く事に合意したという。
素晴らしい。
娘息子が就職し、会社を継がない事が表面的にも明確になった今、
冨原家は現在の金属加工業から外れる事を社員さんに宣言している。
自分の目が黒いうちに、事業継承するか、最悪廃業せねばならない。
親父お袋兄貴私と正に家族全員で対応してきた事業ではあるが
「次世代に負の遺産は残さない。」、人生の第一義務だ。
主な話し相手は、事業継承する若手二人となった。
先ずは現地訪問、直接会って話し合い、工場等現場を見る。
当たり前のことだが、「青山の我が社」で学んだビジネスの基本である。
交渉としてはポイントは二つ。
一つはExclusive条項を外す事。
類似品を扱ってはならない。総代理店契約ではよくある条項だ。
久しぶりに、商社マンの交渉テクニックを使う。
面談での交渉に有効な戦術。
・自分の主張が120%正しいと信じる。
(自分の主張に自信がないと、表情に出てしまう。)
・相手から提案があった時、初めて聞いた話しとして、心から驚く。
・相手は自分の提案が間違っているのでは、と疑念を抱き、たじろぐ。
・そこを一気に攻める!
「何を言っているの!拡大するマーケットなら兎も角、縮小する航空スポーツ業界。
互いに足を引っ張り合ってどうするの。情熱を持ったやりたい奴がやれば良い。
そうれなければ生き残れない。
私は機会があれば、他製品も取り扱いたい。
特性に合わせて、客先分けもするから問題ないだろう。
この条項は外してくれ。」
説得成功、快諾を得る。
もう一つの課題。ディーラー価格は二機目から。一機目は正価での販売。
「日本からわざわざベルギーまで来て、一緒にビジネスをやろうという者に対して
これは失礼だろう。」
これはちょっと我ながら無茶苦茶な主張だったが、なんとこれが通ってしまった。
正直なところ、想いもよらなかった。
かなりの部分の旅費が浮いた。
来て良かった。
やっぱり会って話しをすべきである。
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