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<飛丸日記 9月25日> 「チェコからの誘い」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<飛丸日記 9月25日> 「チェコからの誘い」 (2024/10/2 22:30:57)
7月15日、ATOS Aviationなる会社を作って、ATOS Wingを取り扱おうと言う話し。
「ATOS Aviation」 (http://tobimaru888.blog.fc2.com/blog-entry-598.html)
8か月前に発注したグライダーが出来ていなかっただけでなく、もう一つ驚いた事があった。
工場にはATOS Wingの製造中のものがあり、それを横目に見ながらプレゼンしたのだが
聞くとまだ開発中で、完成予定は来年10月という。
Home Pageにある映像はプロト・タイプの一機目。横にあるのは二機目との事。がっかり。
全てを一気にやるのは無理がある。この時期ずれは良いかな、と思い直す。
7月25日、ドイツ・トーイング大会
(http://tobimaru888.blog.fc2.com/blog-entry-599.html)
練習日、200mまで高度が下がり、上昇気流を求めて他機に向かったのだが、がっかりした。
よく見るとそれはエンジン付きトライクだったのだ。
我が愛するATOSに着座式のコクピット、電動エンジンが付いている。
実はこれが「感動の出会い」だった。
エンジンは回しておらず、絶好調の私のATOSと遜色なく、そのまま雲底まで一緒にあげた。
そこで初めてエンジンを回し、水平飛行で遠くに飛んで行ってしまった。
「えっ、何あれ。あんなに凄いの!」
私がやりたい事は「ソアリング」である。上昇気流を使って高く舞い上がる事。
その事において全く引けを取らない。
日本で練習している一般のトライクは、旧型のハングライダーがついている。
あくまでエンジンを頼りに飛ぶものだ。
そして私の目標は「Project SAF」 南アルプス・フライトプロジェクトである。
何かをやる時は、明確な達成目標を設定する。
39年前に掲げ、様々な方法でその達成に挑んでいる。
「20歳の夢、その先の世界へ」
(http://tobimaru888.blog.fc2.com/blog-entry-504.html)
それも単純に上を飛ぶのではなく、ソアリングにより行くことである。
エンジンはあくまで危険回避の時だけ使う。
これならソアリングで南アルプスまで行くことが出来そうだ。夢の実現と言える。
ATOSの社長に相談すると、フランス製とチェコ製があると言う。
フランスは約40年前にパチンコで買った(正確には後で返した)ハングを設計した会社。
もし買うならこっちだな、折角だから訪問しよう。
旧知の日本の代理店に連絡を取り、連絡方法を聞き、展示会後に訪問する予定を組む。
チェコの会社にも連絡を取る。
「今、フランスにいる。購入を考えている。物を見たい。来てくれないか?」
「・・・・・、そこまで1500kmある。ATOSの工場で会わないか。中間地点だ。」
「いや、時間がない。来てくれないなら断念する。」
やり取りの末、南フランスにあるADPULを立つ日、1500km走ってやってきてくれた。
朝8時から会う約束をしたのだが、着いたのは16時半。勿論、何も文句は言えない。
それからADPULで飛ぶ手続きをして、トライクを組み立て2度同乗フライトをする。
全てを終えた時にはほぼ真っ暗。こんな暗い中を飛んだのは初めてだった。
フランスの会社からは、何時まで待っても返事が来ない。
結局予定を変更し、ATOSの工場にグライダーを届ける日を早め、
近くの飛行場でもう一度、同乗フライトをする事にした。
初めて聞いた話しだったのだが、ATOSの部品はほぼ彼が作っているという。
ATOS工場はセールを作り、後は組立をする工場だという。
当然ATOSの社長とは親密な仲。
朝から晩まで、空を飛ぶことについて、3人でいろいろと語り合った。
そしてこの日も撤収する時には真っ暗だった。
同乗フライトはこれまた楽しいものだった。何せ景色が見える。
トライクは既に日本で10回の講習の内5回を終えている。
親友や若者が乗せてくれたりしていて他にも5回フライト経験がある。
そもそも翼は勝手知ったるATOSである。今回は、殆ど自分で操作した。
トライクのランディングはそれなりに難しいのだが、エンジンを切ればATOSそのもの。
滑走路は広いので、着陸の精度は求められない。
んんん、「これは素晴らしいな。で、幾ら?」
「日本までの運賃を調べ、見積をする。ちょっと時間をくれ。
でもこれは普通のトライクとは違う。買うなら講習をする。チェコまで来てくれ。」
ええええっ、そんな。
チェコには 一度行った事がある。
2013年この飛行場にある講習を受けに来た。
天気が悪い日に観光目的で二日でプラハを往復した。
場所を聞くと更にその先だと言う。
「チェコは遠い。日本でちゃんとスクールを卒業する。
今日も飛べたんだし、もう態々行かなくても良いんじゃないか?」
「駄目だ。只飛ぶだけじゃない。お前はATOS トライクの代理店をやるんだろ。
講習を受けるのが条件だ。
チェコまで来い。大体俺は1500km走ったんだ。今度はお前の番だ。」
んんん、買わない良い口実は出来たのだが、それにしても欲しい。
推定、全部込みで800万円なり。
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<飛丸日記 9月25日> 「チェコからの誘い」 (2024/10/2 22:30:57)
7月15日、ATOS Aviationなる会社を作って、ATOS Wingを取り扱おうと言う話し。
「ATOS Aviation」 (http://tobimaru888.blog.fc2.com/blog-entry-598.html)
8か月前に発注したグライダーが出来ていなかっただけでなく、もう一つ驚いた事があった。
工場にはATOS Wingの製造中のものがあり、それを横目に見ながらプレゼンしたのだが
聞くとまだ開発中で、完成予定は来年10月という。
Home Pageにある映像はプロト・タイプの一機目。横にあるのは二機目との事。がっかり。
全てを一気にやるのは無理がある。この時期ずれは良いかな、と思い直す。
7月25日、ドイツ・トーイング大会
(http://tobimaru888.blog.fc2.com/blog-entry-599.html)
練習日、200mまで高度が下がり、上昇気流を求めて他機に向かったのだが、がっかりした。
よく見るとそれはエンジン付きトライクだったのだ。
我が愛するATOSに着座式のコクピット、電動エンジンが付いている。
実はこれが「感動の出会い」だった。
エンジンは回しておらず、絶好調の私のATOSと遜色なく、そのまま雲底まで一緒にあげた。
そこで初めてエンジンを回し、水平飛行で遠くに飛んで行ってしまった。
「えっ、何あれ。あんなに凄いの!」
私がやりたい事は「ソアリング」である。上昇気流を使って高く舞い上がる事。
その事において全く引けを取らない。
日本で練習している一般のトライクは、旧型のハングライダーがついている。
あくまでエンジンを頼りに飛ぶものだ。
そして私の目標は「Project SAF」 南アルプス・フライトプロジェクトである。
何かをやる時は、明確な達成目標を設定する。
39年前に掲げ、様々な方法でその達成に挑んでいる。
「20歳の夢、その先の世界へ」
(http://tobimaru888.blog.fc2.com/blog-entry-504.html)
それも単純に上を飛ぶのではなく、ソアリングにより行くことである。
エンジンはあくまで危険回避の時だけ使う。
これならソアリングで南アルプスまで行くことが出来そうだ。夢の実現と言える。
ATOSの社長に相談すると、フランス製とチェコ製があると言う。
フランスは約40年前にパチンコで買った(正確には後で返した)ハングを設計した会社。
もし買うならこっちだな、折角だから訪問しよう。
旧知の日本の代理店に連絡を取り、連絡方法を聞き、展示会後に訪問する予定を組む。
チェコの会社にも連絡を取る。
「今、フランスにいる。購入を考えている。物を見たい。来てくれないか?」
「・・・・・、そこまで1500kmある。ATOSの工場で会わないか。中間地点だ。」
「いや、時間がない。来てくれないなら断念する。」
やり取りの末、南フランスにあるADPULを立つ日、1500km走ってやってきてくれた。
朝8時から会う約束をしたのだが、着いたのは16時半。勿論、何も文句は言えない。
それからADPULで飛ぶ手続きをして、トライクを組み立て2度同乗フライトをする。
全てを終えた時にはほぼ真っ暗。こんな暗い中を飛んだのは初めてだった。
フランスの会社からは、何時まで待っても返事が来ない。
結局予定を変更し、ATOSの工場にグライダーを届ける日を早め、
近くの飛行場でもう一度、同乗フライトをする事にした。
初めて聞いた話しだったのだが、ATOSの部品はほぼ彼が作っているという。
ATOS工場はセールを作り、後は組立をする工場だという。
当然ATOSの社長とは親密な仲。
朝から晩まで、空を飛ぶことについて、3人でいろいろと語り合った。
そしてこの日も撤収する時には真っ暗だった。
同乗フライトはこれまた楽しいものだった。何せ景色が見える。
トライクは既に日本で10回の講習の内5回を終えている。
親友や若者が乗せてくれたりしていて他にも5回フライト経験がある。
そもそも翼は勝手知ったるATOSである。今回は、殆ど自分で操作した。
トライクのランディングはそれなりに難しいのだが、エンジンを切ればATOSそのもの。
滑走路は広いので、着陸の精度は求められない。
んんん、「これは素晴らしいな。で、幾ら?」
「日本までの運賃を調べ、見積をする。ちょっと時間をくれ。
でもこれは普通のトライクとは違う。買うなら講習をする。チェコまで来てくれ。」
ええええっ、そんな。
チェコには 一度行った事がある。
2013年この飛行場にある講習を受けに来た。
天気が悪い日に観光目的で二日でプラハを往復した。
場所を聞くと更にその先だと言う。
「チェコは遠い。日本でちゃんとスクールを卒業する。
今日も飛べたんだし、もう態々行かなくても良いんじゃないか?」
「駄目だ。只飛ぶだけじゃない。お前はATOS トライクの代理店をやるんだろ。
講習を受けるのが条件だ。
チェコまで来い。大体俺は1500km走ったんだ。今度はお前の番だ。」
んんん、買わない良い口実は出来たのだが、それにしても欲しい。
推定、全部込みで800万円なり。
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