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link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/12/25 18:57:24)

feed <飛丸日記 9月25日> 「Want to do List」 (2024/10/4 0:27:54)
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伊藤忠を辞める時、「明日へとつながる何か」をやろう、そう考えて、
やりたい事を整理し、取組方法を考え、始めたのが「Project 10」である。
一方で、前から「Want to do List」は持っていた。要は「やりたい事リスト」
こちらは単に、一時的な遊びである。
自転車で全国を回りたい。「280km飛びたい」そして「宇宙から地球を観たい」等など。
「ビジネス(仕事)」と「遊び」、私にとっては今や将来へとつながるか否かである。

「Want to do List」の中の一つ、「Project SAF 南アルプス、北岳を飛ぶ」
遊びとは言え、その夢を叶えるには、かなりの精進が必要だ。
先ずはどうやってやるか。
ここでも5つのアプローチを考え、それぞの取り組んできた。
この場合のプランEは、言って見たら最後の手段は、40年前から分かっていた。
それはグライダーで飛ぶ事だ。もう何人もの方が飛んでいる。

そうした中で、グライダーにも取り組んできた。
2005年のオーストラリアTACUMWOL、2006年の北海道滝川、そして今回等など
既に同乗フライト58回32時間、単独フライト15回12時間飛んでいる。   
単独で5時間フライトをしたこともある。それなりに飛んでいる。

只、このプランEには明らかに問題がある。グライダーは私には向かないのだ。
突っ込みタイプの性格、グライダーに乗ってもその性格は変わらない。
どんなに高性能な乗り物に乗ったところで、その限界ギリギリまで挑んでしまう。
グライダーでそれをやると、本当に「墜落」と言われる事態を引き起こす。

そう考えてグライダーとは距離を置いてきたのだが、一方でその対策もあった。
動力付きのグライダーに乗り、いざという時にはソアリングを諦めて動力で危険回避する。
これに乗るにはグライダーに加えて、軽飛行機のライセンスが要る。

何時かは取らなければ、と考え、6月には埼玉県桶川市にあるホンダの飛行場を訪問したり、
熊本でスクールをやる方と会食してお話を聞いたりした。
記憶では実技で先ずは40時間飛ぶ必要がある。
海外で飛べば、経験になり、また実績としてカウント出来るかもしれないとのお話し。
実は今回のツアー中、その機会を虎視眈々と狙っていた。
フライトをする最終日、遂にその機会が来た。
ATOSの社長に私の情熱(?)を話し、乗せてもらえる友人に何人かあたってもらった。
3人目で乗せてくれるとの承諾を得る。しかもタダで。
「やった!」

57分のフライト。
ATOSで苦労して行って、帰って来れなかったコースの上を飛び、
何時か行きたいと思っていたアルプスの山並みを飛び、
最後はノイシュヴァンシュタイン城をかすめて帰って来た。
なんと容易な事だ。いやいや苦労して得られた時にこそ、また喜びはひとしおなのだ。

ただ、この時は降りた直後に、正にふらふらで尻もちをつく程疲れ切った。
「操縦出来るだろ」と言われて隣ではジュースを飲んだりくつろぎ始める。
始めて持つ軽飛行機の操縦桿、
最初は脳の血管が切れんばかりに緊張し、固くなった。
最後の最後でそれなりに要領を得た。
成程、フェザータッチのコントロールで良いんだ。
何事も力を抜いて取り組む、それが一番。

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