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<飛丸日記 10月1日> 「大企業(?)との闘い方」 その2
飛丸日記
(2024/10/31 8:42:30)
<飛丸日記 10月1日> 「大企業(?)との闘い方」 その2 (2024/10/5 16:04:38)
こちらに来て殆ど初めて食べた日本食。
「HANKO」」は何を意味するのか聞いてみたら、チェーン店創業地の名前らしい。
昨年5月中旬、退職を前に子会社への出向解除となり、一か月程伊藤忠で時間を頂いた。
「今後のリーテイル戦略を考えよ」と宿題はあったが、いろいろな事を考える機会となった。
(株)トミハラの三本柱のビジネス。そこで採算が一番悪いこのビジネス。
将来を考えるとこのままでは続かない。さて、どうすべきか。
この時に「プランE」まで想定し、それぞれに布石を打った。
6月中旬に出社しなくなり、一週間後に訪問したのが、シヤチハタさんの名古屋本社である。
三本柱の内の一つを失った中で、何時までも同じ体制を維持する事はできない。
万万が一再度供給して欲しいと言われてもその体制は11月には維持しないことにした。
大企業では人的余力あり、こうした事は微調整で対応できるのだが、町工場はそうはいかない。
メッキ会社、外部への業務委託等など、長年掛けて構築された供給体制はもう戻らない。
「契約は破棄します。」という主張の中で、こちらの受注義務がなくなる事も敢えて確認した。
独占禁止法、下請法による調査、行政指導はどうなっているのかわからない。
仮に進んでいるにしても1年以上先の話しだ。
お役所が忙しく、また調査は周辺から始める等慎重にならざるを得ないのは理解できる。
只、町工場はそれを待つ事は出来ない。
情報収集の為も含めて、「おかしいものはおかしい」と叫んできたし、
これからもいろいろな形で叫ぶ事になろう。
とは言え、結局は商売は無くなる。どうもこれでは「負け犬の遠吠え」に過ぎない。
レターでの警告通り、「名誉棄損」「損害賠償」で訴えて頂けるのなら、それもまた良し。
更に大きく世の中にこの話しを知って頂ける。
現在の社会課題の縮図の様なこの話しを、次にどう生かすか。
「社会発展の一翼を担う」
私がこの会社を継承した時に、掲げた経営理念である。
単に町工場の経営を継承しても芸がない。
経営姿勢の一つ、「大企業、町工場それぞれの良さの融合」
経営課題、「遠隔経営」「Project SCRATCHの先駆けとなる。」
大企業で勤務していた者だからこそ、出来る事をやる。
今後の取組として考えたのが、私がどう戦ったかを発信する事にした。
朽ち果てても「前向きに倒れる」
同じ様な状況になった方の少しでも参考になれば良しとする。
「大企業(?)との闘い方」 そのXX 「トップの発信するメッセージを理解せよ」
相手や市場環境等の情報を収集し、何をやるかを考える。
でもその前に、「やるべき事」は当たり前の話しだが、それは相手を理解する事だ。
そしてこれが多分私のオリジナル、「経営トップの考えを知る。」
経営者になってみるとわかるが、発信したメッセージは一つの判断の基準になっている。
今回の私の対応が正にそれだろう。
そしてそれは、それなりに社員さんにも浸透している筈だ。
少なくとも何度何度も聞いている。普通の会社ではその筈だ。
只、社長のメッセージ、想いがどこまで社員さんに浸透しているかはわからない。
今回そこを見誤っていたのは明らかだ。
私にもよくある話だが、経営トップの独り相撲、悲しい限りである。
昨年5月、私が先ずやった事は、WEBサイト等から社長発信のメッセージの熟読だ。
読んでいる内に、一度お会いしてみたいな、と思うようになった。
1年後の明確な目標設定を決めた。
シヤチハタ課題 目標「社長と会う機会を作ること」
実はかなりのところまで進んでいた。
面談の形式はマル秘として、一時は会う日のスケジュール調整までしていたのである。
目標達成ギリギリのところで一転してこの始末。
世の中、面白いものである。
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<飛丸日記 10月1日> 「大企業(?)との闘い方」 その2 (2024/10/5 16:04:38)
こちらに来て殆ど初めて食べた日本食。
「HANKO」」は何を意味するのか聞いてみたら、チェーン店創業地の名前らしい。
昨年5月中旬、退職を前に子会社への出向解除となり、一か月程伊藤忠で時間を頂いた。
「今後のリーテイル戦略を考えよ」と宿題はあったが、いろいろな事を考える機会となった。
(株)トミハラの三本柱のビジネス。そこで採算が一番悪いこのビジネス。
将来を考えるとこのままでは続かない。さて、どうすべきか。
この時に「プランE」まで想定し、それぞれに布石を打った。
6月中旬に出社しなくなり、一週間後に訪問したのが、シヤチハタさんの名古屋本社である。
三本柱の内の一つを失った中で、何時までも同じ体制を維持する事はできない。
万万が一再度供給して欲しいと言われてもその体制は11月には維持しないことにした。
大企業では人的余力あり、こうした事は微調整で対応できるのだが、町工場はそうはいかない。
メッキ会社、外部への業務委託等など、長年掛けて構築された供給体制はもう戻らない。
「契約は破棄します。」という主張の中で、こちらの受注義務がなくなる事も敢えて確認した。
独占禁止法、下請法による調査、行政指導はどうなっているのかわからない。
仮に進んでいるにしても1年以上先の話しだ。
お役所が忙しく、また調査は周辺から始める等慎重にならざるを得ないのは理解できる。
只、町工場はそれを待つ事は出来ない。
情報収集の為も含めて、「おかしいものはおかしい」と叫んできたし、
これからもいろいろな形で叫ぶ事になろう。
とは言え、結局は商売は無くなる。どうもこれでは「負け犬の遠吠え」に過ぎない。
レターでの警告通り、「名誉棄損」「損害賠償」で訴えて頂けるのなら、それもまた良し。
更に大きく世の中にこの話しを知って頂ける。
現在の社会課題の縮図の様なこの話しを、次にどう生かすか。
「社会発展の一翼を担う」
私がこの会社を継承した時に、掲げた経営理念である。
単に町工場の経営を継承しても芸がない。
経営姿勢の一つ、「大企業、町工場それぞれの良さの融合」
経営課題、「遠隔経営」「Project SCRATCHの先駆けとなる。」
大企業で勤務していた者だからこそ、出来る事をやる。
今後の取組として考えたのが、私がどう戦ったかを発信する事にした。
朽ち果てても「前向きに倒れる」
同じ様な状況になった方の少しでも参考になれば良しとする。
「大企業(?)との闘い方」 そのXX 「トップの発信するメッセージを理解せよ」
相手や市場環境等の情報を収集し、何をやるかを考える。
でもその前に、「やるべき事」は当たり前の話しだが、それは相手を理解する事だ。
そしてこれが多分私のオリジナル、「経営トップの考えを知る。」
経営者になってみるとわかるが、発信したメッセージは一つの判断の基準になっている。
今回の私の対応が正にそれだろう。
そしてそれは、それなりに社員さんにも浸透している筈だ。
少なくとも何度何度も聞いている。普通の会社ではその筈だ。
只、社長のメッセージ、想いがどこまで社員さんに浸透しているかはわからない。
今回そこを見誤っていたのは明らかだ。
私にもよくある話だが、経営トップの独り相撲、悲しい限りである。
昨年5月、私が先ずやった事は、WEBサイト等から社長発信のメッセージの熟読だ。
読んでいる内に、一度お会いしてみたいな、と思うようになった。
1年後の明確な目標設定を決めた。
シヤチハタ課題 目標「社長と会う機会を作ること」
実はかなりのところまで進んでいた。
面談の形式はマル秘として、一時は会う日のスケジュール調整までしていたのである。
目標達成ギリギリのところで一転してこの始末。
世の中、面白いものである。
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