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国内では貴重な新エリアが出来たとハル情報では聞いていたが、中々訪れる機会がないまま数年が過ぎてしまった。
新エリアの集合場所へやってきたら、大きな銅像がお出迎え。近代経済の礎を築いた偉人、岩崎彌太郎が待っていた。
坂本龍馬と同郷の高知出身、同じ時代を駆け抜けた三菱財閥の創設者だ。
今も残る生家は普通の藁葺き屋根の農家、なんとなれば私の実家(江戸時代からの藁葺き屋）より小さい。しかし、庭には石を並べた日本地図が作られて、世界を見つめていたと言うのだから畏れ入る。
同じような環境に育ったのに、偉人になるのと凡人になる差は何だろう。
まっ凡人でも飛ぶことは出来る、その為には飛ぶ場所が必要になると右側の御仁は、彌太郎が修練で登っていた裏山にテイクオフを創ってしまったのだ！。
ましてやランディングは彌太郎銅像の横ですよ、普通なら行政から許可が下りる事は考えづらい。なのに造ってしまった、驚くことに一人で全てを成し遂げたのだ。
やはり高知人は志しが違う、近代日本を造る血筋を受け継いでる。
２方向に造成されたテイクオフには芝生まで養生されている、この作業を全て手作業で、それも一人でコツコツと。ん〜僕には無理だな。
東向きの斜面から飛び立てば朝イチサーマルでトップアウト、尾根上は穏やかなサーマルでサーマルトップまで。
北側には四国山脈が眼前にせまり、強風警報の北風をブロックしてる。北風強風リーサイドに出来る天使の輪に位置する安芸エリアは穏やか。北方向へ尾根を進んで行くと突然の乱流域へ当たり進まなくなる、撤退して南へ。
西方向には高知市が望めるが北風強風警報発令中。
尾根先端で上げきり、海へ向かえばリフトがかかって高度ロス無し。見事な海岸線が眼下に、この海岸線にも海エリアを造成したと、ゼロソアも出来るそう。
東には安芸市の街並み、幕末の高知藩家老の居宅もあり、最近では牧野富太郎でも話題になった町。
昼過ぎには西風に変わるから早めに撤収して、名産のちりめんじゃこ丼を食しに港へ。丼ぶり一杯のちりめんじゃこは壮観、味変しながら完食です。
腹ごなしに彌太郎先生が登った裏山神社へお礼参りハイク

小一時間で山頂到着、先ほどは頭上を飛ばさせて頂きありがとう御座いました、とね。夕暮れまでには下山して終了。少しは彌太郎へ近づいて　やっ太郎くらいにはなれたかも。
高知といえばマグロの叩き、叩いて作るのかと思ってたけど姿はちゃんとしてる。
まっ良い日でしたからいいか。