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ピンポイント予報と天気図を見比べると微妙な違いに気づくこともありますね！
実際はどうだったんだろう？
・朝早い時間は飛べました。
・その時間もいつもと違う風と大気の状態を感じます。
・実証する目的以外ではフライトしなくて良い日だったと思います。
これが予想天気図でした。ピンクの線を引いたところが怪しいのではないかと予想したところでした。


実際のお天気の移り変わりをみてみましょうね。まずはこちら。07:05。東の方角です。日の出を15分ほど過ぎた時間です。赤城の山々が神々しく美しい。雲一つない青空です。
つづいてこちらは西の方角です。
うーん。もう対流性の雲があるような。まだ地面が温まる時間ではありません。対流が発生している場所から流されてきている可能性もあります。この地点の風はほとんど無風でした。実況天気図も確認してみます。

予想天気図でははっきりと描かれていなかった低気圧が描かれています。
ランディングの景色です。接地型逆転層がみてとれます。尾根の西側はまだ日が差していません。

8:10ぐらい到着です。きれいなアゲンストで怪しいです。普段のこの時間は弱いフォローウィンド。走ってテイクオフするのが普通です。西風を感じて流されないように風上に向かってフライトします。



ランディングして30分ほど経過9:00過ぎの空です。



南東方向には雲がありませんが、西の空には積雲が流されてきています。9:00の実況天気図です。


低気圧の速度が65km/hに上がりました。つづいて12:00ごろの空模様です。


積雲は連なるように南へ広がり移動する速度は目視でも速くなっています。西の空では煙ったような雲が見てとれます。冷たい風が山を上昇する時ぶつかってできる雲の特徴がよく表れています。この時の実況天気図はこちらです。
低気圧が通過したことがわかります。この時間近辺のグランボレのランディングの風向風速のデータは次のようになっていました。


12:00ごろ急速に風が強まり、風向が北西から北の風へと変わったことがわかります。
これを完全に予測するのは難しいですね。

この日はフライト希望のお客様がおられましたが、現状の状況と観天望気から把握できる予想をお伝えして9:30ごろフライトを断念しました。テイクオフに上がりませんでした。もっと早い時間で北風になることも十分考えられたからです。

いかがでしたでしょうか？
ピンポイント予報だけではわかりにくいこともあるので、迷った時は相談してくださいね！あとエリアに来てみて無駄足なんてことはないです。空を見てみればなにか気づくこともあるかもしれませんよ！