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「灰」は宝物! (2024/12/20 19:40:24)
いよいよ本格的な薪ストーブシーズンとなってきました!
さて、今回ご紹介するのは、薪ストーブを焚くと必ず出てくる「灰」です。
この灰って、薪ストーブを始めるまでは「廃棄物」と思い込んでいたのですが…。
実は、とても役に立つヤツなんです!
薪ストーブは木を燃やしますから、当然「灰」は発生します。
灰って、役に立たない不要なもの…。なんて、普通は考えがちだと思うのですが…。
実は結構役に立つ宝物なんです!
例えば…。
畑の土をアルカリ性に変えてくれる「中和剤」として…。
畑は作物を作るうちに「酸性」に傾いてきますが、これの中和剤として灰は使えます!
だから、私も最初の内は、薪ストーブの灰を、ご近所で家庭菜園をされている方に差し上げていたのですが…。
実は、家庭菜園をしていない我が家でも随分役に立つことに気がつきました!
それに気づいてからというもの、灰は我が家では宝物に変わったんです!
まず最初に、山菜のアク抜きに活用できることです。
春の山菜は、ワラビのようにアク抜きが必要なものがありますが、このアク抜きに灰は使えます!
お湯を煮立てて、ザルで灰を濾して不純物をとったものをそのお湯に入れます。
これの上澄み液に、山菜を付けて一昼夜…。
美味しいアク抜き済み山菜の一丁上がり!
また、我が家では、一切「生ごみ」を、家の敷地から外には出していません!
全部、庭の腐葉土で分解して処理しているんです!
この腐葉土は、もう20年以上育てて熟成されたものなのですが…。
この生ごみ処理用の腐葉土を、中和するのにも灰を使っています!
腐葉土も生ごみを分解し続けると酸性に傾いていくものですが、これの中和剤として灰は使えるんです!
これ、今のところ上手くいっていて、我が家の腐葉土は悪臭も一切出さず、とても健康な状態を今も保ち続けています。
更に…。
我が家ではイシクラゲが庭に多量発生して、気持ちが悪かったのですが…。
このイシクラゲも灰で退治することが出来ました!
灰を庭にまくだけで、見事にあの気持ちの悪いイシクラゲの退治に成功しました!
…。我が家では雪がそれほど降らないので、この使用方法はしていないのですが…。
灰って融雪剤としも使えたり、雪上での車のタイヤの滑り止めとしても使えるようですね!
自然にも優しく、お金もかからない…。
とても便利なものと言えます。
他にも、どうやら江戸時代くらいまでは、「石鹸」の代わりとしても灰を使っていたようですね!
今ではこの使用方法は使われなくなりましたが、灰の持つ強いアルカリ性は、石鹸の代用としても有益なようです。
また、ケガをした時の消毒としても使われていたと聞いたことがあります。
こうして考えてみると、灰って廃棄物どころか、いろいろな使い道があるようですね!
私は思うのですが、こんな風にいろいろな使い道のある灰を見ているうちに、実は、自然の中には一切不要なものなど存
在しないのではないか…。
自然の中では、一見不要そうに見えるものでも、必ずそれには「役目」ある!
そんなことを思うようになりました。
人間の作ったものって、多くは一回使えばただの「ゴミ」になってしまいますが…。
自然の中には一切不要なものなんて、決して無いんです…。