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お巡りさんだって人の子なんです! (2025/1/20 19:15:21)
実は先日、もらわれ事故に遭いまして…。
私は無傷ですが、相手の方がバイクで、少しケガをされていました。
大事をとって救急車を呼び、警察の方へも連絡を入れたのですが…。
今回は、警察の方の名誉のために、写真はありません…。
ほぼ10対0の事故ではありましたが、相手の方がケガをしている以上、その対応が最優先です。
救急車が来るまではじっとしていてもらい、止血などの処置を施します。
救急車が去った後、警察の方が来られ、現場検証となりました。
こちらの車に取り付けていたドライブレコーダーをチェックしてもらい、データーをとって、ドライブレコーダー
の画像と現場を重ね合わせながら、一通り調べます。
私の連絡先などもお伝えしたところで、「最後にもう一回現場検証をしたい」ということで、車で少し移動したところで
対向車が…。
狭い道ということもあって、お巡りさん、ここで側溝に脱輪!の大失態…。
慌てて本署にレッカー車の手配が必要かも…。と、連絡をとっていたのですが、
ちょっと待って、これならば私の乗っていたハイエースで救出できるかも?
そう私は、申し出ました。
この時私が乗っていたハイエースに、牽引セットを積んでいたのです。
しかも、好都合なことに、お巡りさんの車のキャラバンは、下り坂で脱輪していたのです。
前後輪共に脱輪していましたが、これならばひょっとしたら、私のハイエースで前から引っ張れば、何とかなるかもしれ
ません。
そう思って、お巡りさんに…。
牽引フックつけてください。
そう頼んだのですが…。
牽引フックの付け方が分かりません。
…。
…。
それじゃ、車載工具を出して。
今度はそう頼んだのですが…。
車載工具の場所が分かりません。
…。
…。
…。
その場には3人のお巡りさんがいたのですが、誰もそれを知らなかったのです…。
あなたたち、交通課のお巡りさんでしょ!!!
そう言いたいのをグッとこらえて…。
「分かりました、私が全部やります。」
キャラバンはよくわからないのですが、恐らく車載工具はサイドドアの下あたりでしょう。
ありました!
牽引フックの取り付け場所は、たいていはバンパーのどこかに四角い切カギがあって、それを外せばその奥にあるはずで
す。
牽引フックを取り付けて、ハイエースで前から引っ張りますが、
「ハンドルは切れるだけ右に切って!」
「スリップしない範囲で、出来るだけ駆動をかけて!」
そう指示しながら、引っ張ってみます。
やりました!やはり下り坂が幸いして、お巡りさんのキャラバンを救出出来ました!
お巡りさんを見送って、私も帰路へとつきます。
私はスカイスポーツ関係の仕事をしていますが、職業がら、緊急事態が起こることがしばしばあります。
慣れてはいけなことですが、もう何十回もそんなことに対応してきました。
こんなことを数多く経験すると、やはり、お巡りさんだって人の子なんだと感じるのです。
当然お巡りさんだって、立場上出来ないことや、ちょっとした手順の違いなどをやってしまうことがあります。
こんな時なんですが、お巡りさんだって最善を尽くされようとしているのですから、それを無下に否定することはやって
はいけないことです。
そんなことをすれば、現場が混乱するだけです。
だから私は、こんな時は名わき役になることを心がけています。
それとなく、お巡りさんが動きやすいようにサポートしてあげたり…。
そうするのが、より問題をスムーズに解決できると思います。
お巡りさんも、市民を守る義務感から、ついつい自分の身を危険にさらしてしまったり…。
その結果「殉職」なんて最悪な結果になってしまったりと…。
こういうのも、私は周りの人間が、ちょっとブレーキをかけても良いのでは?
私はそう思うのです。
お巡りさんだって、家族がいたりするわけですから、決して危険な目には遭ってはいけないはずです。
なんかあったらお巡りさんを呼んで任せてしまえばいい!
現在はそういう風潮になってしまっていると思うのですが…。
私はこれは納得できないんです。
私たちも、お巡りさんが円滑に業務を行いやすくするために、出来るところは協力することが必要ではないでしょうか?