『孟夏の太陽』 宮城谷昌光
文春文庫 単行本は1991年刊
時代は春秋時代、舞台は晋。 晋の重臣を代々務めた趙一族を描いた4編からなる連作短編。 この晋が後に趙・韓・魏の独立した三つの国家となり、春秋時代が戦国時代へと移り、秦の中華統一までつながってゆく。その一つの国となる趙家の話。
先月読んだ「沙中の回廊」が「続 重耳」という位置付けなら、これは「続々 重耳」という感じ。短編集ではあるが、おもしろかった。
重耳シリーズは一旦置いて、次は別の国の話を読んでみよう。楽しみ~
評価:8点