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論文第二弾 ... ?その2
HoBBy 指向++ ブログ
(2025/12/16 19:19:07)
論文第二弾 ... ?その2
(2025/8/14 14:20:03)
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(2025/12/16 19:19:07)
論文第二弾 ... ?その2
(2025/8/14 14:20:03)
そして 2009 年、大学院の去り際に■チガイ系論文を出して、その後数年が経ち、、
まあしばらくは一般の堅気の人々と同じように社会人の「報酬に対する責任」という洗礼を受けヒィヒィ言いながら生きていたのですが、、奨学金もクソほど借りてたし笑、どれくらいだったか、、3 年くらい経った頃にはまた研究のやり残しのことを断続的に考えることを始めていたかな。。ちょっと時間の余裕ができ始めた時に。当時はハンググライダーとかやってましたが、雨降ったり風が悪いとやることないし笑。
なおどうでもいいですが社会人生活は思ったよりも可もなく不可もなくという感じでしたかね。クソみたいな博士課程のメンバーの中では私は比較的「人間の真似事」が上手かったのかもしれませんけれど。まあ別にそんなこと、つまり人間社会に馴染むことなんて望んでもいなくて、もっと過激な方向に全振りするべきだったような気もしますけれど。強いて言えば最初の社会人 1 年目は「8 時間働く」ということがやり方がわからなくて辛かったくらいか笑。院生の頃も長時間研究室に居座りながら検討するみたいなことはよくやってた気がしましたが、よくよく考えると集中して考えて、休んで、またやって、という ON と OFF の短時間での繰り返しでやっていたのであり、なんか会社で働くときは基本的にずっと ON のまま 8 時間くらい仕事しなきゃならないという、なんというかペース感?が最初はわからなかった笑。薄く長くやるのが慣れなかった、というべきか。なんか 100m 走の感じで長時間やるみたいなこともまあまあありますが笑。
いやでも可もなく不可もなくというよりは、仕事面でも私はかなり運がよかったかな、、いいタイミングでいい感じ、、その時の能力の 120~300% くらいの仕事が常にある感じで。
ただそれが原因で最近人が少ないこともあり何でもかんでも私の所に仕事が回ってきて必要以上に忙しくなり、結果として時間が全く取れないという状況は苦々しくもありますが、、
なお金銭的にはガチで運がないというか、、研究と仕事以外は運勢のかけらもない感じ。ロシアンルーレットやったら一発目で頭打ち抜く自信があるくらい笑。本当に、、、神様がいるとしたらよほど私に他のすべてを投げうって仕事をやらせたいんだな、と思う笑。
それで研究の残りカスですが、最初に着手したのは spin を何とか説明することであり、、結局この話をつい数日前のぎりぎりまでああだこうだ悩んでいたのですが、、というか今も完全に解決したのかどうか自信がないのですけれど、、まあ一応これならギリみんな許してくれるかな?みたいなところに着地。。面白くはないけれど堅実な感じかな?Standard Model とそんなに変わらなかったというか。良くも悪くも。
... それにしてもまあ、自分がいかに「物理」を知らないのか、ということを大学院卒業後、身にしみてわかりました笑、それは今も変わらないのですが。いろんな粒子の崩壊モードですとか、電子の大きさの測定方法ですとか、弱い相互作用が左手系にしか効かない、ということの実際の実験内容ですとか、baryon の非弾性散乱によって baryon は何か小さい構成粒子 3 個から成り立っていることがわかっている、だからクォークは単なる便宜上の代物ではない、とか、、、
なんというか、新しいことを始めるとしても何が実験的に確かめられている制約なのかまるでわかってなかった、というか。例えば電子の大きさを測定してほぼゼロだと言ったって、ふたを開けてみると剛体の回転とみなしたときの四重極モーメントの測定だとか言ってるので額面通りに受け取れず、ちゃんと実験内容まで把握する必要があるというか。
... まあ、新鮮でしたね。今の方がよっぽど物理をやっている実感があるし、「マジかよ。。」という感じの意外性ばかりで非常に楽しい笑
そもそもなんでまたこんな研究の真似事を再開したのかは覚えていませんが、、、なんでだっけ?そもそも時間が取れたら再開してみようかな、という気持ちは大学院を出た時も持っていたのかも?どうせ誰も興味持たない分野だろうし一人でゆっくりやるのも悪くなかろう、ということで?理論だから紙とペンさえあればできるしな笑。
それとまあ、私が自分の能力をもってしても 100% 絶対に勝てないことに対して無謀な戦いを挑むのが好きだったのかもしれません?命をドブに晒すのが楽しい、というか?なお好きだというのは楽しいということとイコールではないですが。Murphy の法則に「Mother nature is a bitch」というのがありますが、マジ本当にそうだと思っていて自然法則に対しては「クソが!!」とずっと思ってます。。なんで自然界の法則は表面的には簡単そうに見えるのに深く掘るとこんなにも複雑で非対称なんだ??特に弱い相互作用、お前のことだぞ!spin もそうだけど。
ちなみに本当かどうかは知りませんが、サルに餌をやる実験があったとかで?サルにゲームをさせて勝ったらエサが出てくるし負けたら出てこない、みたいなのを勝率を変えながらやらせてみると、5:5 で勝ち負けが決まるところあたりでゲームにはまってやめられなくなるらしく?まあもしかして私がこんなことを続けてるのも勝てるかどうかわからんゲームだからなのかな、、とか思ったり。
まあ私のクソゲーは勝率 50% どころか、数万分の 1 を遥かに下回るんですけどね、、、まあそれと比べると、仕事とかは(ベンチャーとか除けば)割と勝ち確定の状況の方が多いので(そうでないとビジネスにならんやろうな、、)クソつまんないのかな、とか思ったり。まあ仕事に面白さを求めるべきではないと個人的には思ってますが。
今現在ジムカーナをやっている状況も同じなのかもしれず、、勝てなければ勝てないほど面白い(≠楽しい)と思う真性のマゾなのかもしれません、、
それでちょっと手を付けてはまた忙しくなったら長期間ほったらかす、というのを何度かやってましたが、、いやぁ、、spin は手ごわいわぁ、、、もう自分には無理だ、諦めて若手に託して引退しよう、、というのを何度も何度も何度も繰り返し思った。まあ今でも正直結論が出た気はしませんけれど... 一体何なんだろうね?spin って笑。内部自由度ですよと定義すればああそうですかで話が終わるんですが、どこかで、いやそうではないのでは?と思うもう一人の自分がいる、、
ちなみに若者に託したいのは 90% くらい本音なのですが、、一方でこんなこと、というか私のやりたいことそのものでなくていいので何かしら Standard Model を超えるような枠組みを作ってくれる若者が現れてほしいというのは 90% くらい本音ではあるのですが、、
... まあ一方でそう簡単でもないよなぁ、という気持ちもある。
川合さんと同じく?そっち方向に行くと間違いなく終わるから、だれも好き好んで覚悟を持ってそんなヘンなことやらんだろうなぁ、、と。あとやるとしても、私より「ツキ」のある人がどれ程いるのか、、
ああでもそう言えば思い出すと、私の知り合いで笹井君もちょっと変なことしていましたね、、非可換ゲージ理論っていう Standard Model の変化版ですが、よく考えるとこの発想も私の Soliton の話に近しいものがあるか。多少私とは方向が違いましたが彼も彼なりの信念をもって問題(場の量子論の発散の問題)を解決しようとしていたことに対しては敬意を表します。
大村君は何をやっていたか知りませんが、彼も流行に流されることなく、物事の本質をよく見ていましたね、、長生きできんぞ笑。
平田君は信念を持っていたかどうかというと多分持ってなかったかと思いますが笑、ただしみんながやらんような重力の量子化に突き進んでいたのは、、どういうつもりだったのか聞いてみたい笑。平田君は一番ヘンなように見えて実は(あのメンツの中では)一番常識人だったかも?どうかな、、??
そう考えると私の代は割とみんなそれぞれ本気で解決したい問題に対して真摯に向き合っていたとも言えるか。信念ややり方は多少違えど。
まあ本当であればその無数の可能性に対して全部深く掘ってどれが(たとえ部分的にであろうと)イケてそうか考えてみる、ということができればベストなんでしょうけれど、人間の持っている時間というのはそれをやるにはあまりにも短く、、せいぜいたった一つの可能性に対して、ほんのチョットだけ掘ってみるというのが限界だと思うんですよね、、むしろほんのチョットでも何か掘れればすごくラッキーというか。
... そのあたりが私としては、運なのだと思っています。
途中で変えてもいいですが、まずはどの方向を掘るのか決める。これがまず最大の運要素。センスも求められるし、知識も求められる。ただし知識はあり過ぎると臆病になって逆にマイナスになることも多々ある。
あとは掘るといった方面に対して必要な数学的ツールを持っていること。知っている・知らないのレベルもあれば、時代が追い付ていないこともある。なお私はこのあたりがあまりにも貧弱なんだよな、、センスねぇし笑。
諦めの悪さも必要ながら、潔く諦める決断の速さ・正確さ、、、まあ何が正しいなんて後付けでしかわからないのでこれもまた運。
... 真性のマゾにとっては、まあこういうのは楽しいんでしょうね笑。人間の寿命があと 100 倍くらい長ければ多少は違うかもしれないけれど??少なくてお 10,000 倍くらいは欲しいよ、正直言って。
かなり脱線しましたが何を言いたかったかというと、若者に託したい気持ちはやまやまながら、、それはそれでちょっと期待しすぎのような気がしていて、、
... 私が真に私の方針に対して信念を持っているのであれば、これは私にしかできないことなのかもしれない、、という気持ちもあり。。
あとはうまく表現できないものの、3 桁以上の案を出しては自らの手で NG を出して叩き潰してきたものの、それでもきっと私ならできるという謎の自信というか運命感?という感じのものがあったというか、、まったく表現できませんが笑。ふつうはこれだけ失敗すれば自分には才能ないなと諦めた方が「賢い」のかもしれませんが。
... それで spin のことを考えていたものの、世代の話も何かできそうなことを匂わせておかないと、、特に muon が electron + 2 photon に崩壊しないという話は何とかして言及しないと、、
あと途中で気づいたことには spin って弱い相互作用に直結するので弱い相互作用も考えないと本当にリアリティのある話はできないし、弱い相互作用を考えるとβ崩壊もあるので baryon とかも考えないといけないしということで、まあ正直、、到底私一人の手に負えるものではないな、、第一、私は baryon のこと 1/1000 fm も知らないし、と完全に諦めたことも何度も何度も何度もあり。
まあそこまでせんでもええやろ、ほんの僅かに可能性を示せればそれでも立派に論文としては成り立つんやで、とも思いつつ、ただし誰も飛び込みたがらない分野に風穴を開けるためには多少雑でもいいからそれなりの可能性を示してあげんとな、、という思いもあり。例えば湯川の理論は最初はスカラー場だったのが最終的には SU(3) gauge 場になっていますが、まあそういう感じで何か議論のとっかかりを与えればいいんだよ、というのが私のスタンス。。贅沢過ぎるのは承知の上、、、、もしそんなことできたら Einstein と同列に並べるわ笑。
... とはいえ、弱い相互作用と強い相互作用ねぇ、、baryon はあまりにも、あんまりにも闇が深すぎる、、第一、多体系だよ?quark が単独で取り出せないという話も、それだけでクッソ!!!!重い話であり、これを最終解決出来たらそれだけで歴史に名前が残るわ、というレベル。私はよく知りませんが Lattice という数値計算で Color の閉じ込めはシミュレーションできたという話ですが、根拠ゼロで大変勝手・失礼な推測をしますが(間違ってたらごめんなさい)、それでも単独の quark が存在しないことまではおそらくきっと言及できないでしょ?(有限な単独 quark の存在を予言できるのでは?)だって QCD の Lagrangian が単独 quark で有限な感じで書かれてるし?
なんかやりたいことは山ほどあって、、それぞれが単独で死ぬほど、というか何千人もの研究者の命が必要なほど重く、、どこまでやってどこから次に回すか、、でも次に回すとなるとここであんまりいい加減なこと言ってあとから訂正するのは嫌だなぁ、、嫌というか、あんまりそういうことを繰り返すと後続に誰も続いてくれなくなる気が、、考えすぎかもだけど。。
一方で全部終わるまで待ってたら何も論文なんて出せねぇよwwwというのはあるのでどっかで見切りをつけることは、いずれにしても必要。雑でも、最終的に間違っていたとしても。。「後から訂正したくない」という話と矛盾しますが笑、まあそこの折り合いをどこかでつけると。
あとはできれば、■チガイ系とは言え今までの Standard Model に近しいんだよということができれば、もしかしてちょっとくらいは許されるかもね、、??ま、どんな方法であれ少なくとも摂動が有効なところくらいは Standard Model の結果を再現できないと許されないんですけれど、最終的には。
なおどうやれば「新しいアイデアを出せる」かわからないというところでも苦労しましたが、、なんせ、大抵のアイデアは数分~数日で自らのツッコミにより NG が出てゼロから再スタートになるので、とにかく数の勝負、、圧倒的に出したアイデアの数の勝負なんだな、、、
... 一生懸命考えこむとアイデアが出るのか?それか適度に違うことを考えて気を紛らわせた方がアイデアが出やすいのか?少なくともこの四方八方何もわからない状況ではあまり特定の細かい点にこだわり続けるのはあまりよくなく、小さいミクロの視点での検討も必要だがほぼ同時に引きで大きく全体を見て検討する必要もあり、、
... 更には時にはクッソ面倒な計算もしなくてはならず、しかも大体計算した挙句ハズレ、、、この辺りは途中で Mathematia 導入して多少なりとも回避できるようにしましたが、、
... マジ何という苦行だ、、、
それで結局個人的にはどうだったかというと、「携帯とかゲームとか、インターネットとか、全てを「物理的に」切り離してとことん集中して考えさせた方がアイデアが出る」という感じ。まあ当然と言えば当然というか。具体的には紙とペンと家の鍵以外一切何も持たずに長時間散歩する(不審者)だとか、風呂に入って考えるとか。手元に携帯とかあるとどうしても行き詰った時に手に取ってしまう悪い癖があり笑。
...... そんなこんなでダラダラと月日は流れ、、16 年と 4 カ月!とはいえ実質はどれくらいだろう?1 年前後くらいかな?まあ、こんなもんかな?というところにたどり着く、、、、唯一の解とは到底思えませんが、まあ風穴を開ける程度には役に立つかもね?というくらいですが。
... いや、かなり簡単に「たどり着く」と書きましたが、これは私のライフワークであり、絶対に間違いなく未完、それも取っ散らかって結論なんて夢のまた夢で終わるはず、だったものであり、、、
... ???
...... ????
なんかこう、もうちょっとなんかさあ、、、もっとこう、「やったぜ!!!!!!!!!」みたいな感想が出てくるシーンなんじゃないの??これ??違うのか????どうなんだ歴史の偉人たち????
ま、確かに私の目指していたところが彼らとは比較にならない程ちっぽけで中途半端、かつ全然真実にかすりもしない程間違っているのかもしれませんが、、、仮にも人生をかける意気込で、本人が完全に納得するかはともかくとして何らかの形にたどり着いたんだが、、、、???
ま、自信度でいうと、、、Soliton model が最終的な人類の終着点であるべき、というのは 99.9% 信念としては揺らいでいませんが、私の言っていることの正しさは自信度 15% くらいかな。...... だからなのだろうか??でも最初はみんなそんなもんじゃね?という気もしていますけれど。
達成感?どれくらいかな、、10% くらいじゃない?あとは何というかこう、、、いつも通り。
「私が人生をかけて目指したのってたったのこんなにちっぽけな話だったのか??これは目標としてあまりにも低すぎたんじゃね??」という感じ。
...... いや、当時の 20 代の自分の立場でもう一度考えて、低すぎたとは思いませんが、、、ただ、今考えると確かに低すぎるな、、ほぼ何にも言ってないに等しいくらい。。
やったとか何とかいうよりも、とりあえず「次どういう展開になるかな、どうしようかな」という気持ちのみというか。。(これは常日頃思っていたことであり、その意味で今までと何も変わらない、、)
■ 選択肢1. もういい加減こんなクソバカな研究の真似事は手を引く。だがしかし、そうすると私はいよいよ「生きる目標のすべてを失う」。
■ 選択肢2. 多分、90% くらいこれは私の完全なる自己満足に終わるので、引き続き自由に何か考えてみる。競合他者が現れない限りは私は好きな時に自由に活動できる。
■ 選択肢3.競合他者が現れた場合、その人に任せて手を引くか、、、、あるいは混ざってやりたいのであれば何かしら研究の専門職に就かないと日々の情報更新についていけると思えず、、今から就職活動する??今更??
あるいは、、ある昔のベンチャーの知り合いがベンチャーキャピタルから「新しい事業を始めようと思ったとき、近しいことを考えている人が 3 人くらい居る」という教えをもらったそうですが、もしかして世界のどこかでは私と似たようなことというか、何かしら Standard Model と違う枠組みを作っていてしかも完成間近、または既に完成していて発表されているのかもしれず、、
... まあもしかしてそういう流れでまた素粒子論が新たな流れにのりつつあるのであればそれはそれで良いのかな?という気も。
だって、、数年ぶりに arXiv 開いてみましたが、まだ Holographic QCD だとか Blackhole entropy だとか、15 年前と全く何も変わってねぇよ!!という有り様で、、、哀れというかなんというか、、、何とかしてあげたくていたたまれないというか、、、(^_^;
まぁそもそも、当時からそうでしたがイマドキ物理なんて流行らなくて、素粒子論がどうなろうがどうでもいいのかもしれませんが。。いくら Standard Model がまだまだダサいとはいえ。。一方で原子核理論・実験はどうなんだろうかな、、??
ということで、まあ普通に考えて選択肢2.になるのかな。いくら私が「個人的な」果てしなく壮大な目標として打ち上げたとはいえ所詮は 100% 純粋な自己満足。若ければともかく今となっては別に目立ちたいとも思わないのでそれでいいんですが、また次のチャレンジに進むかな。幸いにして?世代の問題は今回は取り扱わなかったのでやることは残っている。。いや、やることは山のようにあるんですが、できれば精密化みたいなことは 2 流の研究者が束になって人海戦術で片づけてほしい、、私は細かいところの知識がさっぱり足りないのもあるし、、笑。特に原子核理論はヤヴァい、今から深入りできる気がしない笑。私には私の役割があって、私はきっと粗削り専門業者であって細かい作業はやらないのではなくて、できないのだ笑。
...... しかしなぁ、、、おかしいなぁ、、、、、
達成感が欲しくてやってたはずなのに、一体どこまで行ったら達成感が得られるのだ????死ぬギリギリ直前までこんな感じで達成感を得ることなくひたすら素粒子のことを考え続けろってことなのかな、、笑
まあしばらくは一般の堅気の人々と同じように社会人の「報酬に対する責任」という洗礼を受けヒィヒィ言いながら生きていたのですが、、奨学金もクソほど借りてたし笑、どれくらいだったか、、3 年くらい経った頃にはまた研究のやり残しのことを断続的に考えることを始めていたかな。。ちょっと時間の余裕ができ始めた時に。当時はハンググライダーとかやってましたが、雨降ったり風が悪いとやることないし笑。
なおどうでもいいですが社会人生活は思ったよりも可もなく不可もなくという感じでしたかね。クソみたいな博士課程のメンバーの中では私は比較的「人間の真似事」が上手かったのかもしれませんけれど。まあ別にそんなこと、つまり人間社会に馴染むことなんて望んでもいなくて、もっと過激な方向に全振りするべきだったような気もしますけれど。強いて言えば最初の社会人 1 年目は「8 時間働く」ということがやり方がわからなくて辛かったくらいか笑。院生の頃も長時間研究室に居座りながら検討するみたいなことはよくやってた気がしましたが、よくよく考えると集中して考えて、休んで、またやって、という ON と OFF の短時間での繰り返しでやっていたのであり、なんか会社で働くときは基本的にずっと ON のまま 8 時間くらい仕事しなきゃならないという、なんというかペース感?が最初はわからなかった笑。薄く長くやるのが慣れなかった、というべきか。なんか 100m 走の感じで長時間やるみたいなこともまあまあありますが笑。
いやでも可もなく不可もなくというよりは、仕事面でも私はかなり運がよかったかな、、いいタイミングでいい感じ、、その時の能力の 120~300% くらいの仕事が常にある感じで。
ただそれが原因で最近人が少ないこともあり何でもかんでも私の所に仕事が回ってきて必要以上に忙しくなり、結果として時間が全く取れないという状況は苦々しくもありますが、、
なお金銭的にはガチで運がないというか、、研究と仕事以外は運勢のかけらもない感じ。ロシアンルーレットやったら一発目で頭打ち抜く自信があるくらい笑。本当に、、、神様がいるとしたらよほど私に他のすべてを投げうって仕事をやらせたいんだな、と思う笑。
それで研究の残りカスですが、最初に着手したのは spin を何とか説明することであり、、結局この話をつい数日前のぎりぎりまでああだこうだ悩んでいたのですが、、というか今も完全に解決したのかどうか自信がないのですけれど、、まあ一応これならギリみんな許してくれるかな?みたいなところに着地。。面白くはないけれど堅実な感じかな?Standard Model とそんなに変わらなかったというか。良くも悪くも。
... それにしてもまあ、自分がいかに「物理」を知らないのか、ということを大学院卒業後、身にしみてわかりました笑、それは今も変わらないのですが。いろんな粒子の崩壊モードですとか、電子の大きさの測定方法ですとか、弱い相互作用が左手系にしか効かない、ということの実際の実験内容ですとか、baryon の非弾性散乱によって baryon は何か小さい構成粒子 3 個から成り立っていることがわかっている、だからクォークは単なる便宜上の代物ではない、とか、、、
なんというか、新しいことを始めるとしても何が実験的に確かめられている制約なのかまるでわかってなかった、というか。例えば電子の大きさを測定してほぼゼロだと言ったって、ふたを開けてみると剛体の回転とみなしたときの四重極モーメントの測定だとか言ってるので額面通りに受け取れず、ちゃんと実験内容まで把握する必要があるというか。
... まあ、新鮮でしたね。今の方がよっぽど物理をやっている実感があるし、「マジかよ。。」という感じの意外性ばかりで非常に楽しい笑
そもそもなんでまたこんな研究の真似事を再開したのかは覚えていませんが、、、なんでだっけ?そもそも時間が取れたら再開してみようかな、という気持ちは大学院を出た時も持っていたのかも?どうせ誰も興味持たない分野だろうし一人でゆっくりやるのも悪くなかろう、ということで?理論だから紙とペンさえあればできるしな笑。
それとまあ、私が自分の能力をもってしても 100% 絶対に勝てないことに対して無謀な戦いを挑むのが好きだったのかもしれません?命をドブに晒すのが楽しい、というか?なお好きだというのは楽しいということとイコールではないですが。Murphy の法則に「Mother nature is a bitch」というのがありますが、マジ本当にそうだと思っていて自然法則に対しては「クソが!!」とずっと思ってます。。なんで自然界の法則は表面的には簡単そうに見えるのに深く掘るとこんなにも複雑で非対称なんだ??特に弱い相互作用、お前のことだぞ!spin もそうだけど。
ちなみに本当かどうかは知りませんが、サルに餌をやる実験があったとかで?サルにゲームをさせて勝ったらエサが出てくるし負けたら出てこない、みたいなのを勝率を変えながらやらせてみると、5:5 で勝ち負けが決まるところあたりでゲームにはまってやめられなくなるらしく?まあもしかして私がこんなことを続けてるのも勝てるかどうかわからんゲームだからなのかな、、とか思ったり。
まあ私のクソゲーは勝率 50% どころか、数万分の 1 を遥かに下回るんですけどね、、、まあそれと比べると、仕事とかは(ベンチャーとか除けば)割と勝ち確定の状況の方が多いので(そうでないとビジネスにならんやろうな、、)クソつまんないのかな、とか思ったり。まあ仕事に面白さを求めるべきではないと個人的には思ってますが。
今現在ジムカーナをやっている状況も同じなのかもしれず、、勝てなければ勝てないほど面白い(≠楽しい)と思う真性のマゾなのかもしれません、、
それでちょっと手を付けてはまた忙しくなったら長期間ほったらかす、というのを何度かやってましたが、、いやぁ、、spin は手ごわいわぁ、、、もう自分には無理だ、諦めて若手に託して引退しよう、、というのを何度も何度も何度も繰り返し思った。まあ今でも正直結論が出た気はしませんけれど... 一体何なんだろうね?spin って笑。内部自由度ですよと定義すればああそうですかで話が終わるんですが、どこかで、いやそうではないのでは?と思うもう一人の自分がいる、、
ちなみに若者に託したいのは 90% くらい本音なのですが、、一方でこんなこと、というか私のやりたいことそのものでなくていいので何かしら Standard Model を超えるような枠組みを作ってくれる若者が現れてほしいというのは 90% くらい本音ではあるのですが、、
... まあ一方でそう簡単でもないよなぁ、という気持ちもある。
川合さんと同じく?そっち方向に行くと間違いなく終わるから、だれも好き好んで覚悟を持ってそんなヘンなことやらんだろうなぁ、、と。あとやるとしても、私より「ツキ」のある人がどれ程いるのか、、
ああでもそう言えば思い出すと、私の知り合いで笹井君もちょっと変なことしていましたね、、非可換ゲージ理論っていう Standard Model の変化版ですが、よく考えるとこの発想も私の Soliton の話に近しいものがあるか。多少私とは方向が違いましたが彼も彼なりの信念をもって問題(場の量子論の発散の問題)を解決しようとしていたことに対しては敬意を表します。
大村君は何をやっていたか知りませんが、彼も流行に流されることなく、物事の本質をよく見ていましたね、、長生きできんぞ笑。
平田君は信念を持っていたかどうかというと多分持ってなかったかと思いますが笑、ただしみんながやらんような重力の量子化に突き進んでいたのは、、どういうつもりだったのか聞いてみたい笑。平田君は一番ヘンなように見えて実は(あのメンツの中では)一番常識人だったかも?どうかな、、??
そう考えると私の代は割とみんなそれぞれ本気で解決したい問題に対して真摯に向き合っていたとも言えるか。信念ややり方は多少違えど。
まあ本当であればその無数の可能性に対して全部深く掘ってどれが(たとえ部分的にであろうと)イケてそうか考えてみる、ということができればベストなんでしょうけれど、人間の持っている時間というのはそれをやるにはあまりにも短く、、せいぜいたった一つの可能性に対して、ほんのチョットだけ掘ってみるというのが限界だと思うんですよね、、むしろほんのチョットでも何か掘れればすごくラッキーというか。
... そのあたりが私としては、運なのだと思っています。
途中で変えてもいいですが、まずはどの方向を掘るのか決める。これがまず最大の運要素。センスも求められるし、知識も求められる。ただし知識はあり過ぎると臆病になって逆にマイナスになることも多々ある。
あとは掘るといった方面に対して必要な数学的ツールを持っていること。知っている・知らないのレベルもあれば、時代が追い付ていないこともある。なお私はこのあたりがあまりにも貧弱なんだよな、、センスねぇし笑。
諦めの悪さも必要ながら、潔く諦める決断の速さ・正確さ、、、まあ何が正しいなんて後付けでしかわからないのでこれもまた運。
... 真性のマゾにとっては、まあこういうのは楽しいんでしょうね笑。人間の寿命があと 100 倍くらい長ければ多少は違うかもしれないけれど??少なくてお 10,000 倍くらいは欲しいよ、正直言って。
かなり脱線しましたが何を言いたかったかというと、若者に託したい気持ちはやまやまながら、、それはそれでちょっと期待しすぎのような気がしていて、、
... 私が真に私の方針に対して信念を持っているのであれば、これは私にしかできないことなのかもしれない、、という気持ちもあり。。
あとはうまく表現できないものの、3 桁以上の案を出しては自らの手で NG を出して叩き潰してきたものの、それでもきっと私ならできるという謎の自信というか運命感?という感じのものがあったというか、、まったく表現できませんが笑。ふつうはこれだけ失敗すれば自分には才能ないなと諦めた方が「賢い」のかもしれませんが。
... それで spin のことを考えていたものの、世代の話も何かできそうなことを匂わせておかないと、、特に muon が electron + 2 photon に崩壊しないという話は何とかして言及しないと、、
あと途中で気づいたことには spin って弱い相互作用に直結するので弱い相互作用も考えないと本当にリアリティのある話はできないし、弱い相互作用を考えるとβ崩壊もあるので baryon とかも考えないといけないしということで、まあ正直、、到底私一人の手に負えるものではないな、、第一、私は baryon のこと 1/1000 fm も知らないし、と完全に諦めたことも何度も何度も何度もあり。
まあそこまでせんでもええやろ、ほんの僅かに可能性を示せればそれでも立派に論文としては成り立つんやで、とも思いつつ、ただし誰も飛び込みたがらない分野に風穴を開けるためには多少雑でもいいからそれなりの可能性を示してあげんとな、、という思いもあり。例えば湯川の理論は最初はスカラー場だったのが最終的には SU(3) gauge 場になっていますが、まあそういう感じで何か議論のとっかかりを与えればいいんだよ、というのが私のスタンス。。贅沢過ぎるのは承知の上、、、、もしそんなことできたら Einstein と同列に並べるわ笑。
... とはいえ、弱い相互作用と強い相互作用ねぇ、、baryon はあまりにも、あんまりにも闇が深すぎる、、第一、多体系だよ?quark が単独で取り出せないという話も、それだけでクッソ!!!!重い話であり、これを最終解決出来たらそれだけで歴史に名前が残るわ、というレベル。私はよく知りませんが Lattice という数値計算で Color の閉じ込めはシミュレーションできたという話ですが、根拠ゼロで大変勝手・失礼な推測をしますが(間違ってたらごめんなさい)、それでも単独の quark が存在しないことまではおそらくきっと言及できないでしょ?(有限な単独 quark の存在を予言できるのでは?)だって QCD の Lagrangian が単独 quark で有限な感じで書かれてるし?
なんかやりたいことは山ほどあって、、それぞれが単独で死ぬほど、というか何千人もの研究者の命が必要なほど重く、、どこまでやってどこから次に回すか、、でも次に回すとなるとここであんまりいい加減なこと言ってあとから訂正するのは嫌だなぁ、、嫌というか、あんまりそういうことを繰り返すと後続に誰も続いてくれなくなる気が、、考えすぎかもだけど。。
一方で全部終わるまで待ってたら何も論文なんて出せねぇよwwwというのはあるのでどっかで見切りをつけることは、いずれにしても必要。雑でも、最終的に間違っていたとしても。。「後から訂正したくない」という話と矛盾しますが笑、まあそこの折り合いをどこかでつけると。
あとはできれば、■チガイ系とは言え今までの Standard Model に近しいんだよということができれば、もしかしてちょっとくらいは許されるかもね、、??ま、どんな方法であれ少なくとも摂動が有効なところくらいは Standard Model の結果を再現できないと許されないんですけれど、最終的には。
なおどうやれば「新しいアイデアを出せる」かわからないというところでも苦労しましたが、、なんせ、大抵のアイデアは数分~数日で自らのツッコミにより NG が出てゼロから再スタートになるので、とにかく数の勝負、、圧倒的に出したアイデアの数の勝負なんだな、、、
... 一生懸命考えこむとアイデアが出るのか?それか適度に違うことを考えて気を紛らわせた方がアイデアが出やすいのか?少なくともこの四方八方何もわからない状況ではあまり特定の細かい点にこだわり続けるのはあまりよくなく、小さいミクロの視点での検討も必要だがほぼ同時に引きで大きく全体を見て検討する必要もあり、、
... 更には時にはクッソ面倒な計算もしなくてはならず、しかも大体計算した挙句ハズレ、、、この辺りは途中で Mathematia 導入して多少なりとも回避できるようにしましたが、、
... マジ何という苦行だ、、、
それで結局個人的にはどうだったかというと、「携帯とかゲームとか、インターネットとか、全てを「物理的に」切り離してとことん集中して考えさせた方がアイデアが出る」という感じ。まあ当然と言えば当然というか。具体的には紙とペンと家の鍵以外一切何も持たずに長時間散歩する(不審者)だとか、風呂に入って考えるとか。手元に携帯とかあるとどうしても行き詰った時に手に取ってしまう悪い癖があり笑。
...... そんなこんなでダラダラと月日は流れ、、16 年と 4 カ月!とはいえ実質はどれくらいだろう?1 年前後くらいかな?まあ、こんなもんかな?というところにたどり着く、、、、唯一の解とは到底思えませんが、まあ風穴を開ける程度には役に立つかもね?というくらいですが。
... いや、かなり簡単に「たどり着く」と書きましたが、これは私のライフワークであり、絶対に間違いなく未完、それも取っ散らかって結論なんて夢のまた夢で終わるはず、だったものであり、、、
... ???
...... ????
なんかこう、もうちょっとなんかさあ、、、もっとこう、「やったぜ!!!!!!!!!」みたいな感想が出てくるシーンなんじゃないの??これ??違うのか????どうなんだ歴史の偉人たち????
ま、確かに私の目指していたところが彼らとは比較にならない程ちっぽけで中途半端、かつ全然真実にかすりもしない程間違っているのかもしれませんが、、、仮にも人生をかける意気込で、本人が完全に納得するかはともかくとして何らかの形にたどり着いたんだが、、、、???
ま、自信度でいうと、、、Soliton model が最終的な人類の終着点であるべき、というのは 99.9% 信念としては揺らいでいませんが、私の言っていることの正しさは自信度 15% くらいかな。...... だからなのだろうか??でも最初はみんなそんなもんじゃね?という気もしていますけれど。
達成感?どれくらいかな、、10% くらいじゃない?あとは何というかこう、、、いつも通り。
「私が人生をかけて目指したのってたったのこんなにちっぽけな話だったのか??これは目標としてあまりにも低すぎたんじゃね??」という感じ。
...... いや、当時の 20 代の自分の立場でもう一度考えて、低すぎたとは思いませんが、、、ただ、今考えると確かに低すぎるな、、ほぼ何にも言ってないに等しいくらい。。
やったとか何とかいうよりも、とりあえず「次どういう展開になるかな、どうしようかな」という気持ちのみというか。。(これは常日頃思っていたことであり、その意味で今までと何も変わらない、、)
■ 選択肢1. もういい加減こんなクソバカな研究の真似事は手を引く。だがしかし、そうすると私はいよいよ「生きる目標のすべてを失う」。
■ 選択肢2. 多分、90% くらいこれは私の完全なる自己満足に終わるので、引き続き自由に何か考えてみる。競合他者が現れない限りは私は好きな時に自由に活動できる。
■ 選択肢3.競合他者が現れた場合、その人に任せて手を引くか、、、、あるいは混ざってやりたいのであれば何かしら研究の専門職に就かないと日々の情報更新についていけると思えず、、今から就職活動する??今更??
あるいは、、ある昔のベンチャーの知り合いがベンチャーキャピタルから「新しい事業を始めようと思ったとき、近しいことを考えている人が 3 人くらい居る」という教えをもらったそうですが、もしかして世界のどこかでは私と似たようなことというか、何かしら Standard Model と違う枠組みを作っていてしかも完成間近、または既に完成していて発表されているのかもしれず、、
... まあもしかしてそういう流れでまた素粒子論が新たな流れにのりつつあるのであればそれはそれで良いのかな?という気も。
だって、、数年ぶりに arXiv 開いてみましたが、まだ Holographic QCD だとか Blackhole entropy だとか、15 年前と全く何も変わってねぇよ!!という有り様で、、、哀れというかなんというか、、、何とかしてあげたくていたたまれないというか、、、(^_^;
まぁそもそも、当時からそうでしたがイマドキ物理なんて流行らなくて、素粒子論がどうなろうがどうでもいいのかもしれませんが。。いくら Standard Model がまだまだダサいとはいえ。。一方で原子核理論・実験はどうなんだろうかな、、??
ということで、まあ普通に考えて選択肢2.になるのかな。いくら私が「個人的な」果てしなく壮大な目標として打ち上げたとはいえ所詮は 100% 純粋な自己満足。若ければともかく今となっては別に目立ちたいとも思わないのでそれでいいんですが、また次のチャレンジに進むかな。幸いにして?世代の問題は今回は取り扱わなかったのでやることは残っている。。いや、やることは山のようにあるんですが、できれば精密化みたいなことは 2 流の研究者が束になって人海戦術で片づけてほしい、、私は細かいところの知識がさっぱり足りないのもあるし、、笑。特に原子核理論はヤヴァい、今から深入りできる気がしない笑。私には私の役割があって、私はきっと粗削り専門業者であって細かい作業はやらないのではなくて、できないのだ笑。
...... しかしなぁ、、、おかしいなぁ、、、、、
達成感が欲しくてやってたはずなのに、一体どこまで行ったら達成感が得られるのだ????死ぬギリギリ直前までこんな感じで達成感を得ることなくひたすら素粒子のことを考え続けろってことなのかな、、笑
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