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朝霧高原2015年最終タスク (2015/12/22 15:13:00)
ポッドキャスト : image/jpeg
しかし、90%のパイロットがゴールしたというのは嬉しいこと。
最終日の日曜日、同じコンディションで飛べれば最高だと思っても、なかなか天気は気まぐれな生き物のようで、予報は前日と変わって急速に悪い方へと移行するという予報。
朝イチで天気を確認し、まずは自分に昨日とは全く違う舞台なのだと言い聞かせ、考えをリセット。
朝のニュースでは、
昨日の順位が離陸時には優先権として影響してくるので、
結果、
そういえば、この日はわざわざ大会を見に来てくれた人がいて、
T.O.には風がほとんど入らない中での離陸。
2回目で離陸。
空中へ。
前日のように北風が残ることはないものの、その為か上昇は弱め。
裏の山稜線まで出るのにいつもより時間がかかる。
稜線にでてもスコーンと上がるサーマルには出会えず、風は南西からの風が思ったよりも強く入っている。
サーマルに乗り、上昇すると北へ北へと流されていく。
その割には上がりが悪い。そんなコンディション。
スタートまではまだ時間があるので、大会以外のグライダーの動きを見つつ南へと移動。
この時間はまだ上昇は弱く、強くなったとしても、昨日のような高度を取れることはないという予報は
あたっているな。と思いながらうろちょろと空域を飛ぶ。
スタート時間にスタート空域に集まった40~50機ほどが一斉にスタート。
今日はまずまずのスタート位置。
自分にブレーキをかける意味で先頭に立たないようにスピードコントロール。
この日の自分のフライトは、少し余裕を持って飛ぶこと。
フライトイメージもガッツリ攻めて行くのでなく、先頭グループの様子を見ながら飛ぶこと。
そう、いつもとは少し違うスタイルでレースを進めようと思っていた。
緩急付けたフライトを自分のスタイルとして幅を広げたいから。
レースは序盤。団子になりながら最初のターンポイントである天子の山の先を取り、北へと引き返す。
レースを率いるのは、成山選手や廣川選手。
私はすぐ後ろで追う形。
稜線上はタイミングで、違う尾根の上昇がある模様。
レースが進み、選手がばらけてくると、それがよくわかる。
この日は離れすぎないが、沖のターンポイントが2つあった。
この2つをどうこなすか。
逆にいうと、これを早くこなしてくればレースには勝てる。
ただ、高度が上がらないまま沖へ出れば、その後低い高度で山に戻ってきても高度を取り戻すのに
時間がかかるだけ。
そういう意味で、稜線のどのポイントから山を離れるかがこの日のポイント。
1つ目の沖。
これを先に仕掛けたのは成山選手。
私もすぐに同じに倣う。
高度は取れなかったものの、一般のフライヤーが途中で上昇していたので、
それにはいって高度を回復していけば早いと思ったのだ。
しかし、それは上手くいかず、ターンポイントを取って戻ると山の中腹より下。
ここで上昇に手間取る。
多くのグライダーは同じコース取りをしてきた。
しかし、この時全く違う場所から高い高度でターンポイントを取り、
そのまま山の上に付けていったグライダーがいた。
それが稲見選手だとわかったのはゴールした後だった。
あまりに違う高度だったので、私は大会とは別のグライダーだと勝手に勘違いしていたのだ。
天気は確実に天気予報通りに推移していた。
空は若干暗くなり、雲が張ってくる。
上昇もそれに合わせて弱くなってきた。
まだサーマルがなくなってはいない空で、何とか稜線近くまであがり、
いいコースで高度を上げながら先に進むことができた。
おかげで天子の山でこのグループの中で一番早く雲の高さまで上昇をすることができ、
一気にターンポイントを取る。
その先、沖のコースでもう一つ取ってしまおうかと思ったが、
先を見るとびっくりするほどの暗い空域。
上昇が望めるかは確立低そう。
なので一度天子の山に戻る。
しかし、ここでのサーマルはすでに終わっている様子。
北の尾根ではところところでまだ上昇しているグライダーがあるので、切り替えして
北へ。
私と一緒に行くのは多賀選手。
その予想は当たり、尾根の途中で雲まで続く上昇に当たる。
後は2つ目の沖のパイロンを取る。
そして再び山へ。ここで弱いサーマルを捕まえ、山の上の最後のターンポイントを取り、
後はゆっくりとゴールラインをきった。
稲見選手を意識からはずしていたので、まさか15分近く早く我々よりもゴールしていたとは
想像もつかず、着陸してからびっくり!
2日ともレースを制すことができたかと思ったので少し残念でしたが、
結果は、この日が2位で、総合は優勝!!
2015年の最後を優勝で終えることができ、ほっとしています。
翌週は、同じ朝霧エリアで、J2と呼ばれる大会。
ここでは大会初参加の仲間達と共に飛びます。(グライダーはレース機でないグライダーです。)
そして年を越えると、すぐにメキシコ!
さぁ、メキシコに向け準備も開始です。