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獅子は兎に狩られるのにも全力を尽くす
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
獅子は兎に狩られるのにも全力を尽くす (2016/1/5 22:31:00)
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獅子は兎に狩られるのにも全力を尽くす (2016/1/5 22:31:00)
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さて年末というイベントは嵐のように過ぎ去って、新年が超特急のようにやってきました。
年末起きたイベント事が沢山あったのにUPできていなかったので順に書いていくことにします。
J2リーグ
パラグライダーの試合で、2部リーグにあたる大会。
大会入門として位置付けされたこの大会は今年は年間2戦のみの開催。
その2戦目が先日の週末行われた。
今回、Team Eruk のサポーター達が大会に始めて出てみるという話から、私も出場しようということになったのである。
この試合は、私が普段試合で使うCCCクラスとDクラスといったいわゆる上級機は使用できないルール。
私が出場する旨をスポンサーであり上司でありパラグライダー界の自由人である長島氏より、「君にこれを与えよう。」と授かったのがBGDというメーカーのCURE。日本に入ったばかりのCクラス最新機。
長「これを与えるからにはわかっておろうな。」
呉「わかっております。三倍早く動きます」
パラグライダーの試合で、2部リーグにあたる大会。
大会入門として位置付けされたこの大会は今年は年間2戦のみの開催。
その2戦目が先日の週末行われた。
今回、Team Eruk のサポーター達が大会に始めて出てみるという話から、私も出場しようということになったのである。
この試合は、私が普段試合で使うCCCクラスとDクラスといったいわゆる上級機は使用できないルール。
私が出場する旨をスポンサーであり上司でありパラグライダー界の自由人である長島氏より、「君にこれを与えよう。」と授かったのがBGDというメーカーのCURE。日本に入ったばかりのCクラス最新機。
長「これを与えるからにはわかっておろうな。」
呉「わかっております。三倍早く動きます」
ということで、大会初参加のメンバーを率いつつも出るからには手を抜くことなく全力で飛ぶことになったJ2の大会。
計画では、早くゴールして、遅いグライダーの飛びを率いて行こう。というもの。
前の週にJ1が終わったばかりで、私としては少しリラックスフライトと言うつもりでしたが、
初めて大会に出る!という人たちは何となく緊張感
おぉ、なんだか新鮮。
そうだね。準備をしっかりして、いつも通りのフライトをできるようにしよう!!
と軽ーいアドバイス。
緊張していては判断力も鈍ります。
この日の天気予報を見ると、いつ西風が入ってくるかわからない状況。
西風が入ってくるとこのエリア全体が非常に強い乱流帯に入る。
つまり、凄く怖いコンディションになる。
予報では午後遅くなるとそれが入ってくるということ。
大会初心者も多い大会。
超ショートタスクで天子と呼ばれる山に行って帰ってくるという16kmのタスク。
初めての大会の人が多いとはいえ、参加者は皆パイロットライセンスを持つ人たち。
いつもなら天子なんか余裕で行ってきます!というところですが、
それはいつもフリーフライトの時のこと。
フリーでは、十分に行けるときに気が向いたら行ってくる。
でいいのですが、大会ではどうあれそこに行ってこなくてはならない。
ので、いつもよりも色々と考えて飛ばなくてはならないのです。
なんとなく漂う緊張感。
私はというと・・・・・
緊張感が足りてない。
失礼しました。
ただ、飛ぶとなると、しっかり装備のチェック。
短いとはいえどう飛べば早いかもメンバーとチェックをしていざ空へ。
この日はエラップスタイムのレースということで、
時間が決められて一斉に「よーいドン!!」ではなく、
高度をしっかりあげれば、自分のタイミングでいつでもスタートラインをきることができるというもの。
他のメンバーの離陸を見ながらゆっくりと高度を上げていく。
山の稜線の上には、いつもJ1のレースに出ているメンバーを中心に高度を上げて一気に走りだす集団。
それを見ながらまずは雲の高さまで上げられるだけ高度を上げる。
雲の脇を使ってもう少し高さをとって
よーいドン!!!
一気にアクセルを踏んでスタート。
集団は稜線よりも西側を行く。この日の予報は稜線上に出ると西風の影響があるということで
警戒している様子だが、その風が東側でぶつかり合い、稜線より東側の方が上昇帯。
前の週のJ1と同じようなコンディション。
集団をみおくりながら
私は東側をアクセル全開にしていく。
初めてのグライダーなのでテストも兼ねてのフライト。
グライダーは時折突き上げるようなサーマルに入るも、変な挙動を起こすことなくアクセルを緩めると安定。
グライダーが半分大きくつぶれても急な旋回に入ることなくどっしりした感じ。
良いではないか。
ではではと、ずぶずぶと高度を失くしていく集団を少しずつ追い抜きながらゆっくりと稜線に移動。
ターンポイントをそのまま取って折り返す。
このグライダーの性能なら、このまままっすぐランディングを通り過ぎ、次のターンポイントをとってそのままランディング
するに十分な性能。
ただ、そうすると上昇し直して他のグライダーを見ることができないので、途中で高度を2回上げ直して
まずはゴール。
そのまま離陸ポイントに移動してサーマルを掴み、再び上昇して大会初参加組を探しに行く。
お、いたいた。
大会馴れしている人とそうでない人との違いは、いつ高度を上げ、どのくらいで先に進むか。
という違い。
大会で早いと言われる人は必要以上に上昇をしない傾向があります。
だから飛んでいても飛び方でなんとなくわかります。
次の場所でちゃんと上昇できるかわからない大会初心者は必要以上に高度を上げたり、
余計なコースを行ったりします。
それを観察しながら少し先導しながらフライト。
最後は急激にコンディションが渋くなってきたのでしばらく南側の山で低く飛び、
稜線上では風のぶつかる強いサーマルでしばらく遊んでからのランディング。
結局この日は警戒した西風は入らなかったものの、
それはそれで多くの方がゴールをして満足そうだったので、良かった良かった。
私はこの日の最速タイムをたたき出すことができ、長島氏への報告。
「Misson Complete 」
「御苦労!!」
ただ、J1リーグのシード選手のタイムは参考タイムということで正式なランキングには
反映されないこの大会。
それでも私は私でたのしめたのでよしとします。
もっと沢山この形の大会がふえればいいですが・・・・・。
夜は宴会。
いろんな方とお話ができ楽しいうたげ。
翌日は私は予定が入っていた為参戦できませんでしたが、いい刺激を与えることができたのではないでしょうか。
宴会で言われたように、次は初級機にて参戦か!?
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