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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 風の軽さ!? (2016/1/7 16:26:19)
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いつもここに来きて、コーヒーを飲みながらこのブログを書き始めると思うのです。
あっという間に時間が過ぎているなぁ・・・・・と。


そう、今は成田空港で飛行機の搭乗待ちです。
今回は、ヒューストン経由でメキシコシティまでの旅です。


今朝は早めの飛行機なので、渋滞も考えて前日に成田入り。
たまたまFBを見ると・・・・・あれっ?この人も同じ日で前日入り!?

ということで二人で飲んだくれました。
パラグライダー業界を真剣に考えるプロのインストラクター。



さて、前の記事で、風の軽さ、重さに触れたのですが、
どうやら私の書き方は全く間違っていることに気が付きました。

→空とも校長の井上さんありがとうございます。

空気の軽さ、重さは[空気密度]の問題になるので、
その時、その場所の[温度][湿度][高度]によって大きく異なってくるので、
一概に海だから軽い、山だから重いという表現は間違っているわけですね。

むしろ条件によっては海の方が風が重くなる。

逆に山でもひたすら高い山に登ると空気が薄くなり=空気が膨張して軽くなるので、
極端な話、いつも強くて飛びだせない!という風でないと離陸しずらい!ということに
なる・・・・・いや、それを実感しようとするとエベレストからでも飛ばないと実感できないだろうけど。

そう、密度が違うと空気の重さが変わる。
あー難しくなってきた。
空気密度ってなんじゃい!というあなたにイメージ図を。


空気密度は気圧が下がる、又は温度が上がれば同じ面積の空気の中にも、
中に入ってる空気の密度が広がってスカスカな状態になるのですねぇ。

空気は、高度や温度によって膨張したり圧縮されたりするんだよ!
ということがわかればそれでいいのです。

圧縮された空気がパラグライダーや、自分に当たると「重く」感じ、
膨張された空気があたれば「軽く」感じるということ。

感じるといっても実際に重さは変わるのです。

例えば同じ気圧内の空気1m3の重さを見てみると、
今からの寒い時期 温度0℃出会った場合 約1,293kg。
真夏の暑い40℃出会った場合 約1,127kg
おお、100g違うではないか。

これがパラグライダーと自分に吹き続けると考えると、
結構な重さになると思いません??


まぁ、海風と陸の風では単純に風の重い、軽いだけでなく、海では障害物がないために
風は整流され、素直な風になりやすいのに対して、山ではいろいろな障害物が風を乱す
ので、単純な比較はできないんですが。

ちなみにこれから向かうメキシコのバジュデ・ブラボは内陸でしかも非常に乾燥している
地域。しかも、火山性の地質で地面も熱いというもう乾燥アンド温度たかいエリア。

もちろんサーマルはガツガツに激しいとこです。
よし、なんだか嬉しくなってきた。

さて、それでは行ってまいります!



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