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タスク3 調子がでてきました!
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
タスク3 調子がでてきました! (2016/1/19 14:16:31)
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タスク3 調子がでてきました! (2016/1/19 14:16:31)
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だんだんと本来のバジュデのコンディションに近付いてきています。
雨が降ってから3日が立ち、ようやく地面も乾燥してきています。
今日も朝から快晴です。
ここでの朝は、ルーチンのようにいつも同じ行動です。
7:00に宿をでて、大会本部に向かう途中のお店で朝食。(これも決まって、フルーツサラダとホットミルクとホットケーキ)
それから大会本部に行って、バスに乗ってT.O.へ向かうのです。
ただ、空は毎日違います。
晴れていても昨日のように安定しきってサーマルの力が弱いのではタスクをこなす戦略も飛び方も全く違うものになります。
今日は、ウィンドダミーと呼ばれる、空のコンディションを見るためのグライダーは、離陸してまもなく、気持ち良いくらいの
上昇をしていきます。
よし、確実に昨日よりはよいコンディションです。
この日のタスクは84.97Kmのタスク。
昨日と同様の距離ですが、今日は、ぐるっと大きく一周してくるようなタスク。
さて、どうなるのか。
いつものようにGPSにタスクを入力するところから始まります。
我々の飛んだという証拠はこのGPSだけが頼り。
だからこの入力は慎重に、そして確認もしっかりします。
さて、この日のタスクは下図の通り。
青いラインが最短ルートです。
今日は離陸開始時間からスタート時間まで1時間45分もの長い時間が設定されていました。
これも昨日のコンディションを警戒してのこと。
でもその心配は必要なかったと思われます。
なぜなら離陸してすぐにサーマルにヒット。
2600mまですぐに上昇して(ちなみにT.O.は2200m)南西のGスポットへ。
ここで一気に3200mまで上がります。
よしよし、今日はしっかりしたサーマルだ。
荒れてはいるものの、昨日のように、コントロールができなくなるタイミングがあるわけではないので、
少しは楽です。
今日の選択はこの時点ですでにありました。
セオリーというか、アンパイはT.O.からみて東、谷を渡ったところで待つという選択肢。
もう一つは、南西に大きく谷渡りをして対岸の山で待つという選択。
これはかなり距離もあり、リスクもありますが、そこで上がればスタートは非常に有利になります。
私は・・・・・。後者を選んだのです。
後者を選んだのは10機ほどでした。
正直、谷を渡るとき、失敗したかなぁ。
と思いもしましたが、もう戻れない。
こうなれば意地でも高度を上げていくしかない。
元いた場所を振り返ると、120機がガグルを組んで高い高度を保っているのが見えます。
対岸はというと・・・・。上昇が弱すぎる。
弱いサーマルを見つけると全員でそれにしがみつき、上昇がなくなると散らばってサーマルを探す。
そんなことを繰り返していき、地面も暖まりはじめたのか徐々に高度が上がっていき、
スタート時には2600mを超える高度で絶好の位置でのスタート!
大多数の選手を出し抜いた形でスタートを切ったのです。
前半はこのおかげで大きくリードポイントを取ることに成功
よしよし、でもこの先はまだまだ長い。
しかもサーマルはやはり弱い。
先行する我々トップ集団は、サーマルを探して探して進むので、進みが遅い。
それを見ながら来る大集団。
あっという間に飲み込まれてしまいましたが、これは計算内。
ここから先は、集団が有利。
時折、風のぶつかるコンバージェンスとサーマルが入り混じった強い上昇につかまりながら、
東へと向かいます。
今日はテンポよくサーマルを捕まえ、
あせらない気持ちを強く持ってじっくりそれでも前へと進んでいきます。
なので、このタスクは、スタート後は比較的、ピンチになるほど高度を落とさずに最後までいけたのです。
ただ、レース結果を左右する分岐点もありました。
東の大きなターンポイントを取って北へ向かう際、
東側の山沿いに進むグループと、そこから西側の平地に出て北上する2つの集団。
私は西側に進んでいきました。
両者とも同じような進みでいたのですが、途中で東側グループは強いサーマルにヒット。
一気に高度を稼いで北上。
我々は、一気に上がれるような上昇がなく、少し上げては先に進んでいくというスピードの遅い歩み。
ここで東側グループが第一集団、我々が第2集団となり、後を追う形になりました。
しかし、ここから先、高度が一気に上がっていくコンディションになっていき、第一集団もスピードが上がって行きます。
私もポイントポイントでいい上昇にあたり、雲の高さまで一気に上昇、差をつめてはいくものの、
最後はその差をつめきれず、ゴールへの長いファイナルグライド。
ゴールまで15km、ターンポイントを一つ残してのファイナルグライド。
トップグループは一足先に雲底まで高度を上げて進んでしまったので、差を縮めることしかできない。
できるだけ効率的に飛んで、スピードを上げていく。
最後まで、しっかりGPSの計算どおりの高度でゴールラインをきり、無事にレースを終えました。
この日の結果は9位。
今日は私と、大澤選手、そして女子の山下選手が見事ゴールしました。
タスク3ダイジェスト
よし、調子が出てきたので、この調子で行きたいと思います!
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