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メキシコ8日目、63kmゴール
BIRDS ゆきひでの日記
(2025/1/15 22:34:57)
メキシコ8日目、63kmゴール (2016/1/22 21:56:14)
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メキシコ8日目、63kmゴール (2016/1/22 21:56:14)
朝、空は曇って少しひんやりしています。予報の通りだと午後から晴れてくるということで、まず、74kmの仮タスクが発表されました。
しかし、昨日の予報が外れたため、主催者側も弱気なのか、なかなか晴れない空に、タスクが53kmに変更されました。
天気予報おじさんの気の利いたパフォーマンスで大爆笑、おかげで寒い空気が和やかになりました。
晴れ間を待つ間、日本女子チームがPWCにインタビューされました。廣川選手がPWCTVフィリップに言われるままに質問していました。
少し日照が出て、ダミーが上がりはじめると再度タスク変更が発表されました。
少し距離が伸び63kmです。
内容はテイクオフの南側のスタートシリンダーに入った後、西のB03、南東B53、北B41、西B33の3kmのタイムシリンダーに入ってさらに400mに入ってゴールです。
ショートタスクなので、僕は早めにテイクオフオフしました。最初は雲底について待機しやすかったのですが、スタート時間前に渋くなり、集団がどんどん低くなり、僕もさらに低い高度となりました。低かったですが、このタイミングでまさかのスタートです。
スタートを切ったあと先ず最初の選択肢、大多数のB03 に近い方へ行く団体と手前にあるサーマルポイントに行く少数グループに分かれました。僕は低いこともあり後者を選びました。これが成功し遅れを取り戻し、少し後ろから高さを保って良いラインを飛んでターンポイントゲット。
次へのコースも山岸には低くなる集団に、沖をキープハイで追いかける後続グループ、僕は迷わず沖周りで進みトップグループの上につくことができました。
ここからが10km以上の谷渡りです。対岸への最短距離のところで良いサーマルが発生していて一気に3000m以上まで上がり次のターンポイントB53に向かいました。少し前に低い機体も同高度くらいの機体もいます。僕はこの時6番手ほどだったと思います。
B53をとった後はすぐにリターンか、B53近くで発生しているサーマルであげて次へ向かうか、選択しなければなりませんが僕は迷うことなくB53のシリンダーに入ってもなお奥に突っ込み上げ直しました。
同じ選択をした選手の中にはオノラン、モルゲンターラー、アーロン、ピノー、そして呉本選手など、「この選択であってる」と、確信に感じさせてくれるメンバーばかりです。
上げきってテイクオフ方向へダイレクトに向かいます。
気がつけば、スタート前には曇っていた岩盤には強い日差しが照りつけています。
テイクオフより東側のサーマルポイントで一気に上げて、残りB41→B33の10数キロです。一気にスピードを上げて低くてもガンガン攻める機体もいますが、僕はキープハイで良いラインを見ながらB41を取りその後も良いラインでダイレクトにゴールの方向へ向かいます。集団はエンドオブスピードセクションまでスピードアップしますが、僕は地形が複雑なので気をつけながらハーフ〜フルの間でアクセルを使います。
デッドヒートの末スピードセクション通過!この時点では10番手でした。あとはリードアウトポイントがどれだけ取れているかです。
ゴールした後、そのままゴールに降りてもいいのですが、せっかく高度があるので Valle de Bravo ランディングへと向かいました。今なら混んでいませんので。
滑空比や見た目では確実に届くとわかるのですが、やはり水の上を飛ぶのは緊張します。
ランディング上空まで来たらスパイラルで降りる順番調整して、空いているタイミングでランディング。
もし遅れて集団でアプローチすることになるとこんな感じです。
結果は15位でした。
日本人ゴールは呉本選手なんと12位、廣川選手、平木選手です。
女子トップは今日も聖子選手、総合はStefan WYSS(スイス)でした。
また、この日、山下選手がグライダーを損傷してしまい、修理のお手伝いをしました。壊れた機材はその日に直す、テイクオフ前に壊れたたらすぐに直して飛ぶ、これがPWCでは常識です。
実は平木選手もテイクオフ前にスタッフから「破れているぞ〜」と言われてから破れていることに気がついて、PWCスタッフのみんながゼッケンテープでリペアしてくれてその後、飛んだそうな・・・。その後のゴールはさすがです。もし僕にテイクオフ前に同じことが起こったとしたら、それによる精神的ショックを立て直すことができただろうか・・・
残り3タスク頑張ります。
ご声援よろしくお願いします。
しかし、昨日の予報が外れたため、主催者側も弱気なのか、なかなか晴れない空に、タスクが53kmに変更されました。
天気予報おじさんの気の利いたパフォーマンスで大爆笑、おかげで寒い空気が和やかになりました。
晴れ間を待つ間、日本女子チームがPWCにインタビューされました。廣川選手がPWCTVフィリップに言われるままに質問していました。
少し日照が出て、ダミーが上がりはじめると再度タスク変更が発表されました。
少し距離が伸び63kmです。
内容はテイクオフの南側のスタートシリンダーに入った後、西のB03、南東B53、北B41、西B33の3kmのタイムシリンダーに入ってさらに400mに入ってゴールです。
ショートタスクなので、僕は早めにテイクオフオフしました。最初は雲底について待機しやすかったのですが、スタート時間前に渋くなり、集団がどんどん低くなり、僕もさらに低い高度となりました。低かったですが、このタイミングでまさかのスタートです。
スタートを切ったあと先ず最初の選択肢、大多数のB03 に近い方へ行く団体と手前にあるサーマルポイントに行く少数グループに分かれました。僕は低いこともあり後者を選びました。これが成功し遅れを取り戻し、少し後ろから高さを保って良いラインを飛んでターンポイントゲット。
次へのコースも山岸には低くなる集団に、沖をキープハイで追いかける後続グループ、僕は迷わず沖周りで進みトップグループの上につくことができました。
ここからが10km以上の谷渡りです。対岸への最短距離のところで良いサーマルが発生していて一気に3000m以上まで上がり次のターンポイントB53に向かいました。少し前に低い機体も同高度くらいの機体もいます。僕はこの時6番手ほどだったと思います。
B53をとった後はすぐにリターンか、B53近くで発生しているサーマルであげて次へ向かうか、選択しなければなりませんが僕は迷うことなくB53のシリンダーに入ってもなお奥に突っ込み上げ直しました。
同じ選択をした選手の中にはオノラン、モルゲンターラー、アーロン、ピノー、そして呉本選手など、「この選択であってる」と、確信に感じさせてくれるメンバーばかりです。
上げきってテイクオフ方向へダイレクトに向かいます。
気がつけば、スタート前には曇っていた岩盤には強い日差しが照りつけています。
テイクオフより東側のサーマルポイントで一気に上げて、残りB41→B33の10数キロです。一気にスピードを上げて低くてもガンガン攻める機体もいますが、僕はキープハイで良いラインを見ながらB41を取りその後も良いラインでダイレクトにゴールの方向へ向かいます。集団はエンドオブスピードセクションまでスピードアップしますが、僕は地形が複雑なので気をつけながらハーフ〜フルの間でアクセルを使います。
デッドヒートの末スピードセクション通過!この時点では10番手でした。あとはリードアウトポイントがどれだけ取れているかです。
ゴールした後、そのままゴールに降りてもいいのですが、せっかく高度があるので Valle de Bravo ランディングへと向かいました。今なら混んでいませんので。
滑空比や見た目では確実に届くとわかるのですが、やはり水の上を飛ぶのは緊張します。
ランディング上空まで来たらスパイラルで降りる順番調整して、空いているタイミングでランディング。
もし遅れて集団でアプローチすることになるとこんな感じです。
結果は15位でした。
日本人ゴールは呉本選手なんと12位、廣川選手、平木選手です。
女子トップは今日も聖子選手、総合はStefan WYSS(スイス)でした。
また、この日、山下選手がグライダーを損傷してしまい、修理のお手伝いをしました。壊れた機材はその日に直す、テイクオフ前に壊れたたらすぐに直して飛ぶ、これがPWCでは常識です。
実は平木選手もテイクオフ前にスタッフから「破れているぞ〜」と言われてから破れていることに気がついて、PWCスタッフのみんながゼッケンテープでリペアしてくれてその後、飛んだそうな・・・。その後のゴールはさすがです。もし僕にテイクオフ前に同じことが起こったとしたら、それによる精神的ショックを立て直すことができただろうか・・・
残り3タスク頑張ります。
ご声援よろしくお願いします。
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