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４日前に漸くフランスに戻り時差ぼけの連鎖終止符を打つ！

大会中、貧血再発にさらに高高度(宿泊先で1800m、飛行時で4100m)が影響して体力が続くか微妙だったので最後まで飛べただけで感無量だったんだけれど、世間では「楽に勝った」と言われているらしい。
いつの時代も事実と解釈は大きく異なると思い知らされる。

帰国翌日、スポーツ省が主催する「チャンピオンの夜」という2015年の世界チャンピオンになったアスリートが招待されるイベントに参加。全く出席するつもりなかったのに大会中フェデレーションから圧力がかかった。もちろん圧力に負けたわけではなくチームリーダーの顔を立てるため。
パリに一泊して翌日は和食を楽しんで楽器屋の多く集まる区を探索してジャズのピアノ楽譜とCD をゲットし。
しかしこうやっていろいろな楽器を見ているとパラグライダーがいかに高いか思い知らされる。
例えば最近ちょっと気になっているコントラバスという楽器、中古で800ユーロから買える。それに思わず買いそうになった美しいテレキャスターなんか600ユーロだった。コンペ機末端価格分出せば相当いい楽器が買えて、しかも手入れさえすれば大抵数十年は持つだろう。パラコンペ機なんか2年もすればゴミ同然。。
さっき目に付いた美しいコントラバス3500ユーロとテレキャスター買ってもお釣りくるじゃん！！
は～。。ため息。
いやいや！楽器もこだわりだすとキリがないもの！！
数千万円の楽器はあってもパラはそんなのないからね。

パリから帰ると(無事コントラバスもテレキャスも持たず)翌日はリヨンに向かう。
パラグライダーをオリンピックのデモスポーツにするための第一歩を踏み出すためローンアルプ地方のオリンピック競技委員会のイベントに出席してパラ競技の説明、可能性をお偉い方々にきいてもらい今後の展開を支持してもらうためだ。基本私こういうこと苦手だけど誰もやる人いないからね。。

再びリヨンで和食を堪能して夜中に帰宅して爆睡。
そして今日、漸く洗濯物に取り掛かる。

が、久々にいい音でクラッシックなんか聴いちゃったから痺れちゃって涙が出てきてベッドに潜り込む。
いや！！潜ったら身体に音が響かないじゃないか！
とでてみるけれどやっぱり刺激が強すぎるからまた毛布に潜る。
一体何をやってるんだ？私は？

パラの大会って感情を押し殺してることが多いせいでいい音楽とか聞くと今まで奥に押し込められていた感性が爆発しちゃうみたいな事がおこるんだよね。
思う存分シーツを感動の涙で濡らし疲れると次はX Japan Yoshikiのドラムとかにうまくのった後手頃な自分で弾けそうな現実的な曲に落ちつき、最後は自分で弾いておしまい。
大体1日かけてこの行程を行う。
すると次の日からは普通に音楽が聴ける状態になる。
こういう日はyoshiki のドラムの時しか他のことできないので本日は洗濯と軽いお掃除だけやっと完了。
主婦だったら首だけど幸い私は主婦じゃない。

私はパイロットだ。
あと何年かしたら「私はベーシストだ」とか言いたいね～。

寝る前にクラッシックで昂った精神を落ち着かせるために花を活けてみた。
怒らないで、假屋崎省吾（≧∇≦）