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目指せ!日本記録!!
飛行中年
(2025/4/11 10:18:00)
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(2016/4/13 9:05:30)
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4月11日。私の友人のIガキより電話…。
「みっちゃん!明日クロカンに出るから回収してくれ~」
クロカンとはクロスカントリーフライトのこと。ハンググライダーではただ遠くに飛ぶだけの競技をクロスカントリー、略してクロカンというんです。
日本国内では、U家氏が 関西の「大佐山」というところより、琵琶湖まで飛んだ213kmが今のところ最高記録…。
ハンググライダーの世界では、このクロカンの記録を破ろうと誰もが躍起になっています。
その競技には賞金も商品も出ません。勝者が得るものは「名誉」のみです。
しかし、そこにはハンググライダーフライヤーを引き付けるものがあり、記録が狙える今の季節になると、皆がそわそわし始めるのです!
そして、4月12日が今年最高のクロカン記録が狙えそうな気象条件がそろった日だったんです!
私は既に第一線の競技からは退いていますが、記録を塗り替えようと躍起になっている人たちのお手伝いのために、選手の回収サポートをすることにしました。
関西のU家氏の記録を塗り替えるには、私がいる茨城県の足尾山からでは、北方向に向かうのが基本となる方法です。
そのコースは、茨城県石岡市にある私たちが飛ぶ「足尾山」より福島方向に向かい、磐梯山を超えて置賜盆地を渡り山形市へと向かうものです。
このコース、既に2名が山形市手前の上山市まで飛んでいますが、わずかな距離が足りずに日本記録塗り替えには及びませんでした。
電話をかけてきた友人Iガキは、記録を更新するため、あえて山形には向かわずに、蔵王をトップアウト(上昇気流の最高点に達すること)して仙台に突っ込むコースをひそかに考えていました…。
そして4月12日…。
私は既に先行し、足尾山より10km北で待ち構えていました。
そして、先頭の一機目のハンググライダーが上空1000メートルほどを通過していくのを確認しました。
回収サポートの出発です。
私はハイエースを北に飛ばしながら、記録更新を狙うハンググライダーを追いかけます!
道の途中には、女房の大好物「羽二重イチゴ」を売る「いいむら」という店があります。
手ぶらで帰ると女房に怒られるので、まずは羽二重イチゴを確保!
ちなみに今回は、長距離を走りそうなんで、うちの愛犬も同乗しています。
ほどなく、足尾山より20kmほど進んだところで、あっけなく低高度を飛ぶ一機のリジット機(通常のハンググライダーと構造が違い、飛行機に近いものを持つ高性能ハンググライダー)を目撃!
早速回収へと向かいます。
電気店社長のM田氏でした。
こんな短い距離で降りてしまったんで、開き直るしかありません…。
M田氏を回収し、更に北へと進みます。
刻々と携帯に入る情報…。
現在はライブトラックという便利な携帯のアプリがあり、選手の位置情報がリアルタイムで知ることができます。
そのライブトラックと、選手からの情報で、30kmを超えたところで、今度はSYUCOちゃんが降りたとの情報を得ます。
さわやかな笑顔のSYUCOちゃん…。
会社ずる休みしたのに残念でした! お疲れさん。
次にランディング情報が入ったのは、意外にもデーモンさん…。
デーモンさんは世界選手権で3位に入った実力者なのですが…。
栃木県馬頭あたりの古墳群を見ながら走ります。
黒羽町でデーモンさんを回収。約60kmほどでしょうか…。
この近くに結構選手がかたまって降りているようです。
続いてちーちゃん。
女子の世界選手権で優勝した関西のI本さんの、日本最大のライバルです。
お次はシゲト氏…。
さわやかな笑顔ですね…。
どうやらこの辺で、那須岳の南の谷を吹き抜ける西風が強かったらしく、先に進むのが困難な状況だったようです。
私を回収に呼び出したIガキ氏も、白河市手前であえなくランディング…。80kmで終わってしまいました…。
しかし…。
ライブトラックの情報では、それより北の「安達太良山」の上空で、☆氏が飛んでいるようです。
どこまで☆氏が距離を伸ばせるか見守っていましたが…。
福島市に届かず、足尾山より150kmあまりの地点、二本松市にランディングしてしまいます。
日本記録にはまだ50kmほど足りません…。
こうしてこの日は皆が期待したのにも関わらず日本記録を破ることはできませんでした。
しかし…。
クロスカントリーのシーズンは、ゴールデンウィークくらいまでは期待できます。
まだまだ今年も記録更新の可能性が十分にあります。
いったい誰が一番に山形市や仙台に達するか…。
目が離せません!!
「みっちゃん!明日クロカンに出るから回収してくれ~」
クロカンとはクロスカントリーフライトのこと。ハンググライダーではただ遠くに飛ぶだけの競技をクロスカントリー、略してクロカンというんです。
日本国内では、U家氏が 関西の「大佐山」というところより、琵琶湖まで飛んだ213kmが今のところ最高記録…。
ハンググライダーの世界では、このクロカンの記録を破ろうと誰もが躍起になっています。
その競技には賞金も商品も出ません。勝者が得るものは「名誉」のみです。
しかし、そこにはハンググライダーフライヤーを引き付けるものがあり、記録が狙える今の季節になると、皆がそわそわし始めるのです!
そして、4月12日が今年最高のクロカン記録が狙えそうな気象条件がそろった日だったんです!

私は既に第一線の競技からは退いていますが、記録を塗り替えようと躍起になっている人たちのお手伝いのために、選手の回収サポートをすることにしました。
関西のU家氏の記録を塗り替えるには、私がいる茨城県の足尾山からでは、北方向に向かうのが基本となる方法です。
そのコースは、茨城県石岡市にある私たちが飛ぶ「足尾山」より福島方向に向かい、磐梯山を超えて置賜盆地を渡り山形市へと向かうものです。
このコース、既に2名が山形市手前の上山市まで飛んでいますが、わずかな距離が足りずに日本記録塗り替えには及びませんでした。
電話をかけてきた友人Iガキは、記録を更新するため、あえて山形には向かわずに、蔵王をトップアウト(上昇気流の最高点に達すること)して仙台に突っ込むコースをひそかに考えていました…。

そして4月12日…。
私は既に先行し、足尾山より10km北で待ち構えていました。
そして、先頭の一機目のハンググライダーが上空1000メートルほどを通過していくのを確認しました。
回収サポートの出発です。
私はハイエースを北に飛ばしながら、記録更新を狙うハンググライダーを追いかけます!

道の途中には、女房の大好物「羽二重イチゴ」を売る「いいむら」という店があります。

手ぶらで帰ると女房に怒られるので、まずは羽二重イチゴを確保!

ちなみに今回は、長距離を走りそうなんで、うちの愛犬も同乗しています。

ほどなく、足尾山より20kmほど進んだところで、あっけなく低高度を飛ぶ一機のリジット機(通常のハンググライダーと構造が違い、飛行機に近いものを持つ高性能ハンググライダー)を目撃!

早速回収へと向かいます。

電気店社長のM田氏でした。
こんな短い距離で降りてしまったんで、開き直るしかありません…。
M田氏を回収し、更に北へと進みます。
刻々と携帯に入る情報…。
現在はライブトラックという便利な携帯のアプリがあり、選手の位置情報がリアルタイムで知ることができます。

そのライブトラックと、選手からの情報で、30kmを超えたところで、今度はSYUCOちゃんが降りたとの情報を得ます。

さわやかな笑顔のSYUCOちゃん…。
会社ずる休みしたのに残念でした! お疲れさん。
次にランディング情報が入ったのは、意外にもデーモンさん…。
デーモンさんは世界選手権で3位に入った実力者なのですが…。

栃木県馬頭あたりの古墳群を見ながら走ります。
黒羽町でデーモンさんを回収。約60kmほどでしょうか…。

この近くに結構選手がかたまって降りているようです。
続いてちーちゃん。
女子の世界選手権で優勝した関西のI本さんの、日本最大のライバルです。

お次はシゲト氏…。

さわやかな笑顔ですね…。
どうやらこの辺で、那須岳の南の谷を吹き抜ける西風が強かったらしく、先に進むのが困難な状況だったようです。
私を回収に呼び出したIガキ氏も、白河市手前であえなくランディング…。80kmで終わってしまいました…。
しかし…。
ライブトラックの情報では、それより北の「安達太良山」の上空で、☆氏が飛んでいるようです。
どこまで☆氏が距離を伸ばせるか見守っていましたが…。
福島市に届かず、足尾山より150kmあまりの地点、二本松市にランディングしてしまいます。
日本記録にはまだ50kmほど足りません…。
こうしてこの日は皆が期待したのにも関わらず日本記録を破ることはできませんでした。
しかし…。
クロスカントリーのシーズンは、ゴールデンウィークくらいまでは期待できます。
まだまだ今年も記録更新の可能性が十分にあります。
いったい誰が一番に山形市や仙台に達するか…。
目が離せません!!
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